対米全面テロ

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おまけ(2)

投稿者: marchingpeople 投稿日時: 2001/11/14 17:53 投稿番号: [116499 / 177456]
  この20年ほどのいわゆる復興主義の流れの中で、保守的な衣服を身に着ける女性は増えている。カイロ郊外でベールを売り始めた男性は、この5年ほどで収入が3倍に跳ね上がったそうである。その店主は「女性は、宗教心というより、むしろファッションのためにベールを身に着けているのではないか」と印象を語る。実際、ベールの色と服や靴の色とのコーディネートを考えたり、ベールそのものの巻き方や結び方を工夫したりして、若い女性たちは結構おしゃれを楽しんでいるように見える。

  しかし、このファッションという動機は、顔まで黒布で覆うニカーブには成り立たない。上述のように、イスラームでは、女性の顔まで隠すことは要求していない。しかし顔までもしっかりと覆えば、より安全、あるいはより慎み深くいることができると考え、ニカーブを選ぶ女性も存在する。アズハル大学の学者たちも、ニカーブに関しては、着用するかしないかを女性が選択することができると考えている。ただし、あまりに「魅力的」な女性は、男性を誘惑しないようにニカーブで顔を覆うべきであると言っている。

  しかしながら、同じエジプト国内であるにもかかわらず、バハー・エル=ディーン教育大臣は、女生徒たちがニカーブを被って授業に出てくることを禁止した。政府側の過度なイスラーム主義思想への警戒が見て取れる。ただ、例えばニカーブを被って講義に出席していた女子学生が、試験のときにだれかに替え玉となって受験をしてもらったという事件もあったそうであるから、ニカーブ禁止が純粋に宗教の問題であるわけでもないかもしれないが。
  それでも当然、ニカーブの女性からは「イスラームの教えを守ろうとする人々を信仰から遠ざけ、イスラームに完全に背くタイトなジーンズ姿の女の子達を放っておくなんて」と不満の声が出る。

寛容なるイスラーム   −ベールの下に守られた信仰と個性
  しかし、ここで政府が禁止しているのは、ニカーブを身につけて信仰を守る女性の姿勢ではなく、そうしたニカーブの波の背後に現れるであろう、過激な別の思想ではないだろうか。

  イスラームはそもそも、非常に柔軟な側面を持つ宗教で、例えば1日5回の礼拝を義務づけておきつつ、旅行中はその義務の免除を認めている。つまり、まったく礼拝をしないことも許されるわけであるが、やはり礼拝したいという人には、乗り物の上で行う簡易な礼拝の方法も定められている。しかし、信心深いイスラーム教徒が、旅行中でも馬やラクダから降りて通常の礼拝を行うことだってある。
  メッカに向かって立ち、決められた言葉を唱えながら定められた動作を行うという礼拝方式のほかに、より簡素化した礼拝方式や、まったく礼拝をしないことまで、いくつかの 段階が許容されているわけである。
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