トピずれですが・・国際法補足・・
投稿者: nakanogaxtukouob3 投稿日時: 2003/05/01 22:31 投稿番号: [5094 / 20008]
国際法には不信感を抱いておられるとのことですが、実は私も同じです(^^;。
無差別攻撃が国際法上許されるかという問題については、基本的に無差別攻撃は許されないが、防御側が戦闘員と非戦闘員とを混在させた場合にまで無差別攻撃が禁止されるのか、については議論があるようです。
国際法学者の間では(机上の空論としか言いようがありませんが)、この場合にも無差別攻撃は禁止されるという説が有力なようですが、できるだけ非戦闘員に犠牲がでないように努力すべきだが軍事目標を攻撃する際の誤爆により非戦闘員に犠牲が生じたとしてもそれは軍事目標を非戦闘員と混在させた側の責任で攻撃側の責任ではない、というのが実際の国際慣行のようです。
元々国際法は、戦時国際法、それも慣習法からスタートしたものですが、戦時国際法が遵守されてきたのは、何時立場が逆転するか分からないからだと言われています(たとえば捕虜の虐待禁止を無視すると、自分が捕虜になったときに虐待される虞れ、というか蓋然性が高いからです)。
同時に戦時国際法は、軍隊に対し無意味な実力行使(平和的な住民の殺害や強姦略奪、捕虜の虐待等)を禁止していますが、要求しても最初から無理なことは要求していませんでした(守られるはずがないルールを国際法として制定しても、無意味であるばかりか国際法そのものに対する信頼性が揺らいでしまう、ということです)。
例えば、本来戦時国際法は軍隊に対し自軍の将兵の安全を危険に晒してまで敵国の戦闘員や非戦闘員の生命を保護することは要求していません。
ですから、非戦闘員の中に戦闘員を紛れ込ませたり戦闘員が非戦闘員との区別がつかないような偽態をとると、敵軍にしてみれば非戦闘員まで攻撃の対象とせざるを得ず、自国の非戦闘員を徒に死傷させる結果となることから(要するに、戦場では「疑わしきは攻撃する」というルールが適用になるわけですから)、このような行為は最も悪質な行為である、と評価されるわけです。
また戦場で両手を挙げて出くれば攻撃をしてはいけないかのような誤解がありますが、これも誤解で、捕虜にする義務があるのは捕虜にする余裕があるときだけです(戦闘中に一部の部隊だけが手を挙げてもそこだけ戦闘を中止するわけには行かない、ということです)。
これは メッセージ 5091 (adventureoftheultraworld さん)への返信です.
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