イスラエル/パレスチナ和平

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国内政治に注目を転じる・・・ 2

投稿者: aznrsrsnsn 投稿日時: 2002/05/23 11:25 投稿番号: [3811 / 20008]
IPS Japanese
http://www.ipsnihongo.org/index1.html
より

国内政治に注目を転じる紛争当事者たち
5月16日
フェリー・ビエダーマン著
【エルサレムIPS】
http://www.ipsnihongo.org/a05/22.html

(続き)

  こうした外部からの要求は、パレスチナ人たちの改革についての議論とは全く異なっている。パレスチナ人たちは主により民主的な統制や独立した司法権、堕落との戦いなどを議論の焦点にしている。パレスチナ自治政府(PA)やアラファト議長周辺の主流派グループに対する批判は、イスラエル軍による攻撃の終了とともに高まっている。この攻撃を通し、PAには勢力下のパレスチナ人を守る能力がないようにみられた。

  アラファト議長はこうした事情を知りながら、15日のパレスチナ評議会(PLC)で「イスラエル政府の行為で、事態は間違った方向へ進んできた」とイスラエルを非難。「イスラエルによる最近の侵攻後、我々はあらゆる面から生活状況を見直す必要に迫られている」と述べた。

  パレスチナ人らの批判の多くは、ラマラでのアラファト議長監禁事件と、ベツレヘムでの聖誕教会ろう城事件の終結をめぐるイスラエルとの取り引きに集中した。ろう城事件でPAは初めてパレスチナ人13人の追放に同意した。アラファト議長は「時には失敗もある」と語り、同胞への裏切り行為だとする非難から側近らを擁護した。

  アラファト議長の演説は、100人以上の議員や職員が集まったガザ地区のPLCビルに同時中継された。ビルの外では、1948年のイスラエル建国で数十万人ものパレスチナ人が土地を追われたことを記念し、大勢のパレスチナ人が行進しながら原理主義過激派ハマスの緑色の旗を振っていた。

  「本当の改革は決して実現しないだろう」。パレスチナ民族評議会(PNC)のアブドラ・ハウラニ氏は、PLCビルでアラファト議長の演説を観てこう語った。「パレスチナ人に代わってイスラエルと和平交渉を行うパレスチナ解放機構(PLO)について、アラファト議長は一度も言及しなかった」と話した。

  ハウラニ氏は「改革の見方には二通りある」と説明する。ひとつはパレスチナ人社会の外部からPAに押しつけられたもので、もうひとつは内部からの要求によるものだ。「この二つは互いに全く矛盾し得る。外部勢力は、パレスチナ側の法的な枠組みを強化することなく、パレスチナ武装勢力に一層強力に対処するよう求めている。これでは私たちは困ってしまう」

  「こうした状況は1990年代後半と同じだ。米国はこの時、イスラエルに対するパレスチナ武装組織の攻撃を防ぐため、これを取り締まるパレスチナ側治安部門の強化を図った」とハウラニ氏。この作戦によって数年間は比較的静かだったが、力ずくの作戦や正当な手続きの欠如はやがて、パレスチナ人の間により大きな憤りを生み出すことになった。

  老練なパレスチナ人交渉者であり、アラファト議長がイスラエルと「オスロ和平合意」に達した後、最も手厳しいアラファト批判者のひとりになったハイダー・アブデル・シャフィ博士もまた、PAの民主的統制の欠如を批判する。ガザ地区にあるパレスチナ赤新月社の事務所で、シャフィ博士は「改革と選挙が国民統合の指導力を生み出すよう願っている」と話した。

  「インティファーダにおける指導力の欠如は、私たちが抵抗運動のマイナス面の制御も、プラス面の助長もできないことを意味している」。シャフィ博士はパレスチナ人が自爆テロを行う動機を理解しているが、国際的な反発を受けている自爆テロは、パレスチナ人にとって大きなマイナス要因になっていると言う。

  アラファト議長は演説で、パレスチナ武装組織などに対し市民への攻撃をやめるよう求めた。シャフィ博士は「これを実行に移す唯一の方法は、PAの場で全ての政治組織に『もし自らがパレスチナ政府の一部であると思うならば、市民への攻撃をやめるという大多数の決定に従うべきだ』と呼びかけることだ」と話した。
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