原則
投稿者: marchingpeople 投稿日時: 2003/08/05 19:39 投稿番号: [158823 / 177456]
> あの時点で、フセイン政権を打倒しないのなら、存続することを受け容れる
> 覚悟が出来てないといけないと思うのだが?
核が数発あれば、共存する覚悟は出来ただろうと思います。それにゴアでさえ、「アメリカ政治の本当に困った点は、各政権が前政権の政策のすべてを批判し、引き継いだ成果を台なしにするか、あるいは、その名称を変えて政策のルーツを消し去ってしまうことだ(悪の枢軸と国際協調のゆくえ Copyright 2002by the Council on Relations Inc.& Foreign Affairs, Japan )」と嘆いています。これは2大政党制の弊害でしょうか。
また、歴史家のアーネスト・メイは「歴史の教訓 戦後アメリカ外交分析(原著は73年出版)」で、アメリカの外交が大きく転換されるのは国内事情からではなく、国外の、国外からの事件であり、「遺憾ながら私はまた、自分たちが比較的貧しいと民衆が考えている地球上の大部分の地域に、アメリカ経済がますます進出していくことから生ずる諸問題に対して、アメリカはただ一時しのぎの政策を今後も長くとり続けるものと予想する」。
「それを遺憾というのも、私が見るところ彼ら民衆がアメリカ経済に対して持っている反発こそ、おそらく次の十年、ないしその次の十年のいつかに、アメリカ外交政策の画期を作るさまざまな事件を生むにちがいないと、予測するからにほかならない(進藤 榮一 訳)」と述べています。
つまり問題として認識されてはいるのですが、改善される見込みはありません。これは大きな出来事がない限り、ユナイテッドではないステーツであるアメリカの性格、すなわち個人主義が尊重され、その意志によって参加した共同体以外には排他的になる傾向があり、それが政治の場にも持ち込まれるからでしょう。
それに歴史観の違いもあると思います。サイード氏の「こうしたコンセンサスは巧みに・・・排除されることになる。 http://www.diplo.jp/articles03/0303.html 」からも分かるように歴史に対して否定的です。私も、ビバヒルでディランが“I'm history.”と言って立ち去るのを見て、「アメリカでは歴史も随分クールなんだな」と驚いたことがあります(^^;
多分この辺は、プロテスタンティズムの「現世」に対する考えが変遷して、「現在」を最重視するようになったのではと思います。
ですのでその時々の判断は、歴史的な責任とか継続性ではなく、福音書のような確固たるものに拠る事が多く、少なくとも、ある程度継続されるには、ドクトリンとなる必要があります。要するに原則重視です。
現在は、9・11という画期から、中東を民主化することによってテロリズムを一掃(*)しようと政策が変更されたようです。
民主化も怪しげな人物も混じっているネオコンが叫ぶと、何か戦争のためとか上からの押しつけのように感じますが、「人民を絶対専制のもとに帰せしめようとする企図が明らかとなるとき,そのような政府をなげうち,自らの将来の安全を守る新たな備えをすることは,人民にとっての権利であり,義務である http://storymania.infoseek.livedoor.com/america/declar.htm **」と、やがては世界に広まるとアメリカ人は信じています。
ちなみにインディアンをけしかけて襲わせ、宣言に盛り込まれこそしませんでしたが奴隷制度を押しつけたのも国王ジョージIII世だとしています。難癖つけて戦争にいたることろも、そっくりでしょう(^^;
特異な存在と見られがちですが、ネオコンもアメリカの大原則に基づいて行動しています。
> なんですか、それ? よう分からんのですが、あなたは、アメリカのフセイン政権
> 打倒のための武力行使を、総体としては支持しているという風に考えて
> いいのですか?
イラク戦争は合理的な判断からに見えます。また仮に今後イラクが混乱すれば、石油価格に跳ね返るので協調介入の動機となり、イラクの安定化は保証されていると思います。さらに劣化ウラン弾による汚染など、フセイン政権下ではプロパガンダと一蹴されていた事も顕在化するでしょう。だから正当性に欠ける戦争がもたらす負の影響よりも(宗教的な亀裂、テロの増加、印パ間の紛争を考えると軽視できない)、まだましだと考え支持しています。
まあ、WMDについてはいかがわしいと思っていましたが、それでも騙されたと感じています(苦笑)。
*何故、抑制や減少ではなく、テロリズムを一掃できると考えるのか、山内 進氏の「十字軍の思想」が理解の一助になるでしょう。
**「アメリカ独立戦争」は、当時の英\xB9
> 覚悟が出来てないといけないと思うのだが?
