いよいよ韓国消滅へカウントダウン!

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bebson様 -- 爺の剣(11)

投稿者: k_g_y_7_234 投稿日時: 2006/12/02 15:38 投稿番号: [8082 / 73791]
「ほう、今夜も早く来たか」
ふいに背後で声がしました。○僧3です。手に木刀を持っております。
「今夜は、この木刀を使う」
「えっ?」
「爺も木刀で立ち合う。ただし、爺は二刀を使う」
「えっ!?」
私は、何が何だかわけがわからなくなりました。
「防具は着けるのですか?」
「あははは、普段は着けずにやるが、着けた方がよいかな?」

すぐに思い浮かんだのは、木刀ではケガします、危ないということでした。○僧3はそんな私を見透かしたかのように、
「ま、防具は着けるとしよう」
「爺は?」
「爺も着ける」
それでも危ないと思いました。剣道形であれば約束動作ですから、真剣でもできますが、今回は勝敗を決する試合です。いくら防具を着けたからといっても、その衝撃は竹刀の比ではありません。

「日本剣道形をイメージしなさい。君なら寸止めはできるであろう。攻撃部位はどこでもよろしい..」
「えっ?」
○僧3は、時計をみると「あと30分ある。それまでに気持ちを整理しなさい」と、それだけいうと奥へ入って行きました。

剣道形は、竹刀剣道とはまったく違います。打つ動作ではなく斬る動作が主です。半円を描くようにして斬ります。踏み込みも違います。足の使い方も違います。○僧3が手渡してくれた木刀は、特製のものでした。振ると両手にしっくりきて、まるで真剣のようでした。

やがて時間ぴったりに○僧3と爺が道場に入ってきました。私より細身の大小二本の木刀を持っております。爺は、相変わらず私をチラリとみただけで、面を着けはじめました。

「どうしよう..」
ものすごい不安と緊張感が襲ってきます。爺は、すでに仕度を終え、私を待っております。急いで仕度をし、神前とお互いに礼をして、遠間まで歩み寄り、私は正眼に構えました。すると爺は、立ち止まって私に視線を向けると、身体の前にダラリと二本の木刀を下げました。私が学生の頃、偶然に爺の真剣の演武を見たあの立ち姿そのままでした。爺はそのまま動こうとしません。私の方から徐々に間合いを詰めて行きました。そしてハッとしました。間合いがわかりません。剣先を交えていないので一瞬勝手が違ったのです。私は一足飛びに後退し、また間合いを詰めて行きました。爺は微動だにしません。

全神経を集中して一足一刀の間合いと覚しき間合いからさらに詰めると、爺の手首が一瞬ピクリと動きました。
「あっ、下から切り上げられる!」
そう思ったのです。瞬間、私はまた一足飛びに後退しておりました。私は、また間合いを詰めました。一見スキだらけと思ったその構えにはまったくスキがありません。いえ、構えではなく、爺の心にスキが見えないのです。突きに行っても、面に行っても、あの爺の演武の流れるような太刀筋が見えてきて、どうにも打ち込めないのです。

「タイム!」
私は、○僧3にタイムを要求しました。
「どうした?」
○僧3が聞いてきました。

タイムをもらって、心を落ち着けよう、集中しようと思いました。1分だけ許可してくれました。大きく深呼吸しました。

○僧4(直子)
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