イスラエル/パレスチナ和平

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「他民族を占領する民族は自由ではない」③

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/12/25 01:38 投稿番号: [12551 / 20008]
>占領者と戦いながらも、占領者の手の上でのみ生きながらえているのです。

全くその通りです。
だからこそ占領を終わらせるのです。
ヘーゲルは「精神現象学」の中で『主人と奴隷』の論理を展開しています。
主人も奴隷も共に非人間として疎外されているのですが、
この状態を止揚できるのは奴隷だけであると。
主人は奴隷なしには主人たりえないが、
奴隷は主人なしでもやっていけるのだから。
主人は「否定の中で肯定であり、奴隷は否定の中で否定である」
つまり「否定の否定」という主人と奴隷の弁証法です。


>イスラエルの(永続的な)生存権を認めないパレスチナ国家が出来るほうが、
>イスラエルに脅威ですよ。

イスラエル一国の自衛、防衛という観点からすればそうでしょう。
しかし相手が存在するのです。
全く自国一国の都合だけで、他国を操作できる国が
この地球という惑星の上にイスラエル以外に存在するでしょうか。
かつては確かに存在しましたが。
もはやイスラエル一国くらいではないですか。
日本だって、北朝鮮や韓国や中国に対して、
あれこれやってしまいたいことは一杯ありますよ。
しかしやりたくてもできないのです。
国際法があり、国際社会が見ているからです。



しかし、私は現在のパレスチナにかなり落胆しています。
ガザからカッサムを発射しない。
たったこれだけの<停戦>が守れないのですから。
こんな簡単な<テスト問題>にさえ落第なのですから。
もっと大きな<テスト問題>、
つまりもっと大きな<合意>を信頼せよといっても全く説得力がありません。

国際情勢から考えても、アメリカがイラク撤退を決断した現在、
親米のアラブ穏健派を繋ぎとめておく為にも、
アメリカはイスラエルに和平を強要する圧力が高まっているのに、
このチャンスを生かして、
オルメルト首相が、ガザの停戦から、更には西岸での停戦へと拡大すると
言っているのですから、相手の言質通りにそうしてもらおうじゃないかという
強力な政治指導者はいないのかと歯がゆくなります。

・ガザ停戦
・西岸停戦
・西岸からの部分的撤退を公約として掲げたカディマの政策を実行させる
・壁の建つ位置を交渉する
・パレスチナ国家の樹立を達成する

私はパレスチナ国家の樹立までは可能だと思っています。
そこで国力を充実させるのです。

しかしイスラエルも『えげつない』ことをし続けますね。
はっきり言って病んでいますよ。
他民族を占領し続けるエネルギーなど、はっきり言って浪費です。
失うものの方が多すぎます。
占領などさっさと止めた方が、得るものがはるかに多いのに。

別に何百年も遡らなくても、ほんの十年前には、
イスラエルとパレスチナは様々なレベルで交流していました。
単に安価な労働力を提供していただけではなく、
人間的交流もたくさんありました。
経済活動を通した交流、職場での人間的交流、教育・文化的交流。

チェチェンでも同様に僅か十数年前までは、
チェチェン人と旧ソ連各地の民族との交流がありました。
多民族国家旧ソ連では、チェチェン民族に限らず、差別はありましたが、
様々なレベルでの交流がありました。
ロシア人の友人もたくさん存在したのです。

しかし、現在の若いチェチェン人にとって、
ロシア人とは、侵略者であり、占領者以外の何物でもありません。
それ以外には知らないのです。

現在のパレスチナの若い世代も全く同様です。
彼らにとって、ユダヤ人とは、侵略者、占領者として、
日々直接実体験しています。
彼らにとっては、ユダヤ人とは、それ以外に知らないのです。
それ以外の面を知りようがないのです。

埋めねばならない溝を拡大し続けているだけです。
個人なら嫌な隣人に耐えられないのなら、引っ越せばよいのですが、
国家の場合はそうはいきません。

こんなことを続ければ続けるほど、
民族間の溝は拡大再生産されてしまうだけです。

本当にそれでいいのですか?
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