壁
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/08/05 12:52 投稿番号: [6299 / 20008]
>フェンス建設に至ったイスラエル側の不信感は、わかりすぎるほど分かります。
>新しい道具なだけに使い方が難しい。
>幸い、「二つの民族、二つの国家」を前提とするなら、
>どんな形の「国境」があってもおかしくはないわけで、
>「交通を遮断」しようがどうしようが、フェンスそのものが絶対悪というわけでもない
私が壁を嫌うのは
1
相互理解/相互への「赦し」こそが平和の確立には必要だが
それは、「交流」からしかうまれない。
「隔離」によって、流血が減るかもしれないが、
それを「平和」と呼べるとは思えない。
2
壁自体がはたしてイスラエルの安全保障にどれだけ寄与するのか不明。
「壁建設によってテロリスト進入路が限定され、捕まえやすくなった」
という報道もあったが、
カッサムロケットのように、壁自体を飛び越えてしまう兵器には無意味。
3
壁が67年ボーダーに添って建てられるのならともかく、
入植地を囲むように作られる壁は、西岸の一部を「占拠」している。
これまでにも十分複雑な土地と政治の関係に、新たな争点を作る。
4
一度壁を作ってしまうと、それを壊すという決断は極めて困難。
5
このようにあまり積極的な意義がないのに
「イスラエルは非人道的うんぬん」という非難を喰らうネタとなる。
もちろん「壁」が出てきた背景は理解する。
セキュリティ上の必要性、
自爆テロの波によってイスラエル国民に植え付けられたパレスチナ人への嫌悪感、
こうしたものが合わさって、「交流より遮断」「開放より隔離」
「相互の討論による和解ではなく、一方的分断」という方向が
よりリアルな選択となったのだろうから。
また、これがパレスチナ人民に「敗北」という現実を認識させるものとなるのなら
少しは積極的な意味があるかもしれないけど、
コストと手間を考えたらねえ。
それだったらアラファトを殺すほうが、
より象徴的だし、政治的コストも少ないし、
双方にとって実利すらある。
これは メッセージ 6294 (r911911911 さん)への返信です.
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