安全保障 vs 悪の現存
投稿者: r911911911 投稿日時: 2003/06/05 18:46 投稿番号: [5445 / 20008]
メッセージ: 5429 のリンク先や、ハマスらの「声明」などから、「テロ排除」にあたってパレスチナ人にのみ「能動的に」対処させることは、ほとんど不可能だということが〝改めて〟確認されました。
テロ排除(その方法や程度は別として)については、パレスチナ側での「内戦」を待たずに、関係各位が協力し合うのだととりあえずは言葉によって約束された――それがアカバ・サミットです。ところがアッバスの声明には「イスラエルの存在承認」さえなかった。これは、いまのところのロードマップの進捗では、難民問題が触れられていないこととも呼応します。
ハマスらの声明はサミット後ですから、パレスチナ側には「帰還権に拘ったテロ」という「不正義の現実」が今もある。事実であり証拠もある。
これまでの中東和平交渉と同じような「アンフェア」なステップが、今回も刻まれていると僕は思います。ADLやJPなどに投稿されている多くの意見に述べられている懸念には、過去の経緯を見れば正当性があるとも思います。
イスラエルのマジョリティにとっての第一義は、「(経済安定と成長に不可欠な)安全保障」にある。これは世論調査や日々のニュースからも確認できる。
安全保障とは、テロと、難民流入の可能性という二つのリスクが払拭されることです。そして、そのどちらにも正当性がある。
和平のために必要なイスラエル側にとっての条件に正当性があるということは、逆に言えば、「不正義」のせいでイスラエルに内輪もめが起こるならば、和平の進め方そのものに問題があるということになります。
テロ組織のせいでパレスチナがまとまらないという次元の問題とは、大いに異なると思う。一方は正義の不在、一方は悪の現存なのですから。
広義の「安全保障」が確保されるなら、イスラエル側は入植地撤廃ができると僕も思います。不正義が排除されたうえで、なおそれができないのなら、その時は、国際社会が一枚岩のイスラエルを形成するために協力しなければならない理由は、もちろんありません。
イスラエルを「一枚岩」にする支援、という表現は、ブッシュに対して使ったものです。肝心要の難問を先延ばしにしていると「不正義」のせいで頓挫しかねない。一枚岩にするために、アッバスを支援するほどの手の掛けようが必要なのではない。ただ「不正義」部分を早めに摘み取っていくことだけでいい。
僕が〝提案〟(になっているかどうかは覚束ないのですが…笑)したテロ排除が達成できたという前提に戻ると、
(1)アッバスが「身内から」暗殺されるリスクはほとんどなくなるが
(2)シャロンを暗殺から守るにはパレスチナのテロ排除だけでは不可能
という現実はあると思います
テロ排除には当然「国際社会のコンセンサス」が必要です。同時にまた、ロードマップの「最終的な落としどころ」に「決着」を付ける上でも「国際社会」の協力や圧力、場合によっては実力行使が必要です(国連の〝矛盾〟決議が関わるのだからこれは当然です)。
>イスラエル側の世論はほぼ固まっています。後者を選択することにほとんど異存はありません。
それに反する人々は、排除されるべきです。
そして、国際社会が自治政府治安組織にハマスを実力で潰すよう強要するなら、
当然国際社会はイスラエルにも入植者潰しをするよう強要しなくてはいけません。
もっとも、イスラエルにはある程度の民主主義があります。
(パレスチナとは違い)武力を使わなくても、入植撤廃はできるでしょう。
安全保障に関わる問題が早めに解決/もしくは道筋が示されるのであれば、それだけで〝自ずと〟「一枚岩」になるための条件は整います。そうなれば、反対勢力は明確に実現不可能な少数派へ追いやれると僕も思います。
>双方が期待を持たない和平が、外部の強力な力なしに実現するわけない。
とりあえずブッシュの強権には期待したいと思います。その強権に応えられるような「駒」がシャロンのような右派なのであれば、それはそれで構わない。
また、イスラエルの安全保障問題(広義の)に関わる国民の懸念が払拭されるなら、どこかの時点でシャロンが暗殺されたとしても、プレーヤーの不在が理由で頓挫することにはならないとも思います。
