前も東京新聞の記事よりでした。お疲れ
投稿者: arisugawahiro_0 投稿日時: 2002/07/18 22:20 投稿番号: [145153 / 177456]
どっちに改名?「エコノミークラス症候群」
「ロングフライト血栓症」 「旅行者血栓症」
最近「エコノミークラス症候群」という呼び名を変える動きが医学関係者の間で相次いでいる。「エコノミークラスだけで起こるわけではない」というのがその理由だ。利用者としては、名前より、エコノミークラスの狭さを早く直してほしいのだが…。
今月三日、日本旅行医学会が新名称として提言したのが「ロングフライト血栓症」だ。「エコノミークラス症候群では、狭いエコノミー席が危険でビジネス、ファーストクラスは安全であるかのような誤解を与えます。ロングフライト血栓症ならば、長時間のフライトによる血の病気と、予備知識がなくても分かります」。三月に発足したばかりの同学会で専務理事を務める篠塚規氏は説明する。
そもそもエコノミークラス症候群とは、長時間座ったままの姿勢でいることで足に血の塊ができ、肺に詰まって呼吸困難や心肺停止に至る状態を指す。「深部静脈血栓症・急性肺動脈血栓塞栓(そくせん)症」が正式な病名だ。二〇〇〇年十月、二十代の英国人女性がシドニー五輪から帰国後、死亡したことから、がぜん注目されるようになった。ジュビロ磐田の高原直泰選手が、エコノミークラス症候群がもとで体調を崩し、ワールドカップの日本代表から落選したのは記憶に新しい。ただし、高原選手はビジネスクラスに搭乗していた。
話がややこしくなるのは、昨年十一月にすでに改名の動きが別の学会から出ていることだ。日本宇宙航空環境医学会が「バス、列車、船などの交通機関を利用した旅客にも発症が認められている」「航空機旅行との直接的因果関係が不明」として、「旅行者血栓症」という呼び名を提唱しているのだ。
■徹夜マージャンでも発症
一部の報道機関ではそれに従う動きも出ている。「飛行機がいけないんじゃないんです。長い間、動かないことがいけない。最近国内では徹夜のマージャンの後起きたという症例が報告されています」。提言をまとめた同学会の検討委員会の一人、航空医学研究センターの三浦靖彦部長は言う。
検討委員会の幹事やオブザーバーには航空会社の関係者の名前も並ぶ。改称を提言するきっかけの一つには「航空会社の要請もあった」と三浦部長は明かす。「エコノミークラス症候群という言葉に注目が集まったことで、エコノミー席を広げろという一般の論争が広がるのを航空会社は危ぐしています。エコノミー席で起きやすいならば改善しなければいけないが、そうとも言い切れない。足の親指だけでも動かせば、予防になる」。国内の報告例四十四件のうちエコノミー席は三十一件だったという。「座席の比率から考えると、エコノミーでより多いかは疑問です」
前出の篠塚氏は「旅行者血栓症とすると、飛行機に乗るときに注意すべきだというメッセージが消えてしまい、利用者には分かりにくい」と、言葉から「飛行機」の痕跡を消してしまうことに疑問を投げ掛ける。一方、三浦部長は「ロングフライト血栓症という言葉は外国の論文にもない」と反論する。
■「1年で予防法の浸透ありがたい」
「エコノミークラス症候群」という名称が初めて論文に使われたのは一九七七年だった。三浦部長によると「英国のサイミントン医師が論文の後半で『このような症例はエコノミークラス症候群と言われているが』と書いているのですが、それより前にこの言葉を使った論文はないんです」と言う。「この一年で予防法が浸透したし、ある意味ありがたかった」という“詠み人知らず”のこの名がやはり、インパクトの点では軍配が上がるのは間違いなし?
「ロングフライト血栓症」 「旅行者血栓症」
最近「エコノミークラス症候群」という呼び名を変える動きが医学関係者の間で相次いでいる。「エコノミークラスだけで起こるわけではない」というのがその理由だ。利用者としては、名前より、エコノミークラスの狭さを早く直してほしいのだが…。
今月三日、日本旅行医学会が新名称として提言したのが「ロングフライト血栓症」だ。「エコノミークラス症候群では、狭いエコノミー席が危険でビジネス、ファーストクラスは安全であるかのような誤解を与えます。ロングフライト血栓症ならば、長時間のフライトによる血の病気と、予備知識がなくても分かります」。三月に発足したばかりの同学会で専務理事を務める篠塚規氏は説明する。
そもそもエコノミークラス症候群とは、長時間座ったままの姿勢でいることで足に血の塊ができ、肺に詰まって呼吸困難や心肺停止に至る状態を指す。「深部静脈血栓症・急性肺動脈血栓塞栓(そくせん)症」が正式な病名だ。二〇〇〇年十月、二十代の英国人女性がシドニー五輪から帰国後、死亡したことから、がぜん注目されるようになった。ジュビロ磐田の高原直泰選手が、エコノミークラス症候群がもとで体調を崩し、ワールドカップの日本代表から落選したのは記憶に新しい。ただし、高原選手はビジネスクラスに搭乗していた。
話がややこしくなるのは、昨年十一月にすでに改名の動きが別の学会から出ていることだ。日本宇宙航空環境医学会が「バス、列車、船などの交通機関を利用した旅客にも発症が認められている」「航空機旅行との直接的因果関係が不明」として、「旅行者血栓症」という呼び名を提唱しているのだ。
■徹夜マージャンでも発症
一部の報道機関ではそれに従う動きも出ている。「飛行機がいけないんじゃないんです。長い間、動かないことがいけない。最近国内では徹夜のマージャンの後起きたという症例が報告されています」。提言をまとめた同学会の検討委員会の一人、航空医学研究センターの三浦靖彦部長は言う。
検討委員会の幹事やオブザーバーには航空会社の関係者の名前も並ぶ。改称を提言するきっかけの一つには「航空会社の要請もあった」と三浦部長は明かす。「エコノミークラス症候群という言葉に注目が集まったことで、エコノミー席を広げろという一般の論争が広がるのを航空会社は危ぐしています。エコノミー席で起きやすいならば改善しなければいけないが、そうとも言い切れない。足の親指だけでも動かせば、予防になる」。国内の報告例四十四件のうちエコノミー席は三十一件だったという。「座席の比率から考えると、エコノミーでより多いかは疑問です」
前出の篠塚氏は「旅行者血栓症とすると、飛行機に乗るときに注意すべきだというメッセージが消えてしまい、利用者には分かりにくい」と、言葉から「飛行機」の痕跡を消してしまうことに疑問を投げ掛ける。一方、三浦部長は「ロングフライト血栓症という言葉は外国の論文にもない」と反論する。
■「1年で予防法の浸透ありがたい」
「エコノミークラス症候群」という名称が初めて論文に使われたのは一九七七年だった。三浦部長によると「英国のサイミントン医師が論文の後半で『このような症例はエコノミークラス症候群と言われているが』と書いているのですが、それより前にこの言葉を使った論文はないんです」と言う。「この一年で予防法が浸透したし、ある意味ありがたかった」という“詠み人知らず”のこの名がやはり、インパクトの点では軍配が上がるのは間違いなし?
これは メッセージ 145152 (arisugawahiro_0 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/145153.html