アッバス議長:NHKとのインタビュー①
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/05/17 06:23 投稿番号: [9257 / 20008]
「和平は近づいたのか〜パレスチナ・アッバス議長〜」
NHKクローズアップ現代(2005.5.16(月)放映)
<今の状況をどのように捉えているか?>
「事態は沈静化しており、衝突は収まっています。
確かに双方の一部で問題は起きています。
しかし、暴力はほとんど抑えられています。
ごく一部のグループが和平プロセスを妨害しようとしているだけです。
我々はこうした行動を阻止するため全力を尽くしており、
いずれ成功するでしょう」
「今もイスラエルの軍事作戦は続き、攻撃が行われています。
しかし、これまでとは状況は違います。
イスラエル軍による拘束や殺害は単発的なものです。
イスラエルとは日常的に連絡を取り合っています。
状況を把握し、暴力行為を阻止するためです。
ただ決して楽観はできません。
再び暴力が激化する可能性もあります。
私達は治安の確保と和平プロセスの進展を望んでいます。
その実現は私達パレスチナとイスラエルの出方しだいです」
<アラファト議長と武装闘争にも参加された経験をお持ちですけども、
何故和平の道は対話でしかないと信じるようになられたんでしょうか?>
「確かに私はパレスチナの解放闘争を始めたメンバーの一人です。
当初は武力を用い、武力に頼っていました。
それが和平を実現するための手段だったのです。
戦うこと自体が目的だったわけではありません。
私達が武装闘争を始めたのは、和平を実現するためであり、
イスラエルに交渉相手と認めさせるためだったのです。
その後私は、イスラエルの人々や世界各地のユダヤ人に
共存の必要性を呼びかけてきました。
パレスチナ暫定自治に関する交渉にも責任者として臨みました。
交渉はうまく合意に達し、私は和平プロセスに関する
イスラエルとの全ての合意文書に署名しています。
対話によってこそ和平は実現されるという考えを早くから持っていました。
私達パレスチナ人は難民として祖国を追われた当初は、
国際社会は私達のことに関心を持ってくれませんでした。
だから世界の関心を引くために武装闘争という手段を用いたのです。
私の政治手法は交渉と外交努力を基にしています。
武装闘争の路線には戻りません。
平和を信望し、民主主義を信じていることを世界に証明したいと思います」
<議長に就任されてからパレスチナ内部のまとまりを維持していく難しさは?>
「議長になってから私達は様々な声に耳を傾け、
多くの取り組みを進めてきました。
民主主義の実践や治安機関の統合、それに経済や財政、
司法の改革を始めました。
これらの全てについて実際に行動を起こしたのです。
更に治安機関の人事刷新にも取り組み、多くの幹部を交代させました。
改革は進んでいます。確かに困難ではありますが、今後も続けていきます。
短い期間にしては、成果は十分挙がっていると思います」
<パレスチナ過激派による迫撃砲・ロケット弾による入植地・イスラエル領への
攻撃が続いている。法律的にみて、武器を持つことが許されるのは治安当局
だけだと繰り返し仰っているが、もし武装解除という方法を強権的に行うこと
によって、内部対立、内戦という事態を懸念されているんでしょうか?>
「それを強行すれば内戦が起きる可能性もあるでしょう。
私達は治安機関以外が武器を所持することを禁止しています。
そして過激派を政治組織に移行させることにしています。
パレスチナの各組織は、こうした方針に同意しているのですから、
パレスチナ人同士が武力で対決することはなくなるはずです」
<ハマスが七月の自治評議会選挙でも躍進すると議長にとって誤算ですか?>
「そうは思いません。
私達自身が民主的なプロセスを受け入れた以上、民主主義のルール、
つまり投票の結果を受け入れなければなりません。
人々の決定はどんな結果でも受け入れる。それが民主主義というものです。
イスラエルの外相は、ハマスが選挙で勢力を拡大したら、
ガザからの撤退を中止すると言いましたが、非民主的な発言です。
自分の都合に合わせた民主主義など受け入れられません」
<これだけハマスへの支持が集まるというのは、今の指導者、これまでの指導者
に対する不満が強いという表れ。今までの何が間違っていたとお考えですか?>
「指導部への不満が、ハマスが人々の支持を集めている要因の
一つかもしれません。ですから私達は改革を主張しているんです」
