イスラエル/パレスチナ和平

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

中東の小話

投稿者: sascom007 投稿日時: 2003/07/01 10:18 投稿番号: [6057 / 20008]
中東の小話を一つ。

ある時、駱駝と蠍が旅をしていて、前方を遮る河に行き当たった。両者とも、浮かない顔をしたが、それでも駱駝はなんとか河を泳ぎ渡ることができるので、ぶつぶつ言いながらも、河の中に入っていこうとした。その時、蠍は何時になくしおらしい態度で、駱駝に懇願した。
「私を背中に乗せて、いっしょに連れてってくれませんか?」
駱駝は表情を曇らせて、こう答えた。
「そうしたいのはヤマヤマだけれど、君を背中に乗せるのは危険過ぎる。だって、君は猛毒を持っているだろう。」
すると蠍は、なおも懇願を続けた。
「お願いですから、連れてってくださいよ。だって私は一人で河を渡ることができないんですから。決して刺さないと約束しますよ。」
駱駝は蠍の顔をまじまじと見つめながら訊ねた。
「そりゃあ、連れてってあげたいけどね。いくら約束されたって、君が刺さないとどうして分かる?」
そこで蠍は、必死になって“決して刺さない”根拠を説明した。
「刺すはずがないでしょう。だって、もし私があなたを刺したら、あなたは死んで、河の底に沈んでいきます。そうしたら、背中の私も溺れて死ぬしかありません。常識で考えても、そんな自分の命を失うような馬鹿なことをするはずがないでしょう。」
駱駝はそう言われてみると、それもそうだなと思い、あまり気は進まなかったが、とにかく蠍の“決して刺さない”という約束を信じて、いっしょに連れていってやることにした。
さて、駱駝が蠍を背中に乗せて河の中央に差しかかった時、急に蠍が駱駝を刺した。そして両者共、河の底に沈んでいった。

[教訓]蠍は刺すものなのである。これは蠍の習性であって、理屈や論理ではない。そういう本質的な部分を見誤った安易な同情心や親切心は、結局両者の破滅をもたらすだけである。


*高橋和夫は常日頃の著作、発言からも、明らかにパレスチナ人に同情的なスタンスの人です。そういう前提は常に忘れるべきではないと思いますね。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)