>イスラエルを支持すれば(1)
投稿者: marchingpeople 投稿日時: 2002/11/14 22:12 投稿番号: [149929 / 177456]
こんにちは、katakurichan2さん
>しかし、先制攻撃とかしちゃったら、やっぱりマズイよー・・・
レーガン政権の国防次官補を務めたリチャード・パール氏は現在ラムズフェルド長官の顧問と米国防政策委員会の委員長を務めています。同委員会は「サウジアラビアがテロリズム撲滅にさらなる取り組みを見せなければ、同国の油田を攻撃して同国経済に損害を与えることを提言する報告を発表した。」(8月9日付 ロイター)。米国防総省は後に、同報告には同意しませんでしたが、これなんか、もう、「同盟国に対する大規模なテロの予告」です。
ちなみにサウジ・バッシングはNY在住の王女をメイドに対する暴行で訴えたり、サウジ駐留の女性兵士がアバヤの着用を軍が義務づけたのは憲法違反だと訴えています。女性兵士については、なんと、キリスト教右派のジェシー・ヘルムズ上院議員が支援に回って、全会一致で義務を破棄するように軍に求めて(命じて?)います。
議会じゃ女性蔑視っていうか超保守派のヘルムズ議員が女性兵士を支援するほど、露骨な嫌がらせをサウジに行うぐらいですから、米国のタカ派としては、イラク攻撃回避だけは絶対避けたい悪夢でしょうね。
>でも、そのおじさんも、やっぱりそういう考え方が「必要だから」そう考えているわけですよね?
どうなんでしょ、キリスト教徒から見ても、「常軌を逸したエキセントリックな集団」ですからねぇ、分かりません。ただ、自由や健康、ついでにいえば経済的な成功とその機会などは、聖書の教えに忠実だから得られる恩恵です。イスラエルを失えば全てを失うと信じてるでしょうから、相当な犠牲は覚悟しているはずですよ。
ちなみに、ディレイ氏がイスラエルを一望したゴラン高原も聖書はともかく、国際法では占領地のはずなんですが(苦笑)
>先日のお話の中で、「アメリカの民主主義は宗教と不可分」とありましたが、↑このような例も、そういう意味に含まれるのでしょうか?
不可分である事が美点だったのは黎明期の頃です。フランスのトクヴィルさんは、教会が重要な位置を占め「相互扶助」の精神に支えられたタウンシップを絶賛しています。
しかし、この(いわば原始)民主制は貴族制に比べ人々は平日は労働に、休日は余暇に忙しく、信仰心が薄れてゆきタウンシップへの政治的な参加を煩わしく思うようになるだろう。また、規則正しい生活を好み世情不安を極力避けようとするだろうから、ひとたび混乱に陥れば秩序を求めて一部の人に大権をゆだね独裁制を招く恐れがある、と警告しています。
ただ、私はこの点について独立前の「大覚醒」の様なことが起こり最悪の事態は避けられるだろうと思っています、つまり民主制の保険ですね。
このタウンシップ、すなわち地方政治を基礎とした民主制は大変素晴らしいのですが、一方で国家の形成を妨げてもいます。元々、欧州では迫害されやすいカルトな原理主義者が集まりましたから強力な中央集権に不信感があり、南北戦争以前は中央銀行すらまともに機能しない脆弱な連邦政府でした。たぶん、現在の国連と国家の力関係が当時の連邦政府と州政府の関係にあたると思います。
また、伝統文化も無く、領土も拡張して行きましたので、国家像に宗教が理念といういう形で入り込み、それが先行したのでしょう。その現れとして西漸運動を精神的に高揚した「明白なる運命」という言葉がありました。この運命によってテキサスを乗っ取られたメキシコしてみれば、全くのナンセンスな話でしょうね
それに分裂していた国家にとって必要でした。米国において「○○する」は忠誠宣誓に相当します。この「(神の下、)裂かれることのないアメリカ合衆国の旗と、全ての人に自由と正義のある一つの共和国に、私は忠誠を誓う」が雑誌に掲載されたのは、南北戦争が終結して30年に満たない1892年です。
それで「理念」が戦争するときは、当然相手は絶対悪になり、あれほど優秀な人材がそれっていても勢力均衡論のような現実的な考えが働かないどころか、「理念」ですから「悪」と手を結ぶことを拒み「聖戦」となるわけです。それでも過去には強大な力で悪を完全に倒した後に残った困り果てた人たちを、「理念」があるからこそ怨恨を持たず、救済することに国民が同意したのです。
残念ながら現在の米国は一部の人が牛耳る神権政治そのものだと思います、それもモラルを失った最悪の。再び「明白なる運命」を持ち出されれば、周囲が迷惑するばかりです。が、対抗勢力も存在する国内に向けられれば、それは素晴らしいものとなるでしょう。だから私は、内向きの米国が好ましいと思うのです。
>しかし、先制攻撃とかしちゃったら、やっぱりマズイよー・・・
レーガン政権の国防次官補を務めたリチャード・パール氏は現在ラムズフェルド長官の顧問と米国防政策委員会の委員長を務めています。同委員会は「サウジアラビアがテロリズム撲滅にさらなる取り組みを見せなければ、同国の油田を攻撃して同国経済に損害を与えることを提言する報告を発表した。」(8月9日付 ロイター)。米国防総省は後に、同報告には同意しませんでしたが、これなんか、もう、「同盟国に対する大規模なテロの予告」です。
ちなみにサウジ・バッシングはNY在住の王女をメイドに対する暴行で訴えたり、サウジ駐留の女性兵士がアバヤの着用を軍が義務づけたのは憲法違反だと訴えています。女性兵士については、なんと、キリスト教右派のジェシー・ヘルムズ上院議員が支援に回って、全会一致で義務を破棄するように軍に求めて(命じて?)います。
議会じゃ女性蔑視っていうか超保守派のヘルムズ議員が女性兵士を支援するほど、露骨な嫌がらせをサウジに行うぐらいですから、米国のタカ派としては、イラク攻撃回避だけは絶対避けたい悪夢でしょうね。
>でも、そのおじさんも、やっぱりそういう考え方が「必要だから」そう考えているわけですよね?