NHKクローズアップ現代(2005.5.16(月)放映)
<今の状況をどのように捉えているか?>
「事態は沈静化しており、衝突は収まっています。
確かに双方の一部で問題は起きています。
しかし、暴力はほとんど抑えられています。
ごく一部のグループが和平プロセスを妨害しようとしているだけです。
我々はこうした行動を阻止するため全力を尽くしており、
いずれ成功するでしょう」
「今もイスラエルの軍事作戦は続き、攻撃が行われています。
しかし、これまでとは状況は違います。
イスラエル軍による拘束や殺害は単発的なものです。
イスラエルとは日常的に連絡を取り合っています。
状況を把握し、暴力行為を阻止するためです。
ただ決して楽観はできません。
再び暴力が激化する可能性もあります。
私達は治安の確保と和平プロセスの進展を望んでいます。
その実現は私達パレスチナとイスラエルの出方しだいです」
<アラファト議長と武装闘争にも参加された経験をお持ちですけども、
何故和平の道は対話でしかないと信じるようになられたんでしょうか?>
「確かに私はパレスチナの解放闘争を始めたメンバーの一人です。
当初は武力を用い、武力に頼っていました。
それが和平を実現するための手段だったのです。
戦うこと自体が目的だったわけではありません。
私達が武装闘争を始めたのは、和平を実現するためであり、
イスラエルに交渉相手と認めさせるためだったのです。
その後私は、イスラエルの人々や世界各地のユダヤ人に
共存の必要性を呼びかけてきました。
パレスチナ暫定自治に関する交渉にも責任者として臨みました。
交渉はうまく合意に達し、私は和平プロセスに関する
イスラエルとの全ての合意文書に署名しています。
対話によってこそ和平は実現されるという考えを早くから持っていました。
私達パレスチナ人は難民として祖国を追われた当初は、
国際社会は私達のことに関心を持ってくれませんでした。
だから世界の関心を引くために武装闘争という手段を用いたのです。
私の政治手法は交渉と外交努力を基にしています。
武装闘争の路線には戻りません。
平和を信望し、民主主義を信じていることを世界に証明したいと思います」
<議長に就任されてからパレスチナ内部のまとまりを維持していく難しさは?>
「議長になってから私達は様々な声に耳を傾け、
多くの取り組みを進めてきました。
民主主義の実践や治安機関の統合、それに経済や財政、
司法の改革を始めました。
これらの全てについて実際に行動を起こしたのです。
更に治安機関の人事刷新にも取り組み、多くの幹部を交代させました。
改革は進んでいます。確かに困難ではありますが、今後も続けていきます。
短い期間にしては、成果は十分挙がっていると思います」
<パレスチナ過激派による迫撃砲・ロケット弾による入植地・イスラエル領への
攻撃が続いている。法律的にみて、武器を持つことが許されるのは治安当局
だけだと繰り返し仰っているが、もし武装解除という方法を強権的に行うこと
によって、内部対立、内戦という事態を懸念されているんでしょうか?>
「それを強行すれば内戦が起きる可能性もあるでしょう。
私達は治安機関以外が武器を所持することを禁止しています。
そして過激派を政治組織に移行させることにしています。
パレスチナの各組織は、こうした方針に同意しているのですから、
パレスチナ人同士が武力で対決することはなくなるはずです」
<ハマスが七月の自治評議会選挙でも躍進すると議長にとって誤算ですか?>
「そうは思いません。
私達自身が民主的なプロセスを受け入れた以上、民主主義のルール、
つまり投票の結果を受け入れなければなりません。
人々の決定はどんな結果でも受け入れる。それが民主主義というものです。
イスラエルの外相は、ハマスが選挙で勢力を拡大したら、
ガザからの撤退を中止すると言いましたが、非民主的な発言です。
自分の都合に合わせた民主主義など受け入れられません」
<これだけハマスへの支持が集まるというのは、今の指導者、これまでの指導者
に対する不満が強いという表れ。今までの何が間違っていたとお考えですか?>
「指導部への不満が、ハマスが人々の支持を集めている要因の
一つかもしれません。ですから私達は改革を主張しているんです」
これは メッセージ 9119 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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