イスラエル/パレスチナ和平

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「フェンス」について 1/2

投稿者: r911911911 投稿日時: 2003/07/05 21:34 投稿番号: [6157 / 20008]
http://www.iht.com/articles/97522.html
ネットで面白い表現が出回っているとの書き出しの記事。2000年のキャンプデービッドでバラクがオファーした「面積」は「当初の22%のうちの80%」で、シャロンはさらに「当初の22%のうちの80%のうちの42%」だそうである。

この記事がいう「当初の」とは、パレスチナが拒否した1947年の決議181に基づくパレスチナに充てられた面積ではない。記事中で歴史的領土の47%となっている部分。つまり「ヨルダン川から地中海までの47%のうちの22%のうちの80%のうちの42%」が、シャロンがオファーしている「パレスチナ国家」の面積(ここでいう歴史的領土とはもちろん2000年前に遡る部分ではなく〝オスマン・トルコ〟時代のもの)。

まず47%の部分は決議181だから正当。さらに22%になったのも決議242でありそれを受諾したぐらいだから確定的な既成事実。そこから80%(2000年−イスラエルのHPでは95%とされている)になったがアラファトが拒否し、ロードマップも認めている「原状」(アッバスは「無修正」で受諾)が、さてどの程度かということになる。

ロードマップで撤去が求められている具体的な入植地は2001年3月以後のもの(この時期フェンスはまだない)。「80%のうちの42%」に減らされようとしている部分は、実際にはグレーで「最大限42%まで削減」ということだろう。

記事でも断り書きがあるが、「42%」というのはロードマップにある数字ではない。シャロンはそう思ってるはすだ、という書き方である。なにしろフェンスがあるじゃないか。グリーンラインの長さは360Kmしかないのに、シャロンが認めたフェンスの長さは最低でも1000kmある、と書いている。

出た。フェンスだ。パレスチナ支持、イスラエル批判グループが誰も書かないのだが(多分知らないのかな…笑)、実は〝防衛目的〟のフェンスは「グリーンライン」に添って建設されているわけではない…。

ちなみに「1000km」の中にはヨルダン川西岸の細い「治安地帯」も含まれ、グリーンライン自体とは無関係。ここが将来的にパレスチナに解放されるとなると、すでに「原状」として走っている幹線道路の「治安」は確かに覚束なくなる。とはいえ、イスラエルの住居はその西のウエストバンクのさらにその西だから、今すぐの「治安」とはこれまた無関係…。

イスラエルの言い分としては、フェンスはテロ対策であり、いつまで経っても民間人殺戮を止めないのだから「フロントライン」として侵入した形で建設している、となる。それに対して「政治的境界線」ではないのか、との危惧と批判がある…。

ウエストバンクに「はみ出している」だけでなく、一部の入植者については、フェンスの外に取り残された形となってもいる。防衛目的ならば、すべての入植地を囲むはず、といった見方からも、フェンスは「政治的境界線」との観測が生まれた。

米国が「イスラエルの危機感を共有」しコミットしてくるまでは、シャロンの「本音」はおそらく「政治的境界線」としてのフェンスだったのだろう。しかし、今は必ずしも絶対にそうだとは言い切れない。イスラエルの大半の市民はもちろんフェンスの存在を知ったうえで――何しろ目に見て確認できる物体があるのだから当然だ――「入植地からの撤退支持」としている。
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