核が数発あれば、共存する覚悟は出来ただろうと思います。それにゴアでさえ、「アメリカ政治の本当に困った点は、各政権が前政権の政策のすべてを批判し、引き継いだ成果を台なしにするか、あるいは、その名称を変えて政策のルーツを消し去ってしまうことだ(悪の枢軸と国際協調のゆくえ Copyright 2002by the Council on Relations Inc.& Foreign Affairs, Japan )」と嘆いています。これは2大政党制の弊害でしょうか。
また、歴史家のアーネスト・メイは「歴史の教訓 戦後アメリカ外交分析(原著は73年出版)」で、アメリカの外交が大きく転換されるのは国内事情からではなく、国外の、国外からの事件であり、「遺憾ながら私はまた、自分たちが比較的貧しいと民衆が考えている地球上の大部分の地域に、アメリカ経済がますます進出していくことから生ずる諸問題に対して、アメリカはただ一時しのぎの政策を今後も長くとり続けるものと予想する」。
「それを遺憾というのも、私が見るところ彼ら民衆がアメリカ経済に対して持っている反発こそ、おそらく次の十年、ないしその次の十年のいつかに、アメリカ外交政策の画期を作るさまざまな事件を生むにちがいないと、予測するからにほかならない(進藤 榮一 訳)」と述べています。
つまり問題として認識されてはいるのですが、改善される見込みはありません。これは大きな出来事がない限り、ユナイテッドではないステーツであるアメリカの性格、すなわち個人主義が尊重され、その意志によって参加した共同体以外には排他的になる傾向があり、それが政治の場にも持ち込まれるからでしょう。
それに歴史観の違いもあると思います。サイード氏の「こうしたコンセンサスは巧みに・・・排除されることになる。 http://www.diplo.jp/articles03/0303.html 」からも分かるように歴史に対して否定的です。私も、ビバヒルでディランが“I'm history.”と言って立ち去るのを見て、「アメリカでは歴史も随分クールなんだな」と驚いたことがあります(^^;
多分この辺は、プロテスタンティズムの「現世」に対する考えが変遷して、「現在」を最重視するようになったのではと思います。
ですのでその時々の判断は、歴史的な責任とか継続性ではなく、福音書のような確固たるものに拠る事が多く、少なくとも、ある程度継続されるには、ドクトリンとなる必要があります。要するに原則重視です。
現在は、9・11という画期から、中東を民主化することによってテロリズムを一掃(*)しようと政策が変更されたようです。
民主化も怪しげな人物も混じっているネオコンが叫ぶと、何か戦争のためとか上からの押しつけのように感じますが、「人民を絶対専制のもとに帰せしめようとする企図が明らかとなるとき,そのような政府をなげうち,自らの将来の安全を守る新たな備えをすることは,人民にとっての権利であり,義務である http://storymania.infoseek.livedoor.com/america/declar.htm **」と、やがては世界に広まるとアメリカ人は信じています。
ちなみにインディアンをけしかけて襲わせ、宣言に盛り込まれこそしませんでしたが奴隷制度を押しつけたのも国王ジョージIII世だとしています。難癖つけて戦争にいたることろも、そっくりでしょう(^^;
特異な存在と見られがちですが、ネオコンもアメリカの大原則に基づいて行動しています。
> なんですか、それ? よう分からんのですが、あなたは、アメリカのフセイン政権
> 打倒のための武力行使を、総体としては支持しているという風に考えて
> いいのですか?
イラク戦争は合理的な判断からに見えます。また仮に今後イラクが混乱すれば、石油価格に跳ね返るので協調介入の動機となり、イラクの安定化は保証されていると思います。さらに劣化ウラン弾による汚染など、フセイン政権下ではプロパガンダと一蹴されていた事も顕在化するでしょう。だから正当性に欠ける戦争がもたらす負の影響よりも(宗教的な亀裂、テロの増加、印パ間の紛争を考えると軽視できない)、まだましだと考え支持しています。
まあ、WMDについてはいかがわしいと思っていましたが、それでも騙されたと感じています(苦笑)。
*何故、抑制や減少ではなく、テロリズムを一掃できると考えるのか、山内 進氏の「十字軍の思想」が理解の一助になるでしょう。
**「アメリカ独立戦争」は、当時の英\xB9
これは メッセージ 158727 (light_cavalryman さん)への返信です.
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