どうなんでしょ、キリスト教徒から見ても、「常軌を逸したエキセントリックな集団」ですからねぇ、分かりません。ただ、自由や健康、ついでにいえば経済的な成功とその機会などは、聖書の教えに忠実だから得られる恩恵です。イスラエルを失えば全てを失うと信じてるでしょうから、相当な犠牲は覚悟しているはずですよ。
ちなみに、ディレイ氏がイスラエルを一望したゴラン高原も聖書はともかく、国際法では占領地のはずなんですが(苦笑)
>先日のお話の中で、「アメリカの民主主義は宗教と不可分」とありましたが、↑このような例も、そういう意味に含まれるのでしょうか?
不可分である事が美点だったのは黎明期の頃です。フランスのトクヴィルさんは、教会が重要な位置を占め「相互扶助」の精神に支えられたタウンシップを絶賛しています。
しかし、この(いわば原始)民主制は貴族制に比べ人々は平日は労働に、休日は余暇に忙しく、信仰心が薄れてゆきタウンシップへの政治的な参加を煩わしく思うようになるだろう。また、規則正しい生活を好み世情不安を極力避けようとするだろうから、ひとたび混乱に陥れば秩序を求めて一部の人に大権をゆだね独裁制を招く恐れがある、と警告しています。
ただ、私はこの点について独立前の「大覚醒」の様なことが起こり最悪の事態は避けられるだろうと思っています、つまり民主制の保険ですね。
このタウンシップ、すなわち地方政治を基礎とした民主制は大変素晴らしいのですが、一方で国家の形成を妨げてもいます。元々、欧州では迫害されやすいカルトな原理主義者が集まりましたから強力な中央集権に不信感があり、南北戦争以前は中央銀行すらまともに機能しない脆弱な連邦政府でした。たぶん、現在の国連と国家の力関係が当時の連邦政府と州政府の関係にあたると思います。
また、伝統文化も無く、領土も拡張して行きましたので、国家像に宗教が理念といういう形で入り込み、それが先行したのでしょう。その現れとして西漸運動を精神的に高揚した「明白なる運命」という言葉がありました。この運命によってテキサスを乗っ取られたメキシコしてみれば、全くのナンセンスな話でしょうね
それに分裂していた国家にとって必要でした。米国において「○○する」は忠誠宣誓に相当します。この「(神の下、)裂かれることのないアメリカ合衆国の旗と、全ての人に自由と正義のある一つの共和国に、私は忠誠を誓う」が雑誌に掲載されたのは、南北戦争が終結して30年に満たない1892年です。
それで「理念」が戦争するときは、当然相手は絶対悪になり、あれほど優秀な人材がそれっていても勢力均衡論のような現実的な考えが働かないどころか、「理念」ですから「悪」と手を結ぶことを拒み「聖戦」となるわけです。それでも過去には強大な力で悪を完全に倒した後に残った困り果てた人たちを、「理念」があるからこそ怨恨を持たず、救済することに国民が同意したのです。
残念ながら現在の米国は一部の人が牛耳る神権政治そのものだと思います、それもモラルを失った最悪の。再び「明白なる運命」を持ち出されれば、周囲が迷惑するばかりです。が、対抗勢力も存在する国内に向けられれば、それは素晴らしいものとなるでしょう。だから私は、内向きの米国が好ましいと思うのです。
これは メッセージ 149884 (katakurichan2 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/149929.html