宗教戦争の側面もあるのでは?
投稿者: sopademariscos 投稿日時: 2001/08/16 04:44 投稿番号: [1530 / 20008]
>パレスチナ問題が宗教の争いではないことをどうして理解していただけないのでしょうか。
本当にそんな風に断言出来るものでしょうか?それって「世俗的民主主義国家」樹立を謳うPLOのプロパガンダに他ならないと思いますが。
パレスチナ人に限らず、ムスリムのアラブ人と話していて、彼等のイスラエルに対する憎悪の根幹には、「ズィンミー=被保護民」国家に対する屈折した思いがある、といつも感じます。つまり、オスマン帝国が倒れるまで、イスラム世界ではユダヤ教徒やキリスト教徒は、結局のところ二級市民でした。支配階級であったムスリムは、自分たちの統治が「啓典の民」たちに対して以下に寛容だったかを強調したがります。しかし、実際に居住地区や職業を制限され、人頭税の貢納を義務付けられていた非ムスリムは、一人前の市民としての義務を要求されないかわりに、権利も享受出来ない二級市民に他ならなかった。
その二級市民のはずのユダヤ教徒たちが、こともあろうにイスラム諸国を幾度となく戦争で打ち負かし、イスラム第三の聖地を占領したまま居座っている。
「格下」の筈の相手にやられてしまった…ユダヤ人国家に対するイスラム教徒の
深い憎悪には、間違いなく、そんな屈折した感情が混じっている、と私は思います。
また、ユダヤ人側にしても、国家宗教党やカハ、イスラエル・バ・アリヤなどが強硬に西岸地区放棄に反対するのは、宗教上の信念があるからではないのでしょうか?
人間の考えには、常に不条理なものがつきまといます。あなたの言う通り、パレスチナ問題は本来、列強の植民地主義などが引き起こしたものかも知れません。それは説明としては合理的だと思います。
しかし、人々はそんな合理的な思考だけで動くものではありません。往々にして、非合理で、不条理な情念に突き動かされてしまうものです。
パレスチナ問題はイスラム教と、ユダヤ教の争いだ、という考えはあなたにとっては実に不条理なものかもしれません。しかし、現実に当事者たちの頭の中で、事態はかなりの程度、そう認識されてしまっています。
である以上、「パレスチナ問題には宗教問題の側面がある、そしてそのウェートは確実に高まりつつある」ということは、現実として認識すべきだと思います。
これは メッセージ 1528 (sasabeh さん)への返信です.
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