Re: どちらもが暴力装置
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2002/04/01 18:17 投稿番号: [139552 / 177456]
>そういう話だけ聞くと(それも部外者が思うと)、「そんなに都合良くいかないのに・・・」と思ってしまうのですが、迫害され続けた歴史を持っている人々だと、そんなふうに状況をコントロールしようとしないと安心できないということなのでしょうね。
都合の良いことを考えているのはイスラエルだけではありません。自爆テロを指令して
いるような人たちも、そうやって自爆テロを繰り返せばイスラエルの中の親パレスチナ派
(あるいは控えめに言ってパレスチナとの武力衝突を望まない派)が勢いを増し、
いずれイスラエルの中で分裂が起き、互いに争って弱体化するだろう。その機に乗じて
更なる攻撃を行えば、必ずアラブ諸国の軍もパレスチナ独立に軍事的支援を惜しまない
だろうし、イスラエルを崩壊させることが出来る筈だ。そして多くのユダヤ人を殺すか
追い出すかし、その土地を取り戻すことができるだろう考えているでしょうね。
(これまた私の想像するパレスチナ過激派の希望的観測であって、現実がこのレールに
沿って動いていないというのは言うまでもありません)
アメリカも、ヨーロッパも、ロシアも、希望するだけならかなり無茶なことを希望して
いる筈です。国際社会は、それらの希望が互いに牽制し合って、時には火花を散らし
ながら現実的などこかに落ち着くものかと思います。
>戦争が本当に政治の手段になるなら、少しは状況が良くならないと困るはずなのに、むしろ、軍事行動が事態を悪化させていると思うのです。
みんなが理性的に(常にリスク計算を行い)もっともリスクの低い選択肢を選ぶので
あれば事態を悪化させるような軍事行動も起きないとは思うんだけど。軍事行動の
全てが世界を良くするわけでもなく、軍事行動を決断できる全ての人間が理性的な
訳でもないでしょう。
ちなみに「どちらもが暴力装置」というタイトルは、自爆テロを試みる方も暴力装置に
かわりはないという私の主張からですが、同じように自爆テロが常に彼らの世界を良く
するわけでも、自爆テロを企画する全ての人間が理性的な訳でもないでしょうね。
>「脱線してしまって転げ落ちているからそっちにいくしかない」というのなら、それは既に政治ではないような・・・
政治ではないとするなら、katakurichanはどうしたら良いと思いますか?というか、
どうなると思いますか?私も軍事行動に訴えることが優れた政治的判断だとは、この
場合には必ずしも思いません。しかし「政治じゃないから」と言っても仕方がないので、
あれこれそれを食い止められるような選択肢に思いを馳せているんですけどね。
>イスラエルは、全面戦争した上で和平交渉に持っていけると考えているのでしょうか?
そういう希望的観測は持ってると思いますよ。中国を侵略した日本軍は満州や南京に
自らを支持する傀儡政権を作り、いつかは平和を(それが自らに都合の良いものである
のはもちろんですが)達成できると夢想していたのでしょう。またその日本を攻撃した
アメリカは、都市を非戦闘員ごと焼き払い原爆を落としてですら日本と和平交渉が
できると信じていたでしょうし、ベトナムやアフガンでも、そう思ってアメリカは
戦争の火蓋を切ったのだと思います。そしてそれは上手くいく場合もあり、失敗する
場合もあり、一概には言えないですね。
>戦争を敢えて誘発したいのかは、パレスチナの側なのでしょうか?
