ICC免責問題に絡めて①
投稿者: yoursong319 投稿日時: 2002/08/13 16:21 投稿番号: [146194 / 177456]
Φ
本当は、平和維持部隊による犯罪行為を想定しての、今回の駆け引き、というか騒動は、
現職閣僚による犯罪を訴追出来るか出来ないかという重大な問題に較べれば最重要課題ではなかった筈です。
ドイツ代表も述べてるとおり、「ICCが管轄権を持つような犯罪を平和維持活動要員が犯すというのはあくまで論理的可能性でしかない。」
なのにこの問題がこの時期に突出してしまったのは、やはりデンマーク(EU)代表も真っ先に指摘してるように
「米国が政治目的の訴追からの保護を求めている」からに他ならず、ICC稼動に先立ってブッシュ政権が
全力挙げて分裂工作を成してみせるという意思表明でもあるのでしょう。
●コスタリカ代表(Maria Elena Chassoul全権大使)
アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、ドミニカ共和国、エルサルバドール、グアテマラ、ホンジュラス、エクアドル、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ、ガイアナ、そして我が国コスタリカを含むリオ・グループ、及びカリブ海諸国を代表して発言させていただく。
「リオ・グループ加盟国は、ローマ規程の弱体化を看過できない。我々は、ローマ規程に定める条項を保全することは必須であると考える。我々の立場としては、ローマ規程に対するいかなる修正も、既存の国際法、国際条約法およびローマ規程そのものに規程される手続き規則に准じなければならない。
このようなことから、安保理決議によってローマ規程の条項を大幅に改正するという動きについては懸念を表明せざるを得ない。このような提案の決議は本来の安保理の権限を逸脱しており、安保理自体に対する信頼とその正当性を深刻に損ねることになるであろう。
リオ・グループは安保理に対し、国連という国際機関の有効性と正当性を損ねることのないよう、ローマ規程の精神と文言を尊重する形で現在の難局に対して突破口を開くことを要請したい
●カナダ代表(Paul Heinbecker国連大使)
カナダ政府は、平和維持活動要員による人類最悪の罪に対し包括的な免責権を認めることに関して、国連安保理において今日まで行われてきた協議について重大な懸念を抱いている。現在の論争は、平和維持活動とICCの二者択一という誤った選択論に争点が置かれている。だが争点はむしろ違う所にあり、しかもより重大であるはずである。それは、国際法の基本原則とそれらの国際社会における位置付けが問題となっているということである。
我が国は国連安保理理事国の各々方に対し、国際法の重要な原則や、ローマ規程の精神とその文言が冒されることのないよう要請したい。
我々人類は、ヒトラー、スターリン、ポル・ポト、イジ・アミン、そしてスロボダン・ミロセビッチなどによる所業や、ホロコースト、そしてルワンダにおけるジェノサイドの世紀からやっと立ち直ったところである。この最も血にまみれた世紀から、我々はこのような悲惨な犯罪の免責を根本から終わらせるべきであるという、尊い教訓を得た筈である。
現職閣僚による犯罪を訴追出来るか出来ないかという重大な問題に較べれば最重要課題ではなかった筈です。
ドイツ代表も述べてるとおり、「ICCが管轄権を持つような犯罪を平和維持活動要員が犯すというのはあくまで論理的可能性でしかない。」
なのにこの問題がこの時期に突出してしまったのは、やはりデンマーク(EU)代表も真っ先に指摘してるように
「米国が政治目的の訴追からの保護を求めている」からに他ならず、ICC稼動に先立ってブッシュ政権が
全力挙げて分裂工作を成してみせるという意思表明でもあるのでしょう。
●コスタリカ代表(Maria Elena Chassoul全権大使)
アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、ドミニカ共和国、エルサルバドール、グアテマラ、ホンジュラス、エクアドル、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ、ガイアナ、そして我が国コスタリカを含むリオ・グループ、及びカリブ海諸国を代表して発言させていただく。
「リオ・グループ加盟国は、ローマ規程の弱体化を看過できない。我々は、ローマ規程に定める条項を保全することは必須であると考える。我々の立場としては、ローマ規程に対するいかなる修正も、既存の国際法、国際条約法およびローマ規程そのものに規程される手続き規則に准じなければならない。
このようなことから、安保理決議によってローマ規程の条項を大幅に改正するという動きについては懸念を表明せざるを得ない。このような提案の決議は本来の安保理の権限を逸脱しており、安保理自体に対する信頼とその正当性を深刻に損ねることになるであろう。
リオ・グループは安保理に対し、国連という国際機関の有効性と正当性を損ねることのないよう、ローマ規程の精神と文言を尊重する形で現在の難局に対して突破口を開くことを要請したい
●カナダ代表(Paul Heinbecker国連大使)
カナダ政府は、平和維持活動要員による人類最悪の罪に対し包括的な免責権を認めることに関して、国連安保理において今日まで行われてきた協議について重大な懸念を抱いている。現在の論争は、平和維持活動とICCの二者択一という誤った選択論に争点が置かれている。だが争点はむしろ違う所にあり、しかもより重大であるはずである。それは、国際法の基本原則とそれらの国際社会における位置付けが問題となっているということである。
我が国は国連安保理理事国の各々方に対し、国際法の重要な原則や、ローマ規程の精神とその文言が冒されることのないよう要請したい。
我々人類は、ヒトラー、スターリン、ポル・ポト、イジ・アミン、そしてスロボダン・ミロセビッチなどによる所業や、ホロコースト、そしてルワンダにおけるジェノサイドの世紀からやっと立ち直ったところである。この最も血にまみれた世紀から、我々はこのような悲惨な犯罪の免責を根本から終わらせるべきであるという、尊い教訓を得た筈である。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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