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ロス暴動きょう10年 消えぬ火種

投稿者: arisugawahiro_0 投稿日時: 2002/04/30 10:54 投稿番号: [141179 / 177456]
そう言えばあの頃天災もあったような

産経新聞社 4月29日2時22分

アジア系黒人層   差別・貧困・失業…
  黒人青年を袋たたきにした白人警官に無罪の評決が出たのを発端として起こり、五十五人が死亡した一九九二年四月の米ロサンゼルス暴動は二十九日、発生から丸十年となる。全米を震撼(しんかん)させた舞台では再開発などが進み、町並みもきれいになった。が、貧困や人種差別など根源の問題は改善されておらず、「火種は尽きない」との声も強い。(ロサンゼルス   片山雅文)

  「朝、店に来てみるとガラスは粉々に割られ、商品は盗まれて何一つ残っていなかった。別の場所に移ろうかと思ったけれど無一文からやり直して何とかここまできた」

  暴動の中心舞台となったロサンゼルス市南部の「サウス・セントラル地区」。酒店を経営する韓国からの移民一世、李明淑さん(五一)は当時を振り返ってこう話した。

  「白人と黒人」の人種問題が引き金となった同暴動だが、黒人層の怒りの矛先は台頭著しかった韓国系住民に向けられた。しかし、暴動を機に双方間での対話や交流が進み、関係は改善された。

  サウス・セントラル地区では暴動後、官民によって五億ドル(約六百五十億円)以上が投資され、再開発が進んだ。現在では十年前にはなかった大型商業施設などが整備され、人々は「見違えるほど」と口をそろえる。

  一方で改善の本質に首をかしげる声も多い。マイケル・ウー元市議は「暴動の三大要因となった『仕事』(失業)『家』『お金』(貧困)という問題はどれも解決されていない」と指摘している。

  また、南カリフォルニア大学法学部のアーウィン・ケメリンスキー教授は「服役している大多数は黒人とヒスパニック系の若者。背景には教育問題があり、人種差別は十年前から変わっていない」と断言。ヒスパニック系の人口が急増しているロサンゼルスでは、暴動で韓国系に向けられたのと同様の不満が黒人層やアジア系に潜在しているとされ、同教授は「教訓から学ばなければ同じことが再び起きない保証はない」と話している。




(産経新聞社)
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