イスラエル/パレスチナ和平

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再掲:パレスチナの現実(3)

投稿者: GivingTree 投稿日時: 2004/03/25 10:05 投稿番号: [7407 / 20008]
3.嫌疑で爆破される家

  パレスチナで崖っぷちで生きているのは、子供たちだけじゃない。その家族もろとも、不条理な攻撃にさらされることがある。そしてその攻撃で、人々は再び住む場所を失い、彷徨いはじめる。これがパレスチナ「難民」の生活だ。住む場所を追われた人たちの日々の営みとは、かくも苛酷なものなのか。

  川端氏が次に見せてくれたスライドには、半壊した家が映しだされていた。家の半分に焦げ後のようなものがあり、残り半分だけに生活感が漂っている。実際、家は半分しか機能しておらず、むろん改築のめども立っていない。川端氏が何事があったのかと尋ねると、「昨日いきなりイスラエル兵がやってきてダイナマイトで爆破していったんだよ」とため息混じりに家主の妻が語る。
  イスラエル兵の主張によると、なんの変哲もないその民家にテロリストたちを匿っているという嫌疑がかけられていたらしい。イスラエル兵は嫌疑がかけられているという事実を告げたその晩に、大挙ダイナマイトを持って押し寄せ、あっというまに家を爆破してしまったという。
  つい昨日まで、いや夕方までは普通の家庭の営みがあった場所だった。戦場から離れ、テロリストとも縁遠いはずのこの地域になぜ、突然イスラエル兵が押し寄せ、あまつさえいきなり民家の爆破など行うのか。話を聞いているこちらもわけがわからなくなってくる。だがこれもまた、パレスチナ人が日々直視しなければならない現実なのである。
  SAFE HAVENという言葉がある。「安全な場所」という意味なのだが、パレスチナ人にはこのSAFE HEAVENがない。やっと手に入れた自分の家ですら、いつなくなるかわからない。自分の子供はいつ死ぬかわからない。日々日々、死と破壊と隣り合わせに生きていかなければらない。
  しかも、これはテロではない─というのはイスラエル側の主張だが、国家としての体を為していない自治区内での出来事だからこそ「国家テロ」とは言わないだけで、いざパレスチナ国家が誕生したら、これは立派な国際犯罪行為である。だが国際社会は果たして、パレスチナが国家でないということだけを理由に、国際犯罪行為を続けるイスラエルの行為を黙過するべきなのだろうか。
  イスラエルの、ハマスなどのパレスチナ側テロ組織に命を狙われる一般市民が生きる現実と、パレスチナ人の生きる現実はこうも違う。それでも、パレスチナの人々に安住の地を求める権利はないというのだろうか。自分のかろうじて保とうとしている平衡感覚を失わせるような、強烈な映像だった。
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