イスラエル/パレスチナ和平

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

国際社会の「殺人意思」認識−2

投稿者: r911911911 投稿日時: 2003/06/06 15:49 投稿番号: [5455 / 20008]
最初の「投石闘争」から十年以上が過ぎて、2000年7月のキャンプデービッド交渉で、パレスチナ側は「95%のパレスチナ国家」を提供され、それを拒否した。オスロ合意の破綻からパレスチナによる〝2度目の国家樹立拒否〟に至るまでの間に、イスラエル市民たちの政治判断がどのような経緯で変遷していったのかは、僕はこの間、ほとんど詳細に触れなかったので不明だ。だが、経緯はともかく、変遷の結果については、現在の状況が示している通りだ。

1980年代から2003年のロードマップ受諾/イスラエルのよるパレスチナ国家承認に至るまで、「国際社会」の本質だけは、変化していない。実のところそれは、ホロコーストやポグロム、中世ヨーロッパでのユダヤ狩り、さらに遡って、キリスト教誕生前後さえ飛び越え、「出エジプト」の物語に象徴される、ユダヤ民族のディアスポラの歴史を取り囲んできた世の中、「国際社会」とまったく変わらない(五千年の間にはもちろん例外もあるが)。

何度も同じことを繰り返すことになるから邪魔くさいかもしれないが、「殺人意志」を裏付ける「言論」そのものが悪なのだ。しかもそれは「絶対悪」だ。何かと「相対化」したり「比較」すべきものではない。

アカバでは「テロ行為の根絶」こそ「誓約」はされた。だが、その行動の裏側にある「思想」そのものに踏み込んで糾弾しているわけではない。現イスラエルの存在を明確に承認する言葉もなかった。草の根の民衆にも分る言葉で、「ヨルダン川から地中海までの全パレスチナを解放する」というメッセージをはっきりと否定し、その誤りを説き、「和平」とは「他者のいる共存」だということを、PLOが公式に、アラビア語で、「記録」/「明言」し、さらにはことあるごとにそのことを繰り返すことによって「再確認」していくという時間的な積み重ねがなければ、「不信感」や「懐疑心」は払拭されない。

戦後の国際社会は、一時期たりとも、イスラム教徒/アラブ人/パレスチナ人の『不正』を正してはこなかった。そのような「正義」は、もはやパレスチナ側から能動的かつ自発的に行われることはないだろう。そして、イスラム諸国には、「殺人意志」を支持する声がはびこっている。

外圧――しかもおそらくは徹底的な暴力を伴った実行力によって、ねじ伏せ、黙らせ、そして、語るべきことを語らせる必要がある。それが、「言論の自由」を損ねるというのであれば、「不正義」の「発言者」たちのみ、物理的に人間界から排除する以外に、「正義」の実現はありえない。

人類史上最強ともいえる覇権国の実行力をもってしても、今回のロードマップの目的が実現できないのであれば、僕は、はっきりとパレスチナ民族の国家建設を否定する立場を支持していくつもりだ。彼らに「資格」がないばかりか「国際社会」にもユダヤ民族と対峙する集団へ正論の苦言を呈することがなかったことで重大な非がある。パレスチナが滅びることになるのであれば、自分たち自身でもありまた、彼らの不正義を黙認し続けてきた国際社会でもある。

パレスチナ人の痛み、というとき、それは「草の根の一般大衆」の痛みに他ならない。決して、「殺人思想」を植え付け/洗脳し/脅しや疎外によって強要している〝指導者〟たちの痛みではない。パレスチナ民衆が、まともに自分の言葉で意思表明ができている状況か、という常識的な判断は必要だろう。つまるところ、危険思想の指導者らを排除することは、草の根のパレスチナ人たちに「言論の自由」を与えることでもあるのだ。

舵取りを誤るのなら、ブッシュが再選の報償を期待することも難しいはずだ。もちろん、今回の和平交渉が破綻すれば、イスラエルの将来にとっても失うものは大きい。場合によっては、これまでのような米からの潤沢な支援が滞る可能性もある(ベビーブーマーたちの退職ラッシュはもう間近だ)。だがそれ以上に、安全保障の不在というディアスポラ的状況は、2003年においてもなお再び解決され得なかったという長年の「痛み」に改めて直面しなおすことになる。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)