イスラエル/パレスチナ和平

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>アッバス一代では無理

投稿者: r911911911 投稿日時: 2003/07/05 21:36 投稿番号: [6159 / 20008]
>自治政府は<弱体化による分解>を選んだのではないでしょうか?

自治政府側によるわずか数人の逮捕の報道さえ、なんだかピリピリとした緊張感があって、どこで躓いても不思議ではない雰囲気がありますね。「弱体化による分解」に伴う「時間がかかり確実性もない」リスクがいきなりすぐ現実のものとなっている。

とはいえ、弱体化が進んでいく途中で、ある「臨界点」にまでこぎつけられれば、「二つの国家」へのステップは容易になるのでしょうね。というより、どうもこの機会を逃したらタイミング的に本当に難しそう。イスラエルにとってもアメリカにとっても、この期に及んで頓挫となると、「実力行使」しかない。

そのことは、どうやらテロ組織側も気が付いていて、「とりあえず停戦」という形を取り、今は作戦を練り直している、というのが現状でしょうか。イスラエルにしてみれば、そうしたテロの存在そのものが脅威だ。フェーズ1から2へ移行できるタイミングが来たときには、どうすればよいのか。

口先だけ、形ばかりの「解体」宣言というやり方があるかもしれません。メンバーはそのまま「自衛軍」だか何かになる。「テロの放棄」という言葉、声明、約束さえあれば(たとえ武装解除に至らずとも)、建前上、イスラエルも米も、「解体宣言」そのものを〝歓迎〟はできる。ハマスらにとっても「英語で何か約束するぐらいのこと」は新バージョンの「hudna」だかで済ませられるかも。

テロ放棄を謳ったロードマップに従って、テロ組織が解体され晴れて国家樹立――そうやって「本質的な問題」を先延ばしにしていくのが、そもそものロードマップの特色部分でもある。

それと同時にテロの「温床」としての資金のほうは、まあ何とか手は打てた、とする。あとは、「暴力と憎悪」に洗脳された庶民と子供達が、最大の懸念になっていくと思います。まさに「アッバス一代」ではとても正常化できるものではない。

憎悪や破壊、暴力をエネルギーとしてきた精神というものが、自ら選択したのかどうかも疑わしい、「地道に働いて生活をする」という味も素っ気もない「ザラザラとした現実」(ジャン・アルチュール・ランボー)を生きることができるものなのか。月々300ドルの収入で暮らせていたはずの「ライフスタイル」の横に、世界最先端のハイテク国家/アヴァンギャルドな最新水着デザイン提供国(笑)があって、すべての不幸を「他人のせい」にし続けてきた親たちは、子供に何を教えられるのだろうか。

宿舎制度というか、子供たちをいわば社会の共同財産として教育するような、知的レベルにおいてだけでも親とはなるべく切り離したシステムを導入すべきなのかもしれません。

かつてユダヤ人はイスラエルの地に移りながら、厳しい生活こそに理想や信仰のいわば「ロマン」を見出してキブツを開拓していった。同じような挑戦が、パレスチナ人の心のうちから、能動的・自発的に生まれ、この地に自分たちの繁栄を築くのだ、という健全で前向きなエネルギーが、新国家を満たすようにならなければダメだ。

ある段階でそのような可能性を窺わせる萌芽が見られたとき、世界の「投資資金」といったものも、ごく自然に、ゆっくりと、恐る恐る確かめながら、動きはじめるのではないかと思います。国民の大半が「地道に働く」ことが出来るのだという証明は、「生産性」に必ず反映される。

敗戦国として日本やドイツは、少なくともそうした「努力」が当たり前のこととして行えた。一方は、おそらくは古くからの倫理観から。もう一方は、分析的な自己批判と反省から。そうした過去的な経験からみれば、パレスチナ国家樹立は、決して「テロによる勝利」であってはならない。

理想的すぎますが、そうしたシナリオ以外に現実に今生きているパレスチナの子供たちが、人間として成長し得る道はあり得ないように思えます。
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