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異常に重い羅老フェアリング

投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/08/29 23:45 投稿番号: [59298 / 73791]
投稿者:拓

羅老号とH-IIA15号機フェアリングの大きさと重量を比較します。

羅老号フェアリング:
大きさ:全長5.4m、直径2m
重量:0.66トン

H-IIA15号機フェアリング:
大きさ:全長12m、直径4m
重量:1.4トン

これからフェアリングの同面積当たりの重量比を概算します(コーン部分の詳細がわかりませんからコーン部分も円筒と見なし計算)

羅老号面積:全長5.4m x 円周6.28m=33.8m2(0.66トン)
H-IIA面積:全長12m x 円周12.56m=150.7m2(1.4トン)

羅老号と比較したH-IIA面積の大きさ:
150.7m2÷33.8m2=4.46倍

H-IIAが羅老号と同じ材質を使用したとしたら:
0.66トン x 4.46倍=2.94トン

H-IIAに比較した羅老号の単位面積当たり重量比:
2.94トン÷1.4トン=2.1

なんと羅老号の単位面積当たりのフェアリング重量は、H-IIAの2倍強の重さになります。これは打ち上げる衛星に制約がかかります。または、同じ重量の衛星を打ち上げるのにH-IIAより大推力のロケットが必要になります。常識的に今のエンジン技術では、より大型のエンジンか同型エンジンが複数必要だということになります。ということは、打上げロケットそのものの重量が増加しますから、これもエンジン推力に影響します。

今回の羅老号のフェアリングで分ったことは、ロシアの素材技術がまだ一世代前だということです。これはロシアのロケットを流用している中国のロケットと北朝鮮のロケットの現状をも説明してくれています。なんともありがたい情報開示ですね^^
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