善悪主義と「そもそも主義」
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/06/13 18:21 投稿番号: [157501 / 177456]
>ローマ人によって放逐されたユダヤ人との間に血縁関係はあるのだろうか?
ユダヤ人ってのは、血縁をもとにした定義じゃなくて
宗教を基盤にしているから血縁は意味がない。
(今のパレスチナ人のなかには、「2000年前までたどればユダヤ人」
って人もいるだろうが、彼らを「ユダヤ人」とは呼ばないし、
本人たちも自分をユダヤ人とは思っていない)
>「善悪」の問題は重要だと考えている。
>一つ一つ紐を解いて、真の正しきを探し出す姿勢を失ってはならない…。
中東問題に善悪を持ち込まないほうがいい、というのは
あまりに多様な価値観を、当事者たちが持っているからだ。
ラビンを暗殺した男と、違法入植地撤去程度で大騒ぎする入植者と、
「ユダヤ人を一人もパレスチナに残さない」と叫ぶハマス。
シャロンとアラファト。
こういった人たちが誰もが受け入れられる「善悪」など存在しない。
かの地では、その人なりの「真の正しき」が数十種類も存在するのだ。
なかには唖然とするような「善悪」基準もあるし、納得できる基準もある。
そのなかで、どこからどこまでを許容範囲にするかは、本人たちが決めること。
もちろん「力=正義」「現実=善」とは言っていない。
ただし、現実を望ましい方向に転換したければ現実を見据える必要がある。
また力の源泉を、多少は謙虚にみたほうがいい。
すとんぷ氏が、157404で
「アメリカの強さの秘密は陰謀などでは説明できない」と語っているが
これはイスラエルについてもあてはまる。
(もちろんイスラエルにはアメリカほどの強さも魅力もないが)
「イスラエルの強さ」「パレスチナの悲惨さ」は
「アメリカの後ろ楯」だけでは説明できない。
ベングリオンは、エルサレムを含まない国連分割案にサインした。
疲弊した難民をまとめあげるためには国が必要だと知っていたから。
社会主義経済建設を唱っていながら、アメリカと手を組んだ。
ソ連経済の先行きを見通していたのか?
こういった「肝計」は評価されていい。
>サダトの裏切り行為は、長く中東史に刻み付けられるだろう。
サダトは「いつまでも俺たちはパレスチナ人のお守じゃない」と気付いただけ。
それは決して裏切りではなく、覚醒。
で、第4次中東戦争の奇襲攻撃(しかもラマダン中)も
「将来の平和交渉を有利にするために」というから恐れ入る。
現実と力を、よりよく考えて「衝撃と畏怖」をぶちかましたわけだ。
その結果、戦争に負けたのにシナイ半島を取りかえし、平和条約を結び
軍事負担を大幅に減らし、さらにはアメリカからの援助をがっぽがっぽ。
これを「裏切り」「悪」というのはいかがなものか?
>何百年も経てば、さすがに政治情勢が変わってしまうと思うから、
>ゲットできるかもしれないと思うよ。
>ただ、それまで苦しい戦争状態を続けて、悲惨な毎日に絶えつづけられるか
>どうか、モチベーションを維持しつづけられるかどうか、それは大いに疑問だがね。
3年弱のテロ攻勢で、報復攻撃と封鎖で今やガタガタのパレスチナ人。
この状況を武力で突破できると夢を見るハマスらの夢想家を傍流においやり
現実に「覚醒」した新世代の指導者を援助することが
国際社会の義務ではないのか?
