ようこそ、inflight78さん(4)
投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2002/06/25 16:06 投稿番号: [144198 / 177456]
とんでもなく長いウェルカム・メッセージになってしまいました(^_^;
昨日は時間がなくて、全部にお答えしてられませんでしたが、ウェルカムを完結するためにも、
折角まとめて様々な事柄へのご意見を頂いたので、この部分にもレスしておきたいと思います。
◇ ◇ ◇
●アラブ諸国の民主化論について
>アラブは貧しいがゆえにろくでもないリーダーを支持してしまう側面があると思います。
一番良いのは、彼らの経済を立て直し、西がそれを支援し、情報を解放し、教養をあたえ、「勉強と仕事で忙しくて、テロをやっている暇じゃないんだよ」という環境をつくりあげることだと思うのですが(要するにアラブ諸国の民主化。)まずは政府機関をどうにかせねばならない。ソマリアのような無秩序国家やイラクのような独裁国家の政府を立て直すのに、武力なしでどうしろと申されるのか。
田中宇というジャーナリストの言うところの「新植民地主義」ですね。しかしここに価値観の相違があることも認めなければいけないですよね。アラブの人々にとって、果たして民主化が必要であるかということです。その国に合った政体というものがあるでしょう。
王家に対して反旗を翻したサウジでのアルカイダの活動も、結局は末端の要求に応えるというよりは、一定の権力を持った者同士(サウジ王家とラディン)の闘争であった感があります。ラディンが反米のヒーローとしてだけでなく、民衆にとって本当に救世主であるかのような印象は私は受けません。反米のヒーローであるのと、反政府的な勢力であるのとは別のような気がします。そこで、民意が見えなくなってしまう。
圧制を強いる汚職にまみれた政府を打倒したいのか、政府には手が届かないからその政府のスポンサーであるアメリカに唾を吐きかけているだけのような気がします。それができるのは、アメリカがアラブでも王族でもないからに他なりません。逆に、王家に対してはどのように理不尽であっても従属しなければならないという精神がもうすでに刷り込まれているような気がします。だからこそ、王家に匹敵する財力と力をもって王家のスポンサーであるアメリカに唾を吐きかけてくれる、果敢に超大国に挑んでゆくラディンがヒーローとなるのではないでしょうか。爽快なんですよ、きっと。王家には直接唾かけられませんからね。
ということは、民衆は必ずしも政変を望んでいるわけではなく、王家打倒を目指しているわけでもないが、与えられた枠組みと立場の中でただもがいているだけなのかもしれない。その中で絶望するわけでもなくただ日々の現実として受け入れているかもしれない。それが、国の実情というものでしょう。そこに西欧文明が押し入って、勝手に自分の価値観に基づく「指導」を行おうとするのは、おこがましいんじゃないでしょうか。また、そのような「指導」を行うつもりであるならば、その理由をはっきりさせ、これは「中東地域の平定と世界の安全保障のためであって、対象国の平和と安定などは二の次である」ということを明言すべきですよね。それが本当の目的なのだから。偽善者ぶって「民主主義の大儀に則って、自国以外の国民を圧政から解放するため」などと虚言を弄する必要はないと思います。この本当の目的を前面に出すのなら、押し付けによる民主化も試してみてもいいかもしれません。もちろん、全世界のコンセンサスを得て。
そのためのいちプロセスとして軍事力による政権崩壊が必要だというのなら、大前提は文民被害を最小限に抑えるよう努力しつつ、誤爆などのコラテラル・ダメージについては率先して報告し、謝罪し、賠償するということを確約できれば、私も少しは納得できます。こうした「他国文民の安全保障」なき軍事力行使による他国への内政干渉は、私は認めません。断固として国際戦争犯罪として扱い、近々発足するICC(国際刑事裁判所:詳しくはプロフィールを参照)の裁断を求めます。要は、正当な軍事力の行使の定義を明確にする必要があると思うんです。その定義があって明文化されて初めて、このような形の軍事力をも行使した形での内政干渉が認められるべきでしょう。地域と世界の安全保障という大儀のもとに。
