デモ!でも?デモ・・・(1)
投稿者: chottomato3 投稿日時: 2003/03/02 22:59 投稿番号: [153229 / 177456]
ゲーム感覚で変化起こせ
小林一朗氏(CHANCE! 呼びかけ人)・(聞き手=南島信也)
-- -反戦や平和を訴えるピースウオークをを始めたきっかけは。
「9・11の映像は、何かをしたいという気持ちに人々をさせた。でも『米国の身勝手な行動を許すな』という左翼的な抗議行動には若者は参加したがらない。運動に参加しない人への威圧に見えるんですよ。本人は政府に意思表示しているつもりだったとしても。もっと気楽に表現できる場が必要だと思った」
-- -それでネットを使って参加を呼びかけた。
「いきなり『みんなで平和をやろう』じゃ乗ってくるはずがない。東京で軸になったメンバーは、デザイナーとかプランナー、ITエンジニアといった横文字職業の人たちが多かった。見栄えのよいウェブをデザインしたり、車にアンプを積んで音楽つきのDJカーを使ったり。センスがよかった」
「僕は『平和を祈ろう』とか『皆が平和な気持ちになれば戦争は起こらない』という思いだけでは戦争は止まらないと思う。『なぜこんなに容易に戦争が起こされるのか』『なぜタイミングよくテロが起こるのか』というところまで理解を高めたかった。ネット上を探すとそういう情報がたくさん集まっていた。一方で、評論はするけど行動はしない、リスクも負わないという傾向もある。現象と現象がぶつかり合った時に出てくる、期待を超える効果にネットでは出会いにくい。それができるのが現場であり、対話なんです」
-- -渋谷や原宿でやったというのも現代風です。
「あそこにはコンセプトを大事にしたショップや自分の目でモノを選ぼうという人たちが多い。そういう場所に集う若者にメッセージを伝えたかった。そして人に見てもらえる場所でやらなければ意味がない。国会前でシュプレヒコールを上げても政治家はびびらない。東京や反戦グループは彼らの票田ではないから」
-- -勢いではなく、熟慮して始めたわけですね。
「よく言えば社会変革、悪く言えばゲームかも。このどうしようもない日本に変化を起こせるかというのは、すごいワクワク感がある。でも戦略通りにいかないのが面白さ。想像を超えた部分が出てくるのが楽しい」
-- -でもニューヨークやロンドンの反戦デモは数十万人単位です。
「欧米であれだけ動員できるのは、彼らが帝国の論理、つまり戦争は構造的、政略的に起こされるものだということを知っているからだと思う。欧州もかつては帝国だった。負けるとどういう目に遭うか分かっている。日本で動員で集められる限界は2万〜3万人、ピースウオークは1けた少ない。残念ながらそれが現在の日本の市民パワーです。僕らのムーブメントも消費されてしまう」
-- -W杯の熱狂ぶりを見ると、若者は決して冷めているわけではないのでは。
「エネルギーの向け場が不明確なんだと思う。僕らの世代は資本主義のおいしい部分を享受して育ってきた。それを否定しても若者は乗らないですよ」
「これからは中小企業の人たちがカギだと思う。彼らは呼びかけてもデモに参加しない。だが、暮らしに必要な価値を作り出せる人たちが参加しなければ世の中は動かせない。彼らには海の向こうの戦争より、月末の手形をどうするかの方が重要。彼らが動けるようなサポートが必要なんです」
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↑以上、タイトル・本文とも今日の朝日新聞「三者三論」より。
小林一朗氏(CHANCE! 呼びかけ人)・(聞き手=南島信也)
-- -反戦や平和を訴えるピースウオークをを始めたきっかけは。
「9・11の映像は、何かをしたいという気持ちに人々をさせた。でも『米国の身勝手な行動を許すな』という左翼的な抗議行動には若者は参加したがらない。運動に参加しない人への威圧に見えるんですよ。本人は政府に意思表示しているつもりだったとしても。もっと気楽に表現できる場が必要だと思った」
-- -それでネットを使って参加を呼びかけた。
「いきなり『みんなで平和をやろう』じゃ乗ってくるはずがない。東京で軸になったメンバーは、デザイナーとかプランナー、ITエンジニアといった横文字職業の人たちが多かった。見栄えのよいウェブをデザインしたり、車にアンプを積んで音楽つきのDJカーを使ったり。センスがよかった」
「僕は『平和を祈ろう』とか『皆が平和な気持ちになれば戦争は起こらない』という思いだけでは戦争は止まらないと思う。『なぜこんなに容易に戦争が起こされるのか』『なぜタイミングよくテロが起こるのか』というところまで理解を高めたかった。ネット上を探すとそういう情報がたくさん集まっていた。一方で、評論はするけど行動はしない、リスクも負わないという傾向もある。現象と現象がぶつかり合った時に出てくる、期待を超える効果にネットでは出会いにくい。それができるのが現場であり、対話なんです」
-- -渋谷や原宿でやったというのも現代風です。
「あそこにはコンセプトを大事にしたショップや自分の目でモノを選ぼうという人たちが多い。そういう場所に集う若者にメッセージを伝えたかった。そして人に見てもらえる場所でやらなければ意味がない。国会前でシュプレヒコールを上げても政治家はびびらない。東京や反戦グループは彼らの票田ではないから」
-- -勢いではなく、熟慮して始めたわけですね。
「よく言えば社会変革、悪く言えばゲームかも。このどうしようもない日本に変化を起こせるかというのは、すごいワクワク感がある。でも戦略通りにいかないのが面白さ。想像を超えた部分が出てくるのが楽しい」
-- -でもニューヨークやロンドンの反戦デモは数十万人単位です。
「欧米であれだけ動員できるのは、彼らが帝国の論理、つまり戦争は構造的、政略的に起こされるものだということを知っているからだと思う。欧州もかつては帝国だった。負けるとどういう目に遭うか分かっている。日本で動員で集められる限界は2万〜3万人、ピースウオークは1けた少ない。残念ながらそれが現在の日本の市民パワーです。僕らのムーブメントも消費されてしまう」
-- -W杯の熱狂ぶりを見ると、若者は決して冷めているわけではないのでは。
「エネルギーの向け場が不明確なんだと思う。僕らの世代は資本主義のおいしい部分を享受して育ってきた。それを否定しても若者は乗らないですよ」
「これからは中小企業の人たちがカギだと思う。彼らは呼びかけてもデモに参加しない。だが、暮らしに必要な価値を作り出せる人たちが参加しなければ世の中は動かせない。彼らには海の向こうの戦争より、月末の手形をどうするかの方が重要。彼らが動けるようなサポートが必要なんです」
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↑以上、タイトル・本文とも今日の朝日新聞「三者三論」より。
これは メッセージ 153228 (chottomato3 さん)への返信です.
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