中には困った専門家もいる。その1
投稿者: hoihoi0080 投稿日時: 2002/07/31 21:07 投稿番号: [4117 / 20008]
>最後におまけ
http://www.mainichi.co.jp/eye/kaze/200102/18-1.html
会談の当事者によって本当の会談内容が明らかになったのは2001年の半ば以降だ。
キャンプ・デービッド:失敗の悲劇
Camp David: The Tragedy of Errors
August 9, 2001
Hussein Agha, Robert Malley
http://www.nybooks.com/articles/14380
2001年2月18日という日付を見れば分かるように、山内氏の記事の時点では、バラクの和平案は、バラクの発表とそれをそのまま伝えたマスメディアの報道以外には無く、それをうのみにして、アラファトを非難するとは、専門家としては致命的な不見識と言える。(中東問題の専門家なら、イスラエル国内と米国では、一方的な親イスラエル報道しかされないことを認識しておくべき。)
参照:
パレスチナ和平はいかにして頓挫したか
アラン・グレシュ(Alain Gresh)
http://www.netlaputa.ne.jp/~kagumi/0109.html#2
----------------------------------------------------------------
2) パレスチナ側とは異なり、イスラエルの代表団はキャンプ・デーヴィッド会談の期間中、一連の「リーク」を組織的に行い、続けて会談内容の唯一の公式バージョンを提供した。こちらの公式バージョンが、そのままイスラエル、次いで西側諸国のメディアに掲載された(See Aluf Benn, << The Selling of a Summit >>, Haaretz, 26 July 2001)。非常に詳細で、寛大な提案という見方よりも事実に近いように思われる文書の形で、パレスチナ側のバージョンが提示されたのは、会談から1年後のことであった(See Akiva Eldar, << What went wrong at Camp David ; the official PLO Version >>, Haaretz, 24 July 2001)。
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(毎度のことながら、イスラエルに不利な情報は読めないんだろうね。)
勿論、山内氏は、今になっても、2001年2月の誤った認識を改めていない。全く、その認識が正しかったと主張している。
http://www.mainichi.co.jp/eye/kaze/200204/07-1.html
http://www.mainichi.co.jp/eye/kaze/200207/21-1.html
(なお、専門家として、当然、シャロンやブッシュ批判も行っているが....)
というわけで、他の専門家より批判を受けている。
例えば,
森戸幸次「パレスチナ紛争の現局面と展望」軍縮問題資料2002年6月号
直接の山内批判では無いが,奈良本英佑・法政大学教授他,多数の専門家が山内教授の見解を否定している.
前の投稿で紹介した、Q・サカマキ パレスチナ「自爆テロの正義」 小学館文庫 もそうだった.
というか、山内氏は元々イスラム史の専門家で、パレスチナ問題の専門家といえるかどうか極めて
疑問だ。(http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/IRS/IntroPage_J/intro68619672_j.html)
それでも,珍しくも、一応専門家といえる人間が、電波和平案(バラク・クリントン案:大部分の入植地は撤去しない。複数に分けられたパレスチナ地区の周囲をイスラエルがコントロールし、数キロの移動のためにもイスラエル軍のチェックを受ける。東エルサレムのアラブ人地区の周辺領域にはパレスチナ人に主権を与えるが,中心領域には,イスラエルの主権の基に「自治権」を与える.アル・アクサ・モスクにはイスラエルの主権の基に「保護権」を与える.案を受け入れたが最後、領土が決定され、変更は不可能。
参照
http://www.gush-shalom.org/media/barak_eng.swf
(広河隆一氏やエドワード・サイードを読み、パレスチナ問題についてある程度の知識がある人間なら、この地図をみれば、アラファトには受け入れ不可能なことが直ぐ分かる。持続可能なパレスチナ国家とはならない。)
南アフリカ問題に詳しい人間なら、
the Bantustan "homelands" of apartheid South Africa
と呼ぶだろう.
