「PEU」派遣への懸念
投稿者: sascom007 投稿日時: 2003/06/15 16:28 投稿番号: [5613 / 20008]
>国連のアナン事務総長は13日付のイスラエル紙ハーレツとのインタビューで、武装した国際治安維持部隊を派遣することがイスラエルとパレスチナの武力衝突を止める唯一の手段との考えを示した。
これは「国連」が、かつて旧ユーゴスラビとソマリアに派遣したことのある「平和執行部隊(Peace−enforcement Units)」をウエストバンクとガザに送り込みたい意向を示しているのでしょうね。確かに「PEU」は自衛を越えた武器の使用が認められていますし、通常の「PKO」よりも重装備で、より能動的な部隊ですが、旧ユーゴスラビア、ソマリアでの活動を見てみますと、必ずしも所期の目的達成に成功したとはいえず、むしろ「国連」への不信感を増大させただけという結果が残りました。
その大きな理由としては、「PEU」は軍事に疎い国連事務総長(当時はガリ事務総長)の指揮下に入り、各国部隊の自由な作戦行動は取れませんので、そこを実戦経験豊富なゲリラ部隊に効果的に突かれ、犠牲者ばかりが出たということが挙げられるでしょう。当然、現場の不満は高まり、「PEU」は機能しなくなり、ソマリアのケースでは敗戦同然に引き上げざるを得なくなってしまいました。
今回、アナン事務総長の「PEU」派遣提案についての反対も、パレスチナという複雑な地域(長期間にわたり熾烈な紛争が継続してきた地域)への派遣ということを考慮した場合、ソマリアの「二の舞いを踏む」可能性が極めて高いと判断されるからではないでしょうか。
これは メッセージ 5602 (r911911911 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a5a4a59a5ia5a8a5ka1bfa5qa5la59a5aa5jobjbf_1/5613.html