>久しい以前に、新宿地下街に住んでいたホームレスたちが追い出されたが、
>不法占拠は、何年経とうが、無効では? (笑)
君の言葉には入植者が身悶えして大喜びするだろう。
入植者たちに言わせれば、
「2000年間も不法占拠していたアラブ人から、
やっと正統な持ち主が土地を取りかえした」のだから。
よくあるのだが、中東問題について
「そもそもシオニストが入ってきて…」と説明する輩がおる。
しかし、この「そもそも主義」には大きな問題がある。
気をつけないと、「そもそも第1次大戦で…」
「そもそもドレフュス事件で…」「そもそも十字軍…」「そもそもダビデ王が…」と、
あっというまに4000年近く遡ってしまうのだ。
これは笑えるけど笑えない。
本人たちにとってみれば、ダビデもサラディンも
親戚のおじさん感覚なのだから。
だから、今のインティファーダについて考えるなら、
遡るのは、オスロ合意、せめて6日戦争あたりまでにしておいたほうがいい。
ユダヤ人ってのは、血縁をもとにした定義じゃなくて
宗教を基盤にしているから血縁は意味がない。
(今のパレスチナ人のなかには、「2000年前までたどればユダヤ人」
って人もいるだろうが、彼らを「ユダヤ人」とは呼ばないし、
本人たちも自分をユダヤ人とは思っていない)
>「善悪」の問題は重要だと考えている。
>一つ一つ紐を解いて、真の正しきを探し出す姿勢を失ってはならない…。
中東問題に善悪を持ち込まないほうがいい、というのは
あまりに多様な価値観を、当事者たちが持っているからだ。
ラビンを暗殺した男と、違法入植地撤去程度で大騒ぎする入植者と、
「ユダヤ人を一人もパレスチナに残さない」と叫ぶハマス。
シャロンとアラファト。
こういった人たちが誰もが受け入れられる「善悪」など存在しない。
かの地では、その人なりの「真の正しき」が数十種類も存在するのだ。
なかには唖然とするような「善悪」基準もあるし、納得できる基準もある。
そのなかで、どこからどこまでを許容範囲にするかは、本人たちが決めること。
もちろん「力=正義」「現実=善」とは言っていない。
ただし、現実を望ましい方向に転換したければ現実を見据える必要がある。
また力の源泉を、多少は謙虚にみたほうがいい。
すとんぷ氏が、157404で
「アメリカの強さの秘密は陰謀などでは説明できない」と語っているが
これはイスラエルについてもあてはまる。
(もちろんイスラエルにはアメリカほどの強さも魅力もないが)
「イスラエルの強さ」「パレスチナの悲惨さ」は
「アメリカの後ろ楯」だけでは説明できない。
ベングリオンは、エルサレムを含まない国連分割案にサインした。
疲弊した難民をまとめあげるためには国が必要だと知っていたから。
社会主義経済建設を唱っていながら、アメリカと手を組んだ。
ソ連経済の先行きを見通していたのか?
こういった「肝計」は評価されていい。
>サダトの裏切り行為は、長く中東史に刻み付けられるだろう。
サダトは「いつまでも俺たちはパレスチナ人のお守じゃない」と気付いただけ。
それは決して裏切りではなく、覚醒。
で、第4次中東戦争の奇襲攻撃(しかもラマダン中)も
「将来の平和交渉を有利にするために」というから恐れ入る。
現実と力を、よりよく考えて「衝撃と畏怖」をぶちかましたわけだ。
その結果、戦争に負けたのにシナイ半島を取りかえし、平和条約を結び
軍事負担を大幅に減らし、さらにはアメリカからの援助をがっぽがっぽ。
これを「裏切り」「悪」というのはいかがなものか?
>何百年も経てば、さすがに政治情勢が変わってしまうと思うから、
>ゲットできるかもしれないと思うよ。
>ただ、それまで苦しい戦争状態を続けて、悲惨な毎日に絶えつづけられるか
>どうか、モチベーションを維持しつづけられるかどうか、それは大いに疑問だがね。
3年弱のテロ攻勢で、報復攻撃と封鎖で今やガタガタのパレスチナ人。
この状況を武力で突破できると夢を見るハマスらの夢想家を傍流においやり
現実に「覚醒」した新世代の指導者を援助することが
国際社会の義務ではないのか?
>久しい以前に、新宿地下街に住んでいたホームレスたちが追い出されたが、
>不法占拠は、何年経とうが、無効では? (笑)
君の言葉には入植者が身悶えして大喜びするだろう。
入植者たちに言わせれば、
「2000年間も不法占拠していたアラブ人から、
やっと正統な持ち主が土地を取りかえした」のだから。
よくあるのだが、中東問題について
「そもそもシオニストが入ってきて…」と説明する輩がおる。
しかし、この「そもそも主義」には大きな問題がある。
気をつけないと、「そもそも第1次大戦で…」
「そもそもドレフュス事件で…」「そもそも十字軍…」「そもそもダビデ王が…」と、
あっというまに4000年近く遡ってしまうのだ。
これは笑えるけど笑えない。
本人たちにとってみれば、ダビデもサラディンも
親戚のおじさん感覚なのだから。
だから、今のインティファーダについて考えるなら、
遡るのは、オスロ合意、せめて6日戦争あたりまでにしておいたほうがいい。
これは メッセージ 157496 (adiaq_la さん)への返信です.
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