テロ排除(その方法や程度は別として)については、パレスチナ側での「内戦」を待たずに、関係各位が協力し合うのだととりあえずは言葉によって約束された――それがアカバ・サミットです。ところがアッバスの声明には「イスラエルの存在承認」さえなかった。これは、いまのところのロードマップの進捗では、難民問題が触れられていないこととも呼応します。
ハマスらの声明はサミット後ですから、パレスチナ側には「帰還権に拘ったテロ」という「不正義の現実」が今もある。事実であり証拠もある。
これまでの中東和平交渉と同じような「アンフェア」なステップが、今回も刻まれていると僕は思います。ADLやJPなどに投稿されている多くの意見に述べられている懸念には、過去の経緯を見れば正当性があるとも思います。
イスラエルのマジョリティにとっての第一義は、「(経済安定と成長に不可欠な)安全保障」にある。これは世論調査や日々のニュースからも確認できる。
安全保障とは、テロと、難民流入の可能性という二つのリスクが払拭されることです。そして、そのどちらにも正当性がある。
和平のために必要なイスラエル側にとっての条件に正当性があるということは、逆に言えば、「不正義」のせいでイスラエルに内輪もめが起こるならば、和平の進め方そのものに問題があるということになります。
テロ組織のせいでパレスチナがまとまらないという次元の問題とは、大いに異なると思う。一方は正義の不在、一方は悪の現存なのですから。
広義の「安全保障」が確保されるなら、イスラエル側は入植地撤廃ができると僕も思います。不正義が排除されたうえで、なおそれができないのなら、その時は、国際社会が一枚岩のイスラエルを形成するために協力しなければならない理由は、もちろんありません。
イスラエルを「一枚岩」にする支援、という表現は、ブッシュに対して使ったものです。肝心要の難問を先延ばしにしていると「不正義」のせいで頓挫しかねない。一枚岩にするために、アッバスを支援するほどの手の掛けようが必要なのではない。ただ「不正義」部分を早めに摘み取っていくことだけでいい。
僕が〝提案〟(になっているかどうかは覚束ないのですが…笑)したテロ排除が達成できたという前提に戻ると、
(1)アッバスが「身内から」暗殺されるリスクはほとんどなくなるが
(2)シャロンを暗殺から守るにはパレスチナのテロ排除だけでは不可能
という現実はあると思います
テロ排除には当然「国際社会のコンセンサス」が必要です。同時にまた、ロードマップの「最終的な落としどころ」に「決着」を付ける上でも「国際社会」の協力や圧力、場合によっては実力行使が必要です(国連の〝矛盾〟決議が関わるのだからこれは当然です)。
>イスラエル側の世論はほぼ固まっています。後者を選択することにほとんど異存はありません。
それに反する人々は、排除されるべきです。
そして、国際社会が自治政府治安組織にハマスを実力で潰すよう強要するなら、
当然国際社会はイスラエルにも入植者潰しをするよう強要しなくてはいけません。
もっとも、イスラエルにはある程度の民主主義があります。
(パレスチナとは違い)武力を使わなくても、入植撤廃はできるでしょう。
安全保障に関わる問題が早めに解決/もしくは道筋が示されるのであれば、それだけで〝自ずと〟「一枚岩」になるための条件は整います。そうなれば、反対勢力は明確に実現不可能な少数派へ追いやれると僕も思います。
>双方が期待を持たない和平が、外部の強力な力なしに実現するわけない。
とりあえずブッシュの強権には期待したいと思います。その強権に応えられるような「駒」がシャロンのような右派なのであれば、それはそれで構わない。
また、イスラエルの安全保障問題(広義の)に関わる国民の懸念が払拭されるなら、どこかの時点でシャロンが暗殺されたとしても、プレーヤーの不在が理由で頓挫することにはならないとも思います。
これは メッセージ 5444 (adventureoftheultraworld さん)への返信です.
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