対米全面テロ

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悪の枢軸国相手の集団訴訟の只中で

投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2002/02/20 14:31 投稿番号: [136034 / 177456]
このような訴訟もあるようです。

[ロイター]   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020220-10068673-reu-int

キューバ米軍基地で拘束中の家族が提訴、憲法違反として

  [ワシントン   19日   ロイター]   キューバのグアンタナモ米軍基地で拘束されているオーストラリア人1人と英国人2人の家族を代表する弁護団が、裁判のない無期拘束は米国憲法に違反しているとして、提訴した。
  グアンタナモ米軍基地には、米国が主導するテロとの戦争に関連して、約300人が拘束されているが、法廷で争われるのはこれが初めて。
  家族は、違法な可能性のある身柄拘束を審査するための人身保護令状の発行を求めている。弁護団は、拘束されている3人はテロリストではなく、拘束は米国憲法と国際法に違反している、と主張している。(ロイター)

●コメント:”グローカリズム”の台頭
つまり、オーストラリア人と英国人の家族を代表する弁護団はアメリカ・ベースの弁護団で、ここでは市民レベルの国際連携が行われたということですね。対悪の枢軸国の片割れであるイラクやイランに対する被害賠償訴訟と、自国アメリカに対する違憲訴訟。それぞれの性質はまったく異なりますが、共通項はいずれも市民・民間レベルで行われている国家に対する動きということです。つまり、これがグローバリゼーションならぬ”グローカリゼーション”のもたらすトランス・ナショナリズム(超国家主義)というものです。オーストラリア人と英国人家族がそれぞれの訴訟権利をアメリカの弁護団に委託することで、国際法に抵触することなくいちクライアント(弁護団側からすれば単なるビジネス)として超国家的な訴訟を起こすことができる。

以前ハーバードで、ある歴史学教授がウィーンのEU学会で提出しようとしていた論文の作成を手伝ったことがあるのですが、そこでもこの市民レベルのトランスナショナルな提携=グローカリゼーションが今後のEUの発展にどのような影響を及ぼすかについて論じられていました。1995年当時、EUの政治統合はほんの数年前に完了したばかりで、まったくの発展途上にありました。その中、ハーバードの図書館でリサーチ中に見つけた文献の中にはこの”グローカリゼーション”についてすでに多くの提案と実例が論じられていました。あれから7年経った今、EUではついにユーロが発効し、史上初の共同警察も設置されました。このような地域統合が行われる中でも、グローカリゼーションの果たす役割はやはり大きかったようです。そしてこの動きはいまや世界に広がろうとしてる……これらの一連の訴訟は、そんな感想を持たせました。このグローカリゼーションにおいては世界の先頭を切っているEU市民。今後アメリカや各国政府に対してどのようなトランスナショナルなアクションが起こされるのかが注目されます。
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