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Re: 宗教的信念

投稿者: shibh_jazirat_sina 投稿日時: 2007/08/23 18:43 投稿番号: [14419 / 20008]
下記の記述は分かりにくいと思うのでもう少し分かりやすく書いてみる。

>私が小学生だか、中学生の頃はユダヤ人がダッハウと言う収容所のガス室で大量虐殺されたと言う話を、読んだり、聞いたりしたものですが、本当のところはダッハウと言う収容所では毒ガス室による殺戮は無かったそうです。
>ダッハウ収容所の毒ガス室の話が間違いであった

上記から推測すると、htdwt505氏の言いたいことは「以前はダッハウ強制収容所がガス殺による大規模な殺戮センターであったと言われていたが、現在はこの説は否定されダッハウで大規模なガス殺があったことはない」と言うことだ。つまり、これは昔「ダッハウ強制収容所がガス殺による大規模な殺戮センターであった」という定説があったと言うことであり、現在はその定説が否定されたと言うことである。

そして、ここで私が言いたかったはこの「ダッハウ強制収容所がガス殺による大規模な殺戮センターであった」という定説は世間で流布していたつまらない俗説にすぎず、アカデミー、つまり専門家たちの間では全く、一度も認められたことのない説であるということ、要するに、歴史学上の定説であったことは今まで一度もないと言うことだ。

つまり、俗説に過ぎない「ダッハウ強制収容所がガス殺による大規模な殺戮センターであった」という説は定説としてそもそも存在しない、よって同時に「ダッハウ収容所の毒ガス室の話が間違いであった」という説も成立しないと言っているのである。

ダッハウにおける歴史学上の定説は「ガス殺は行われなかった(ガス殺が行われたとしても少数)、ガス室は未完成に終わっていた」と戦後一貫としている。しかし、世間ではそうではなかったのである。世間と専門家の間で食い違いが見られることはさほど珍しいことではない。

>ダッハウ収容所の毒ガス室の話が間違いであったとされる現在でも600万人の数字は修正されずに生きている様です。

当然だがこれも成立しない。「ダッハウ収容所の毒ガス室の話が間違いであったとされる」という説自体が間違っているのだから。

htdwt505氏は俗説をそのまま書いた本を鵜呑みにしていたと思われる。

ちなみにホロコーストは「アウシュヴィッツ&ガス殺」というイメージが非常に強いが、アウシュヴィッツで殺害された人々は全体の6分の1であり、全ての人々がアウシュヴィッツのガス室で殺されたわけではない。例を上げると、約90万人はワルシャワの北に位置していたトレブリンカ絶滅収容所でガス殺され、約120万人は移動殺戮部隊であるアインザッツグルッペンによって老若男女関係なく根こそぎ射殺された。そして、ポーランドやバルト三国、ウクライナ、ベラルーシのユダヤ人社会は完全に壊滅した。ホロコーストは画一的な現象ではなく、余りにも膨大な現象であり、ある一つの説をとって語ることが決してできない出来事である。
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