参照:
http://www.guardian.co.uk/Archive/Article/0,4273,4411560,00.html
http://www.mainichi.co.jp/eye/kaze/200102/18-1.html
会談の当事者によって本当の会談内容が明らかになったのは2001年の半ば以降だ。
キャンプ・デービッド:失敗の悲劇
Camp David: The Tragedy of Errors
August 9, 2001
Hussein Agha, Robert Malley
http://www.nybooks.com/articles/14380
2001年2月18日という日付を見れば分かるように、山内氏の記事の時点では、バラクの和平案は、バラクの発表とそれをそのまま伝えたマスメディアの報道以外には無く、それをうのみにして、アラファトを非難するとは、専門家としては致命的な不見識と言える。(中東問題の専門家なら、イスラエル国内と米国では、一方的な親イスラエル報道しかされないことを認識しておくべき。)
参照:
パレスチナ和平はいかにして頓挫したか
アラン・グレシュ(Alain Gresh)
http://www.netlaputa.ne.jp/~kagumi/0109.html#2
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2) パレスチナ側とは異なり、イスラエルの代表団はキャンプ・デーヴィッド会談の期間中、一連の「リーク」を組織的に行い、続けて会談内容の唯一の公式バージョンを提供した。こちらの公式バージョンが、そのままイスラエル、次いで西側諸国のメディアに掲載された(See Aluf Benn, << The Selling of a Summit >>, Haaretz, 26 July 2001)。非常に詳細で、寛大な提案という見方よりも事実に近いように思われる文書の形で、パレスチナ側のバージョンが提示されたのは、会談から1年後のことであった(See Akiva Eldar, << What went wrong at Camp David ; the official PLO Version >>, Haaretz, 24 July 2001)。
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(毎度のことながら、イスラエルに不利な情報は読めないんだろうね。)
勿論、山内氏は、今になっても、2001年2月の誤った認識を改めていない。全く、その認識が正しかったと主張している。
http://www.mainichi.co.jp/eye/kaze/200204/07-1.html
http://www.mainichi.co.jp/eye/kaze/200207/21-1.html
(なお、専門家として、当然、シャロンやブッシュ批判も行っているが....)
というわけで、他の専門家より批判を受けている。
例えば,
森戸幸次「パレスチナ紛争の現局面と展望」軍縮問題資料2002年6月号
直接の山内批判では無いが,奈良本英佑・法政大学教授他,多数の専門家が山内教授の見解を否定している.
前の投稿で紹介した、Q・サカマキ パレスチナ「自爆テロの正義」 小学館文庫 もそうだった.
というか、山内氏は元々イスラム史の専門家で、パレスチナ問題の専門家といえるかどうか極めて
疑問だ。(http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/IRS/IntroPage_J/intro68619672_j.html)
それでも,珍しくも、一応専門家といえる人間が、電波和平案(バラク・クリントン案:大部分の入植地は撤去しない。複数に分けられたパレスチナ地区の周囲をイスラエルがコントロールし、数キロの移動のためにもイスラエル軍のチェックを受ける。東エルサレムのアラブ人地区の周辺領域にはパレスチナ人に主権を与えるが,中心領域には,イスラエルの主権の基に「自治権」を与える.アル・アクサ・モスクにはイスラエルの主権の基に「保護権」を与える.案を受け入れたが最後、領土が決定され、変更は不可能。
参照
http://www.gush-shalom.org/media/barak_eng.swf
(広河隆一氏やエドワード・サイードを読み、パレスチナ問題についてある程度の知識がある人間なら、この地図をみれば、アラファトには受け入れ不可能なことが直ぐ分かる。持続可能なパレスチナ国家とはならない。)
南アフリカ問題に詳しい人間なら、
the Bantustan "homelands" of apartheid South Africa
と呼ぶだろう.
参照:
http://www.guardian.co.uk/Archive/Article/0,4273,4411560,00.html
これは メッセージ 4074 (adventureoftheultraworld さん)への返信です.
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