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教育基本法の見直し

投稿者: katakurichan2 投稿日時: 2002/12/15 03:38 投稿番号: [150753 / 177456]
下野新聞で見つけたコラムです。

「平和塔」2002年11月26日
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/colum02/021126c.html

  中央教育審議会の中間報告で、教育基本法の見直しが打ち出された。「たくましい日本人」を育成するには重要な原則や理念が不十分だ、とする。その最初に挙げられているのが「1人ひとりの個性に応じてその能力を最大限に伸ばすという視点」である

  ▼報告は「これまでの教育においては、もっぱら結果の平等を重視する傾向があり、そのことが過度に画一的な教育につながった」とし、これを基本法のせいにしているが、言いがかりというものだ

  ▼法制定にかかわった当時の文部官僚は「教育基本法の解説」(1947年)で、機会均等の理念(3条)についてこう書いている。「(機会均等は)すべての児童や青年に同一の教育を与えることではない。人々に個人差の存することはかくれもない事実であり、個人差に応ずる教育を行うことが人々の天分を伸ばし、個性を完成するゆえんである」

  ▼これを画一教育のすすめと読む人はいないだろう。基本法のそもそもの出発点は著しく中央集権化された戦前の国家主義的教育の反省にある。基本法を画一教育の根源とするのは、どう見ても無理がある。報告からは、はじめに見直しありき、という政治的意図が透けて見える

  ▼画一教育をもたらしたのは、基本法とはほど遠い中央集権的な教育行政だ。基本法より教育行政の見直しこそ問題にすべきだろう。
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