ガザ混乱――内紛/抗争なのか?2
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2007/06/14 00:54 投稿番号: [13574 / 20008]
そして、この「ハマス対ファタハ」の「抗争/内紛」という状況に対して、イスラエル政府は、ファタハ・アッバース側を支援する用意がある、という意向が伝えられた(5月16日ハアレツ紙)。これは、「テロとの闘い」への支援であるという。恐るべき倒錯したレトリックだ。
実際、今週のイスラエル軍によるガザ侵攻・攻撃は、主としてハマス関係の施設に対して行なわれ、10数人が殺害されているが(追記:その後数日で、市民も含め犠牲者は30人を越えた)、この意図するところは、カッサム・ロケットへの報復という以上に、アッバース支援ということがあるだろう。占領軍が、従順な一党派による独裁的支配を取り戻すために、従順でない他の党派の人間を集団的に殺害するというのは、植民地武断統治の最たるものだと言っていい。
4、「再占領」しか解決はない?
今週の抗争激化の以前から、もはやガザ地区への本格的侵攻・占領は不可避だ、という議論はあった。つまり、一昨年のイスラエル軍の「ガザ撤退」そのものを撤回して、ガザを占領下に置くことでしか、秩序を回復できない、という主張だ。
だが、これまでも言われてきたように、ガザ地区の内部にイスラエル軍の基地を置かなくなったというだけのことで、イスラエルがガザを手放したことなど一度もなく、とりあえずガザ地区の内部に常駐することをやめ、外側から徹底的に包囲・監視・攻撃をするという支配スタイルに変更をした、というだけにすぎない。相変わらずガザは「巨大な監獄」のままなのである。
そして、現在の混乱した状況に対する唯一の「解決」は、イスラエル軍をガザ内部に戻すことだ、という主張が強くなってきている。これもまた、とてつもなく倒錯したロジックだ。ガザ地区を監獄状態に置き、ファタハ独裁の再来を促すような歪(いびつ)な介入をしているがゆえに、パレスチナの民主的意思が踏みにじられ混乱に陥れられているというのに、これではあたかも、「パレスチナ人には自己統治能力に欠けるから、管理してやらなければならないのだ」と言わんばかりだ。
5、日本のメディアの問題
そして問題は、日本の大手紙が、上記のような倒錯したロジックにそのまま乗って(そこまで言わなくとも、イスラエル的見方に無批判に)報道をしていることだ。まともな分析的記事など見つかりはしない。一般外国人が立ち入り禁止となって久しいガザ地区に、プレスカードをもって堂々と入っていける大手メディアの記者たちは、しかし、現実を目の前にして、目が曇っているか、思考停止に陥ってしまっているように思われる。
(後略)
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煽るだけ煽ってこうなることはすでに十分に予測されていたのだが。
事態はまだどう転ぶか分からないが最悪血みどろの抗争の結果ハマスが勝ち残りその間の殺戮行為により国際社会との接触も完全に断たれ国際社会の目が離れ図にのったイスラエルが弾圧&虐殺をエスカレートさせ、やけっぱちになったパレスチナ側が手製ロケットの射程を伸ばし威力を大量殺戮可能なレベルに引き上げたり(別に大した技術がいる訳でもない、北朝鮮レベルの技術で十分可能、そこまでやってないのはパレスチナ側がまだ抑制しているってことだろう)死兵と化してイスラエル領域に数千人〜数万人規模でなだれ込み無差別なゲリラ戦を展開すれば双方に膨大な犠牲者が出ることになる。
関係者の暴力応酬の制止の努力に期待したいところだが状況は悪化の方向に向かっているようだ。
「ハマス、ガザ全域で攻勢=市民含む17人死亡−パレスチナ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070613-00000235-jij-int
実際、今週のイスラエル軍によるガザ侵攻・攻撃は、主としてハマス関係の施設に対して行なわれ、10数人が殺害されているが(追記:その後数日で、市民も含め犠牲者は30人を越えた)、この意図するところは、カッサム・ロケットへの報復という以上に、アッバース支援ということがあるだろう。占領軍が、従順な一党派による独裁的支配を取り戻すために、従順でない他の党派の人間を集団的に殺害するというのは、植民地武断統治の最たるものだと言っていい。
4、「再占領」しか解決はない?
今週の抗争激化の以前から、もはやガザ地区への本格的侵攻・占領は不可避だ、という議論はあった。つまり、一昨年のイスラエル軍の「ガザ撤退」そのものを撤回して、ガザを占領下に置くことでしか、秩序を回復できない、という主張だ。
だが、これまでも言われてきたように、ガザ地区の内部にイスラエル軍の基地を置かなくなったというだけのことで、イスラエルがガザを手放したことなど一度もなく、とりあえずガザ地区の内部に常駐することをやめ、外側から徹底的に包囲・監視・攻撃をするという支配スタイルに変更をした、というだけにすぎない。相変わらずガザは「巨大な監獄」のままなのである。
そして、現在の混乱した状況に対する唯一の「解決」は、イスラエル軍をガザ内部に戻すことだ、という主張が強くなってきている。これもまた、とてつもなく倒錯したロジックだ。ガザ地区を監獄状態に置き、ファタハ独裁の再来を促すような歪(いびつ)な介入をしているがゆえに、パレスチナの民主的意思が踏みにじられ混乱に陥れられているというのに、これではあたかも、「パレスチナ人には自己統治能力に欠けるから、管理してやらなければならないのだ」と言わんばかりだ。
5、日本のメディアの問題
そして問題は、日本の大手紙が、上記のような倒錯したロジックにそのまま乗って(そこまで言わなくとも、イスラエル的見方に無批判に)報道をしていることだ。まともな分析的記事など見つかりはしない。一般外国人が立ち入り禁止となって久しいガザ地区に、プレスカードをもって堂々と入っていける大手メディアの記者たちは、しかし、現実を目の前にして、目が曇っているか、思考停止に陥ってしまっているように思われる。
(後略)
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煽るだけ煽ってこうなることはすでに十分に予測されていたのだが。
事態はまだどう転ぶか分からないが最悪血みどろの抗争の結果ハマスが勝ち残りその間の殺戮行為により国際社会との接触も完全に断たれ国際社会の目が離れ図にのったイスラエルが弾圧&虐殺をエスカレートさせ、やけっぱちになったパレスチナ側が手製ロケットの射程を伸ばし威力を大量殺戮可能なレベルに引き上げたり(別に大した技術がいる訳でもない、北朝鮮レベルの技術で十分可能、そこまでやってないのはパレスチナ側がまだ抑制しているってことだろう)死兵と化してイスラエル領域に数千人〜数万人規模でなだれ込み無差別なゲリラ戦を展開すれば双方に膨大な犠牲者が出ることになる。
関係者の暴力応酬の制止の努力に期待したいところだが状況は悪化の方向に向かっているようだ。
「ハマス、ガザ全域で攻勢=市民含む17人死亡−パレスチナ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070613-00000235-jij-int
これは メッセージ 13572 (jyonnconner さん)への返信です.
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