Japan,China,Koreaの語源
投稿者: sinagakusya_sinologist 投稿日時: 2007/09/25 06:31 投稿番号: [139 / 284]
研究社の英和辞典では Japan の語源に関して「『日本』の中国音がなまったもの」とある。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=japan&stype=0&dtype=2
Oxford で Jihpun としてあるのは既に述べた。
ロシア語でЯпония,ローマ字になおすと Yaponiya である。
北京語の Riben の場合、R は [z] の巻舌化で、b は [p] で e は奥舌の曖昧母音だから、聴く人によって *Zipan や *jipon にも聴こえる。
ロシア人がシナ語を学ぶ場合、北京語の R をロシア語のР(R)ではなくЖ(ZH)で借用する。
だからロシア人がシナ語を話すと Ribenren(日本人)は
ロシア訛りで Жибэньжэнь(Zhiben'zhen')のようになる。
ロシア語で「日本人」は японец(yaponets)である。
ちなみに、シナ語の pinyin で ZH と書く子音の方はロシアでЧЖ(CH+ZH)で取り入れる。
China については、英和辞典によっては「秦」からだと書かれてあるだけでローマ字綴りを載せないものや、「磁器」の意味の china のところで[ペルシア語chini(中国の磁器)]と書いてあるものもある。これは China(支那)からの派生語であろう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=china
Oxford の辞書では China の語源で [not native name;found in Skr. about 1st c.] とある。China は支那現地の自称ではなく、梵語に1世紀頃にあった名称という説明。しかし、「秦」が語源とすると確かに自称。
「秦(Qin<古音 *dzien)」が古代インド語に入って Cin になったが、i が長い母音で、しかも n には潜在母音がつくので、Cina とも解釋できる。
今のヒンディー語で「支那」は Cin(a),「支那人」は Cini になる。
ちなみに今のヒンディー語で「インド」の自称は Bharat という、世界ではなじみの薄い国名を使っている。
世界的に知られた India,Indo- と同系の Hindu は「ヒンドゥー教徒」の意味。ただし、インド英語では Hind という単語が「インド」を表わす場合もあるらしい(「アジア英語辞典」)。
Korea の語源については、英和辞典によって、[中国語kao-li(高麗)]と書いてあるものや、「高麗(こうらい)」(つまり日本語)が訛ったものとする説、「中国語」と称して日本語音 Korai を書いてある妙な説明もある。シナ語の Gaoli [kauli] からなら、西洋人が l を r にするはずがない。
日本では日本語からと解釋し、朝鮮では朝鮮語 Koryeo(高麗)からと解釋しているようだ。
マルコ・ポーロが傳えたという説もあるが、日本語からとすると、鎌倉時代は「高麗」の日本語音は「かうらい」、つまり *Kaurai だったはず。これが Korea,Corea に聴こえたとすると、[au] から [o:] への変化は13世紀の日本語ですでに始まっていた可能性がある。
「高麗」は北京語で Gaoli,廣東語で Goulai のようになる。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=japan&stype=0&dtype=2
Oxford で Jihpun としてあるのは既に述べた。
ロシア語でЯпония,ローマ字になおすと Yaponiya である。
北京語の Riben の場合、R は [z] の巻舌化で、b は [p] で e は奥舌の曖昧母音だから、聴く人によって *Zipan や *jipon にも聴こえる。
ロシア人がシナ語を学ぶ場合、北京語の R をロシア語のР(R)ではなくЖ(ZH)で借用する。
だからロシア人がシナ語を話すと Ribenren(日本人)は
ロシア訛りで Жибэньжэнь(Zhiben'zhen')のようになる。
ロシア語で「日本人」は японец(yaponets)である。
ちなみに、シナ語の pinyin で ZH と書く子音の方はロシアでЧЖ(CH+ZH)で取り入れる。
China については、英和辞典によっては「秦」からだと書かれてあるだけでローマ字綴りを載せないものや、「磁器」の意味の china のところで[ペルシア語chini(中国の磁器)]と書いてあるものもある。これは China(支那)からの派生語であろう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=china
Oxford の辞書では China の語源で [not native name;found in Skr. about 1st c.] とある。China は支那現地の自称ではなく、梵語に1世紀頃にあった名称という説明。しかし、「秦」が語源とすると確かに自称。
「秦(Qin<古音 *dzien)」が古代インド語に入って Cin になったが、i が長い母音で、しかも n には潜在母音がつくので、Cina とも解釋できる。
今のヒンディー語で「支那」は Cin(a),「支那人」は Cini になる。
ちなみに今のヒンディー語で「インド」の自称は Bharat という、世界ではなじみの薄い国名を使っている。
世界的に知られた India,Indo- と同系の Hindu は「ヒンドゥー教徒」の意味。ただし、インド英語では Hind という単語が「インド」を表わす場合もあるらしい(「アジア英語辞典」)。
Korea の語源については、英和辞典によって、[中国語kao-li(高麗)]と書いてあるものや、「高麗(こうらい)」(つまり日本語)が訛ったものとする説、「中国語」と称して日本語音 Korai を書いてある妙な説明もある。シナ語の Gaoli [kauli] からなら、西洋人が l を r にするはずがない。
日本では日本語からと解釋し、朝鮮では朝鮮語 Koryeo(高麗)からと解釋しているようだ。
マルコ・ポーロが傳えたという説もあるが、日本語からとすると、鎌倉時代は「高麗」の日本語音は「かうらい」、つまり *Kaurai だったはず。これが Korea,Corea に聴こえたとすると、[au] から [o:] への変化は13世紀の日本語ですでに始まっていた可能性がある。
「高麗」は北京語で Gaoli,廣東語で Goulai のようになる。
これは メッセージ 1 (chinese_nante さん)への返信です.
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