>大反対だ。
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/07/29 19:30 投稿番号: [6282 / 20008]
>エルサレム・ポストは、彼のようなテロリストを釈放してしまうことで、
>イスラエルは、意図的に女性や子供を狙うテロが正当な「自由の戦士」であるとする
>パレスチナ人たちの主張が正しいのだというメッセージを送っていることになる、
>と論じていた。
>今度の「釈放」も、「テロ行為は自由の戦士たちの民衆蜂起だ」などという認識を
>イスラエル政府が認めた形として史実に残してしまう危険があるのではないか。
>僕個人が反対したところでどうにもならないが、大反対だ。
>とんでもない話しだと思う。調停者はその「とんでもなさ」加減を
>百%汲み取ってPAの義務を厳しく追及してもらいたい…。
この事態を「歴史の皮肉」のような観点で見てみます。
キャンプデービッドで、必死に譲歩を繰り返したバラクを
アラファトはソデにしました。
このことでアラファトは「悪人扱い」されておりますね(私もそう思う)。
当時のアラファトの魂胆はいろいろと言われていますが
一つの理由として
「イスラエル国内で権力基盤の弱いバラクから譲歩を勝ち取っても
その成果が永続するとは思えない」という現実的な計算があったと言われます。
これはアラファトに同情的な視点なのですが、
イスラエル世論を一つにまとめあげられない
「弱い交渉人」であるバラクを相手にする羽目になったために、
アラファトも身動きをとれなくなり、
交渉にも熱が入らなくなった、という考えです。
そして交渉が決裂し、インティファーダが始まり、
バラクに代わってシャロン、
アラファトに代わってアッバス氏という交渉人が登場しました。
今、ロードマップに基づく交渉が始まりましたが、
ロードマップには全く記述のない「囚人釈放」問題が、重要問題として浮上しました。
これは、パレスチナ世論を軟化させ、
脆弱なアッバス氏の権力基盤を固めるという目的ですね。
本来、世論のリードや権力強化というのは、純粋な内政問題であって
イスラエルが関与するべきことではないはずです。
しかし、このような事態を招いたのは、
これまでアラファトを交渉人から外そうとして奔走してきた
イスラエル政府の外交が「実った」ため。
シャロン内閣は、自ら望んだ通り、アラファトを
交渉相手から外すことに成功しましたが、
その代償として、弱い交渉人であるアッバス氏を相手にすることになり、
望まない囚人釈放を迫られることになりました。
今のシャロンは、キャンプデービットのときのアラファトと
同じような心境なのかもしれません。
これは メッセージ 6280 (r911911911 さん)への返信です.
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