昨日は時間がなくて、全部にお答えしてられませんでしたが、ウェルカムを完結するためにも、
折角まとめて様々な事柄へのご意見を頂いたので、この部分にもレスしておきたいと思います。
◇ ◇ ◇
●アラブ諸国の民主化論について
>アラブは貧しいがゆえにろくでもないリーダーを支持してしまう側面があると思います。
一番良いのは、彼らの経済を立て直し、西がそれを支援し、情報を解放し、教養をあたえ、「勉強と仕事で忙しくて、テロをやっている暇じゃないんだよ」という環境をつくりあげることだと思うのですが(要するにアラブ諸国の民主化。)まずは政府機関をどうにかせねばならない。ソマリアのような無秩序国家やイラクのような独裁国家の政府を立て直すのに、武力なしでどうしろと申されるのか。
田中宇というジャーナリストの言うところの「新植民地主義」ですね。しかしここに価値観の相違があることも認めなければいけないですよね。アラブの人々にとって、果たして民主化が必要であるかということです。その国に合った政体というものがあるでしょう。
王家に対して反旗を翻したサウジでのアルカイダの活動も、結局は末端の要求に応えるというよりは、一定の権力を持った者同士(サウジ王家とラディン)の闘争であった感があります。ラディンが反米のヒーローとしてだけでなく、民衆にとって本当に救世主であるかのような印象は私は受けません。反米のヒーローであるのと、反政府的な勢力であるのとは別のような気がします。そこで、民意が見えなくなってしまう。
圧制を強いる汚職にまみれた政府を打倒したいのか、政府には手が届かないからその政府のスポンサーであるアメリカに唾を吐きかけているだけのような気がします。それができるのは、アメリカがアラブでも王族でもないからに他なりません。逆に、王家に対してはどのように理不尽であっても従属しなければならないという精神がもうすでに刷り込まれているような気がします。だからこそ、王家に匹敵する財力と力をもって王家のスポンサーであるアメリカに唾を吐きかけてくれる、果敢に超大国に挑んでゆくラディンがヒーローとなるのではないでしょうか。爽快なんですよ、きっと。王家には直接唾かけられませんからね。
ということは、民衆は必ずしも政変を望んでいるわけではなく、王家打倒を目指しているわけでもないが、与えられた枠組みと立場の中でただもがいているだけなのかもしれない。その中で絶望するわけでもなくただ日々の現実として受け入れているかもしれない。それが、国の実情というものでしょう。そこに西欧文明が押し入って、勝手に自分の価値観に基づく「指導」を行おうとするのは、おこがましいんじゃないでしょうか。また、そのような「指導」を行うつもりであるならば、その理由をはっきりさせ、これは「中東地域の平定と世界の安全保障のためであって、対象国の平和と安定などは二の次である」ということを明言すべきですよね。それが本当の目的なのだから。偽善者ぶって「民主主義の大儀に則って、自国以外の国民を圧政から解放するため」などと虚言を弄する必要はないと思います。この本当の目的を前面に出すのなら、押し付けによる民主化も試してみてもいいかもしれません。もちろん、全世界のコンセンサスを得て。
そのためのいちプロセスとして軍事力による政権崩壊が必要だというのなら、大前提は文民被害を最小限に抑えるよう努力しつつ、誤爆などのコラテラル・ダメージについては率先して報告し、謝罪し、賠償するということを確約できれば、私も少しは納得できます。こうした「他国文民の安全保障」なき軍事力行使による他国への内政干渉は、私は認めません。断固として国際戦争犯罪として扱い、近々発足するICC(国際刑事裁判所:詳しくはプロフィールを参照)の裁断を求めます。要は、正当な軍事力の行使の定義を明確にする必要があると思うんです。その定義があって明文化されて初めて、このような形の軍事力をも行使した形での内政干渉が認められるべきでしょう。地域と世界の安全保障という大儀のもとに。
これは メッセージ 144132 (etranger3_01 さん)への返信です.
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