イスラエル/パレスチナ和平

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二題併せて

投稿者: abutouma 投稿日時: 2004/12/17 06:01 投稿番号: [8664 / 20008]
バルグーティ立候補・辞退の舞台裏(12月16日)

  16日、ベイルートのベルダン地区にあるパレスチナ研究所で、ビール・ゼート大学(西岸地区の大学)の研究者らを招いて開催されたシンポジウムに出席した。
  このシンポジウムを企画したレバノン在住のパレスチナ関係者が、マルワーン・バルグーティの土壇場のPA議長選立候補・取り下げ劇の顛末について、次のように話してくれた。

「マルワーン自身はファタハ分裂につながりかねない議長選出馬には乗り気では無かった。その彼を焚きつけたのは、ファドワ夫人だ。さらにそのファドワ夫人を焚きつけたのはタリーフィ民政相だ。タリーフィは汚職の悪名高く、1998年にはシャアス外務相(当時は計画・国際協力相)らとともに、PLCから名指しの罷免勧告をくらっている。それをいつもアラファトが庇って来た。
  アラファトが居なくなった今、タリーフィはアブ・マーゼンによって首を切られるのではと戦々恐々としている。だから
『PA議長になればイスラエルが釈放に応じる』
とファドワ夫人を焚きつけた。タリーフィがイスラエルと太いパイプを持っているのは周知の事実だから、ファドワもマルワーンもこれを信じた。しかし実際に立候補してみると、イスラエルの反応はまったく冷淡で、マルワーンはタリーフィの言葉ははったりに過ぎないと気づいた。それで止む無く立候補を取り下げる他なくなった」

  アブ・マーゼン当選の暁にはタリーフィも罷免されるという情報(下記参照)と照らし合わせれば、この説明はなかなか説得力がある。

  なお、発展著しいベルダーン地区のビル内に立派な事務所と図書館を構えながらも、人目を憚るように一切の看板やサインを出してこなかったパレスチナ研究所だが、今日行ったらビルの入り口に堂々と研究所名を書いた銅版が掛けられていた。これも8、9日の歴史的なアブ・マーゼンらのレバノン訪問の賜物らしい。


PA 議長選挙後に内閣改造か?(12月15日)

  ロンドン発行のアラビア語紙「アル・コドゥス・アル・アラビ」は15日、アブ・アラーPA 首相が1月9日の自治政府議長選挙後に、内閣改造を計画していると報じている。
  この記事によれば、改造によってハカム・バルアーウィ(内相)、インティサール・ワジール(社会問題相)、ヒクマト・ゼイド(運輸相)、マーヘル・マスリ(経済相)、ジャミール・タリーフィ(民政相)らが更迭される。またナビール・シャアス外相も更迭され、ナーセル・キドワ国連代表が後を継ぐ可能性もあるという。
  この他、PA副議長ポストが新設され、タイイブ・アブドッラヒーム現議長府長官が就任、また内相にはナーセル・ユーセフ、治安問題議長顧問にはムハンマド・ダハラーンが就任する。
  全般に故アラファト派がポストを奪われ、アブ・マーゼンとアブ・アラーに近い人間が登用されることになる、という論調だ。
  もっとも、もしこの記事のとおりにことが進んだとしても、シャアス外相の後任候補のキドワはアラファトの甥だし、更迭されるヒクマト・ゼイドはアブ・マーゼン派だから、単純にアラファト派が一掃されてアブ・マーゼン色が強まると言い切れるかどうか。
  人事を完全に取り仕切ってきたアラファトが去って、今後のPAやファタハのポスト配分は激しい政治的駆け引きの対象になるはずだ。
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