>どうこう言っている場合でもない
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/05/15 16:35 投稿番号: [5252 / 20008]
>実際、もう建国してしまい、イスラエルを母国とする人を目の当たりにし、
>建国に関してどうこう言っている場合でもないのだなとも思います。
そうですね。
私も実はかつてはパレスチナ熱狂的支持派で、
「シオニズムは汚い。パレスチナ全土の民族解放とイスラエルの解体
非宗教的/世俗的で多宗教共存のパレスチナ建国を断固支持」という考えだったのですが、
7年ほど前にひょんなことからイスラエルを訪れて
「ああ、こんなことを言っても、しょうがないんだな」と悟りました。
イスラエル建国の過程には異議があるけれど、
結局、既成事実をある程度認めてしまわないと、ラチがあかないし、
実現不可能な理想を掲げて闘うことは、美しいけど、
実は解決を先延ばしにして
悲劇を倍増しているだけなんじゃないか、と思います。
よく、パレスチナ問題を
「あなたの家に突然、侵入者がやって来て
『2000年前に私たちがこの家に住んでいたのだから、あんたらは出ていけ!』
と追い出されたらどうする? 当然戦って、家を取り戻したいと思うだろ」
とわかりやすい譬え話で説明する人がいますよね。
でも、この譬え話には、いろいろと重要な点を見落としています。
たとえば、その「侵入者」が、すでにこの家に50年以上も住んでしまっているなら
それを単純に追い出すのは不可能だし、非現実的ですよね。
もう世代も変わっているんだし、
今まで、散々追い出そうとしては負け続けてきたことを考慮すれば
侵入者と話し合って、庭なり軒下に新しい家を建てるしかないでしょう。
で、大多数のパレスチナ人はそのことを悟っているし、イスラエル人もそうです。
なのに、外部の人間がいつまでも「イスラエルなど存在しない」って言い続けるのは
滑稽で、哀しいことです。
>西洋人らしい(言い切る割りに、意外と他文化を知らない)とでも言うべきでしょうか。
西洋人だけじゃなくて、日本のパレスチナ支持派にもそういう人は多いです。
たとえば、「イスラエルは常にアメリカの軍事援助を背景にパレスチナを圧迫し……」
と言い切るのがパレスチナ支持派のなかの常識ですけど、
第2次中東戦争では、イスラエル/英国/仏国のエジプト攻撃を
国連決議で停止させたのはアメリカですよね。
第1次中東戦争の頃も、アメリカは軍事援助をやっていない。
で、今ではアメリカはパレスチナ自治政府への最大の援助国でもある。
そういった「言い切り」に反する、細かい事実を積み重ねていくと
紋切り型の構図ではないものが見えてくる。
パレスチナ/イスラエル紛争の肝ってのは、実はこういった細かい事実にこそ
宿っているんじゃないかと思うんだけどね。
>しかし私ごときがチラリとここを訪れただけで、偏った見方がされていると思えるのに、
>何故西洋諸国でこれだけ偏った見方がされ続けるのか。
中東カテで、「国家の生存の危機というものを理解できない日本人には
イスラエルの行動を理解し難い」って書いたけど、
西欧諸国もそういう傾向があるんじゃないかな?
それと、西欧は、人権を大事にするから、
当然イスラエルの治安活動に伴う人権侵害には過敏に反応しますよね。
お住まいのベルギーには人権法もあるし(笑)。
>建国に関してどうこう言っている場合でもないのだなとも思います。
そうですね。
私も実はかつてはパレスチナ熱狂的支持派で、
「シオニズムは汚い。パレスチナ全土の民族解放とイスラエルの解体
非宗教的/世俗的で多宗教共存のパレスチナ建国を断固支持」という考えだったのですが、
7年ほど前にひょんなことからイスラエルを訪れて
「ああ、こんなことを言っても、しょうがないんだな」と悟りました。
イスラエル建国の過程には異議があるけれど、
結局、既成事実をある程度認めてしまわないと、ラチがあかないし、
実現不可能な理想を掲げて闘うことは、美しいけど、
実は解決を先延ばしにして
悲劇を倍増しているだけなんじゃないか、と思います。
よく、パレスチナ問題を
「あなたの家に突然、侵入者がやって来て
『2000年前に私たちがこの家に住んでいたのだから、あんたらは出ていけ!』
と追い出されたらどうする? 当然戦って、家を取り戻したいと思うだろ」
とわかりやすい譬え話で説明する人がいますよね。
でも、この譬え話には、いろいろと重要な点を見落としています。
たとえば、その「侵入者」が、すでにこの家に50年以上も住んでしまっているなら
それを単純に追い出すのは不可能だし、非現実的ですよね。
もう世代も変わっているんだし、
今まで、散々追い出そうとしては負け続けてきたことを考慮すれば
侵入者と話し合って、庭なり軒下に新しい家を建てるしかないでしょう。
で、大多数のパレスチナ人はそのことを悟っているし、イスラエル人もそうです。
なのに、外部の人間がいつまでも「イスラエルなど存在しない」って言い続けるのは
滑稽で、哀しいことです。
>西洋人らしい(言い切る割りに、意外と他文化を知らない)とでも言うべきでしょうか。
西洋人だけじゃなくて、日本のパレスチナ支持派にもそういう人は多いです。
たとえば、「イスラエルは常にアメリカの軍事援助を背景にパレスチナを圧迫し……」
と言い切るのがパレスチナ支持派のなかの常識ですけど、
第2次中東戦争では、イスラエル/英国/仏国のエジプト攻撃を
国連決議で停止させたのはアメリカですよね。
第1次中東戦争の頃も、アメリカは軍事援助をやっていない。
で、今ではアメリカはパレスチナ自治政府への最大の援助国でもある。
そういった「言い切り」に反する、細かい事実を積み重ねていくと
紋切り型の構図ではないものが見えてくる。
パレスチナ/イスラエル紛争の肝ってのは、実はこういった細かい事実にこそ
宿っているんじゃないかと思うんだけどね。
>しかし私ごときがチラリとここを訪れただけで、偏った見方がされていると思えるのに、
>何故西洋諸国でこれだけ偏った見方がされ続けるのか。
中東カテで、「国家の生存の危機というものを理解できない日本人には
イスラエルの行動を理解し難い」って書いたけど、
西欧諸国もそういう傾向があるんじゃないかな?
それと、西欧は、人権を大事にするから、
当然イスラエルの治安活動に伴う人権侵害には過敏に反応しますよね。
お住まいのベルギーには人権法もあるし(笑)。
これは メッセージ 5243 (suppan21 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a5a4a59a5ia5a8a5ka1bfa5qa5la59a5aa5jobjbf_1/5252.html