イスラエル/パレスチナ和平

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>わからない2

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2004/04/28 19:45 投稿番号: [7669 / 20008]
続けて2番目

>○イスラエルは、いわゆる西岸とガザを部分的にでも自国領土として主張しているのか、どうなのか。
>パレスチナ人居住区(自治区)を統治するつもりが過去、あったのか無かったのか。
>またこれから先はあるのか、無いのか。

西岸とガザはイスラエル政府の観光地図などでも「占領地」と明記されています。イスラエルが自国領土として主張しているのは東エルサレムです。

パレスチナ居住区を占領したときにイスラエル政府がどう考えていたのかは、不明なところがあります。西岸は戦略上の拠点ですし、またパレスチナでは例外的に肥沃な地帯ですから「ずーっと占領して住民を苛めていたら、連中は根を上げてどっかに出て行くだろう」程度の甘い見込みだったのかもしれません。そこで国防上重要な地域(丘の上など)に入植地を作りまくった。

また、もともとイスラエルの右派には「大イスラエル構想」という妄想めいた考えがありまず。ガザと西岸を含めた歴史的にパレスチナと言われる地域をすべてイスラエルの領土にしたいというもので、シャロンももともとはこっちの流れです(今のシャロンは若干違う)。
つまり現実的な国防の観点と妄想的な野望とが重なり合って入植地の建設が進みました。

これから先のことですが、現在シャロン政権がブッシュからお墨付きを受けた「一方的撤退」案では、ガザを全面的に手放すが、西岸については小さな遠隔地の入植地のみを手放し、大きな入植地はイスラエル領に組み込むとされています。

西岸の問題点はここにユダヤ人の歴史ゆかりの地が点在しており、ユダヤ人の過去の歴史が多く営まれてきた場所であること。たとえばヘブロンにはユダヤ人の始祖アブラハムらの墓がある。ある意味で、人造都市テルアビブよりヘブロンのほうが歴史的には「よりユダヤ人になじみ深い場所」であるわけです。

ここで話が複雑になるのですが、神がアブラハムに「ここはお前の土地だ」と言ったことになっているので、ユダヤ教の原理主義者的な人々の中には「西岸は神から与えられた土地であり、いくら和平のためとはいえ、勝手に手放せるものではない」と考えます。そして彼らの多くは実際に入植地に住んでいます。「この土地に住むのは神から与えられた使命だ」と。
ラビン首相が暗殺されたのもこの理論です。つまり「神との契約で土地をもらったのに、人間同士の事情で、神に無断で土地をパレスチナ人へ渡すのは神への裏切りである。そういうことをする指導者は民族の敵である」と。

昨年にシャロンがはじめて西岸の入植地からの一部撤退をほのめかしたときにも、極右原理主義者による暗殺計画が噂されました。ガザからの入植地撤退は今年の後半から始まって来年末まで続くようですが、そのときにもユダヤ教原理主義者による抗議行動があるでしょう。
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