イスラエル/パレスチナ和平

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テロと抵抗運動:クスクスさんへ

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/07/04 12:20 投稿番号: [6131 / 20008]
>どこまでが抵抗運動でどこからそれを逸脱したテロ活動なのかを
>もっと区分けして考える必要があるのではないでしょうか?
>すべてが抵抗運動だというような暴論と、パレスチナの活動は
>すべてがテロ活動だという意見とに
>極端に分かれてしまっているように思います。


ごもっともですが、その分別はきわめて難しいですよ。

前に過去ログを整理していたときも、この論議がいつもループしてました。
例えば、メッセージno.
18、177〜178、180、186、187、229、230、232、247〜249、
251、254、260、264、268〜269、334、430、446、447、659、740、844、851
とかね。

よく見受けられるのは、それが行なわれる場所での区分。
占領地(西岸/ガザ)でのイスラエル攻撃は「抵抗運動」だが
イスラエル国内での攻撃はテロ、という分別。

でも線引きが難しい。
たとえば、
「イスラエルの正当な領土は、国連分割案の範囲に限る」と言う人がよくいる。
その人にとってみれば、
たとえばテルアビブのヤッフォでの攻撃はいかなる形態でも
「抵抗運動」になる。

極論では、「そもそもシオニストが侵略して出来た国であり、
周辺アラブ諸国の多くがその存在を認めていないイスラエルは、
全土を占領地と見なすべきであって、これへの抵抗運動は、
いかなる形態でもテロではあり得ない」という人もいる。

さらに、「イスラエル国内でバスを吹き飛ばすのも、
占領地から撤退させることが目的だから、抵抗運動だ」
という考えもあった。

対象によって区分する人もいる。
「軍/入植者への攻撃は抵抗運動だが、市民はテロ」とかね。
これも線引きが難しい。
兵士も入植者も、市民には変わりない。
また、「イスラエルは国民皆兵だから、市民は存在しない」という人もいる


手段によって区分する人もいる。
「投石/デモは抵抗運動だが、自爆や銃撃はテロ。」と。
でも、入植者の子どもが、至近距離からの集団投石で殺された事件とかを見ると、
その線引きも難しい。


唯一確実に存在するだろう区分けは
相手に障害を与えたり、殺害する意図のもとにおこされるもの=テロ
そうでないもの(意図せざる結果として殺害などが起きてしまっても)。=正当な抗議
かな?

たとえば、非武装抵抗運動はテロじゃない。
レイチェル・コリーは、武器密輸に使用された疑いのある家を壊そうとした家の前に立って
ブルドーザーに引かれた。
彼女は、イスラエルの安全保障を脅かしたかもしれないが、テロではないよね。

あと、基準としては、国際法によるものがあるよね。
no.5087での区分けも参考にできる。

かつて私は
「抵抗運動だろうがテロだろうがどうでもいい。
『占領を止めさせる』という目的に適ったことをやれ」
ってのが持論だった。
当時は、大いに叩かれました(笑)。
でも、「インティファーダにはネガティブな要素が入り過ぎた」
「武装蜂起はまずかった」とか言うアッバス氏らの登場を見ると
私の意見も全く間違っていたわけじゃないんだな、と思う。

実際、「インティファーダ終結」という今の雰囲気の前では
抵抗運動とテロの線引きは、空しい議論だと思いますよ。

貴殿の投稿からは真摯さと、この紛争を真剣に考える姿勢が見えて好感が持てます。
でも、この手の決着のない論議にはまるより、他にやることがあるんじゃない?

アドバイスさせて頂くとすれば、過去ログを漁ることですね。
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