イスラエル/パレスチナ和平

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自爆テロ犠牲者に出稼ぎ外国人

投稿者: aznrsrsnsn 投稿日時: 2002/07/22 23:17 投稿番号: [4072 / 20008]
イスラエル:
自爆テロ犠牲者に出稼ぎ外国人
Mainichi INTERACTIVE
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20020723k0000m030021000c.html


  イスラエルのテルアビブで17日に発生した自爆テロの犠牲者3人のうち1人と、負傷者約40人のうち7人がルーマニアからの出稼ぎ労働者だった。自爆テロは、テロ抑止を理由に締め出されたパレスチナ人労働者の穴を海外からの出稼ぎに頼るユダヤ人国家の姿を改めて浮き彫りにした。   【テルアビブで福島良典】

  自爆テロの舞台となったテルアビブの移民向け盛り場ネベ・シャアナン通り。路上には犠牲者を悼む、ろうそくが置かれ、通行人が足を止める。

  「昨日はあなたに微笑んだけれど、今日はさようならを言わなければいけない」とルーマニア語の追悼文が添えられていた。

  17日夜、ルーマニア人の建築労働者、マノレさん(46)はカフェで仲間とビールを飲んでいた。爆音に「何が起きたか分からなかった」。脚が熱い。爆弾に仕込まれていたクギが食い込んだのだ。逃げる途中で倒れた。首にもクギの直撃を受けていた。

  マノレさんは99年7月、生まれ故郷のルーマニア北部ヤシを後にした。故郷での月給は100ドル以下。暮らしは楽でなかった。イスラエルでは稼ぎの1300ドルから400ドルを母国に残る妻と子ども3人の生活費として毎月、送金している。

  イスラエル在留ルーマニア人6〜7万人のうち、不法労働者は2万〜2万5000人と推計される。イスラエルを目指すのは(1)90年代の中東和平機運に乗り経済が成長した(2)地理的にも近く、約40万人のルーマニア出身ユダヤ人社会がある――からだ。

  レストランの厨房で働くコンスタンティンさん(26)のようにイスラエルに来てから1年という短期滞在者も多い。自治区封鎖でパレスチナ人がイスラエル本土で自由に働けなくなったのに伴い、外国人労働者の比重が増した格好だ。だが、「もうテロに巻き込まれるのはご免」とコンスタンティンさんは退院後、故郷に帰るつもりだ。

  ルーマニア系ユダヤ人のダビドさん(55)は3年前に建築下請け会社を設立、月に1度はルーマニアに出かけて労働者を募集する。従業員の大半は不法労働者だ。「パレスチナ人は追い出され、イスラエル人は肉体労働を嫌う。盗みを働くわけではないのだから外国人を働かせればよい。さもなくばイスラエルは働き手を失い、破産してしまう」と主張する。

  テロを受け、地元報道機関は外国人死傷者の境遇を報じ、同情を集めた。ルーマニア政府は不法労働者の「合法化」を目指し、イスラエル政府と交渉中だ。「テロはパレスチナ人自身のためにもならないのに…」。イスラエルに居残って仕送りを続けるというマノレさんが病院のベッドでつぶやいた。

[毎日新聞7月22日] ( 2002-07-22-18:20 )
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