パレスチナは単独ではイスラエルに勝てない(戦争になれば絶望的)ことは分かって
いると思います。それはアフガニスタンで米軍に対峙したタリバンと同じように。
故に自爆テロに訴えつつイスラエルの世論に厭戦ムードをあおったり、あるいは
アラブ諸国にイスラエルとの戦争を訴えてみたりとあれこれ考える輩もいると思います。
もちろんみんながみんなとは言いません。
先のことは考えずにイスラエル憎しの気持ちから自爆テロに及ぶ人もいれば、あくまで
和平を願っている人ももちろんいるでしょう。
しかしそれらの声を吸い上げて和戦を決断できる指導者はパレスチナにはいませんから、
結局のところ一番過激な意見の持ち主に感情的に引きずられている部分はありそうです。
で、話は最初に戻るわけですが、私としては、パレスチナを代表し、当事者能力を持つ
指導者(指導部)をパレスチナ人の責任で選出させ、彼らとイスラエルとの間で現実的な
合意を得られるよう周囲がお膳立てすることが和平への唯一の(最大の)可能性では
ないかと思うのです。
それでも失敗して結局全面戦争に及ぶ可能性は残念ながら高いとは思いますが、戦争
以外の選択肢をパレスチナとイス
都合の良いことを考えているのはイスラエルだけではありません。自爆テロを指令して
いるような人たちも、そうやって自爆テロを繰り返せばイスラエルの中の親パレスチナ派
(あるいは控えめに言ってパレスチナとの武力衝突を望まない派)が勢いを増し、
いずれイスラエルの中で分裂が起き、互いに争って弱体化するだろう。その機に乗じて
更なる攻撃を行えば、必ずアラブ諸国の軍もパレスチナ独立に軍事的支援を惜しまない
だろうし、イスラエルを崩壊させることが出来る筈だ。そして多くのユダヤ人を殺すか
追い出すかし、その土地を取り戻すことができるだろう考えているでしょうね。
(これまた私の想像するパレスチナ過激派の希望的観測であって、現実がこのレールに
沿って動いていないというのは言うまでもありません)
アメリカも、ヨーロッパも、ロシアも、希望するだけならかなり無茶なことを希望して
いる筈です。国際社会は、それらの希望が互いに牽制し合って、時には火花を散らし
ながら現実的などこかに落ち着くものかと思います。
>戦争が本当に政治の手段になるなら、少しは状況が良くならないと困るはずなのに、むしろ、軍事行動が事態を悪化させていると思うのです。
みんなが理性的に(常にリスク計算を行い)もっともリスクの低い選択肢を選ぶので
あれば事態を悪化させるような軍事行動も起きないとは思うんだけど。軍事行動の
全てが世界を良くするわけでもなく、軍事行動を決断できる全ての人間が理性的な
訳でもないでしょう。
ちなみに「どちらもが暴力装置」というタイトルは、自爆テロを試みる方も暴力装置に
かわりはないという私の主張からですが、同じように自爆テロが常に彼らの世界を良く
するわけでも、自爆テロを企画する全ての人間が理性的な訳でもないでしょうね。
>「脱線してしまって転げ落ちているからそっちにいくしかない」というのなら、それは既に政治ではないような・・・
政治ではないとするなら、katakurichanはどうしたら良いと思いますか?というか、
どうなると思いますか?私も軍事行動に訴えることが優れた政治的判断だとは、この
場合には必ずしも思いません。しかし「政治じゃないから」と言っても仕方がないので、
あれこれそれを食い止められるような選択肢に思いを馳せているんですけどね。
>イスラエルは、全面戦争した上で和平交渉に持っていけると考えているのでしょうか?
そういう希望的観測は持ってると思いますよ。中国を侵略した日本軍は満州や南京に
自らを支持する傀儡政権を作り、いつかは平和を(それが自らに都合の良いものである
のはもちろんですが)達成できると夢想していたのでしょう。またその日本を攻撃した
アメリカは、都市を非戦闘員ごと焼き払い原爆を落としてですら日本と和平交渉が
できると信じていたでしょうし、ベトナムやアフガンでも、そう思ってアメリカは
戦争の火蓋を切ったのだと思います。そしてそれは上手くいく場合もあり、失敗する
場合もあり、一概には言えないですね。
>戦争を敢えて誘発したいのかは、パレスチナの側なのでしょうか?
パレスチナは単独ではイスラエルに勝てない(戦争になれば絶望的)ことは分かって
いると思います。それはアフガニスタンで米軍に対峙したタリバンと同じように。
故に自爆テロに訴えつつイスラエルの世論に厭戦ムードをあおったり、あるいは
アラブ諸国にイスラエルとの戦争を訴えてみたりとあれこれ考える輩もいると思います。
もちろんみんながみんなとは言いません。
先のことは考えずにイスラエル憎しの気持ちから自爆テロに及ぶ人もいれば、あくまで
和平を願っている人ももちろんいるでしょう。
しかしそれらの声を吸い上げて和戦を決断できる指導者はパレスチナにはいませんから、
結局のところ一番過激な意見の持ち主に感情的に引きずられている部分はありそうです。
で、話は最初に戻るわけですが、私としては、パレスチナを代表し、当事者能力を持つ
指導者(指導部)をパレスチナ人の責任で選出させ、彼らとイスラエルとの間で現実的な
合意を得られるよう周囲がお膳立てすることが和平への唯一の(最大の)可能性では
ないかと思うのです。
それでも失敗して結局全面戦争に及ぶ可能性は残念ながら高いとは思いますが、戦争
以外の選択肢をパレスチナとイス
これは メッセージ 139537 (katakurichan さん)への返信です.
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