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Re: チョンだなっ

投稿者: ahoruda333 投稿日時: 2012/04/30 20:53 投稿番号: [72102 / 73791]
経済的に困窮しているから公立高校しか行けない、塾にもいけない。だからいわゆる偏差値の高い大学にも行けない・・・・このように考えるならば、それは全くの間違いだと思います。大学入試などしょせん既知の問題と少々の応用力を問うだけのものにしか過ぎません。
そもそも人に教えてもらわなければ勉強できないと考えている人間は、大学の授業には全くついていけないはずです(理工系ならば)。大学院でも、社会に出ても誰も教えてはくれませんよ。

いわゆる偏差値の高い高校というのは、周囲の人間も「そういう人間」ですので、平均レベルから落ちこぼれたくない・・・と感じる大多数の学生が勉強してしまうだけであって、要するに本人のやる気さえあれば、どんな高校であっても関係無いと思います。つまり、偏差値の高い高校というのは、授業が素晴らしいとかいうのでは無く、単に勉強している生徒が集まっているだけだと思っています。

大学に入学するまでの学力と、大学卒業時に身につけている能力とは全く違うと思います。特に技術系(理学部、工学部など)では、全く関係ないと私は思ってます。

科学者や技術者として基本的な、そして必須の素養が身に付くのは研究室に入ってからです。私の大学では学部4年から。研究室に入って未知のことに取り組む過程で、科学的な方法論などを修得することこそ、科学者や技術者としての「最初の教育」だと思っています。

それ以前は全て、

      答えの判明している問題に対して正解を答えるクイズ

の点数を競っているに過ぎません。

これらは、世の中には全くとは言わない(学校の先生とかは必要ですから)けど、人類の進歩に貢献するものではありません。
既知の問題に対して、良い点数を取る人はいわゆる「常識的な」人です。たくさんいる中の一人ですね。今までの常識では解決できないことをブレークスルーするのが研究開発ですから、こういう能力だけに止まっている人は官僚ぐらいしかなれないと思います。

では、詰め込み教育は全くの無駄か?
・・・・と言うと、私はそうは思ってません。
独創性とは急に生まれるものでは無いからです。

詰め込み教育とは、広がった白い大きなキャンバスに既知のポイントをたくさんプロットする行為と考えています。それ自体は、クイズ問題と同じで付加価値を生むことはありませんが、そのプロットが増えていくと状況は違ってきます。
プロット間が相互作用をしだし、プロット同士が線で結ばれ、その周囲が守備範囲になってきます。知識が深まったり、応用力やWhyの考え方が身に付くわけです。プロットが多ければ多いほど、プロット間の関連づけや相互作用が容易になってくるわけです。

やがては、プロットの少ない白く広がった領域に、何かのアクション(実験)をして新しいプロットを作りたくなってくるでしょう。好奇心・探求心の誕生です。
ある人は、線が結ばれていなかったプロット同士に相関性や関連性を見いだし、新しい発見や理論を生みだす人もいることでしょう。

科学技術は、世代を越えた終わり無き駅伝競走のようなものです。先祖が作ったプロットやプロット間のラインを知らないよりは、タスキを受け取り、それをかけて走った方が、独創的な発見や発明の近い位置にいることだけは確かだと私は思います。
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