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無責任首相を相次ぎ生み出した自民党

投稿者: okasaki131 投稿日時: 2008/09/05 17:26 投稿番号: [38681 / 73791]
無責任首相を相次ぎ生み出した自民党は「製造者責任」を問われるべきだ

  9月1日、福田康夫首相は緊急の記者会見を開いて辞任を発表した。これはデジャビュであろうか。あるいは悪い夢を見ているのだろうか?

  首相の辞任は、8月の内閣改造後、ねじれに苦しむ臨時国会への決意を新たにし、給油法案継続への意欲を見せた直後のことであった。会見では、自らの功績を自画自賛することに終始し、野党の小沢一郎民主党代表が国会運営で協力してくれないから辞めるのだ、という理由付けでもって自らの退陣を正当化した。

  結局、首相の口からは国民への謝罪の言葉はなく、空転して政治空白を生み出すことになる議会(国会)へのお詫びの言葉もなかった。また、連帯責任のあるはずの麻生太郎幹事長も謝罪どころか、即日、次期総裁選出馬への意欲を見せて、総裁辞任という党の「不祥事」をうやむやにしたのだ――。

・中曽根元総理も指摘する世襲政治家の胆力の無さ
  これはどこかで見た光景だ。1年前の9月、同じようなことがなかったか。そう、「日付」(1日と12日)と「時刻」(昼夜)、そして首相の「氏名」(安倍晋三と福田康夫)という3点を除けば、状況も登場人物もまったく同じなのである。

  いったい毎年9月に繰り返されるこの茶番を、どう説明したらいいのだろうか。なにより、政権をいとも簡単に投げ出す自民党総裁の軽さ、そして日本の首相の胆力の弱さ、これは一体なんなのであろうか?

〈次の自民党総裁にふさわしい人を考える時、最近の首相辞任の二つの例を、我々先輩の政治家から見ると、2世、3世は図太さがなく、根性が弱い。何となく根っこに不敵なものが欠けている感じがする〉

  これは、きょう(9月3日)の『読売新聞』談論に掲載された中曽根康弘元首相の論評だ。   中曽根氏はかつて自民党総裁の座を争った5人の政治家のひとりでもある。そのライバル関係にあった「三角大福中」の三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の5人には、ある共通点が存在する。誰ひとり世襲政治家は存在せず、それぞれがみな自力で政治の世界に飛び込み、永田町でのし上がり、激しい権力闘争に打ち勝って、首相の座を射止めた「一世政治家」なのである。

  あえて「一世」と書いたのには理由がある。現在、自民党国会議員の半数以上(51%)が世襲政治家だ。つまり自由民主党では「一世」の議員は、世襲の政治家よりも少数派になっているのである。また永田町全体を見渡しても3割を超えている。

  続けざまに首相の座を投げ出した安倍氏も福田氏もそれぞれ三世、二世議員、昨年秋の大連立騒動の際に代表の座を投げ出しそうになった小沢氏もやはり二世議員である。

・昔の政治家には命を投げ出す覚悟があった
  政治家としての胆力、頂点に立った時の耐性は、中曽根氏が指摘するように、果たして二世、三世議員であるかどうかが影響しているのだろうか。

  確かに、中曽根氏の指摘を待つまでもなく、昔の政治家は違った。「三角大福中」はそれぞれ、権謀術数の渦巻く中、仲間を裏切ってまで首相の座を狙い、そして奪い取った。また、政治家になるまでも、獄中暮らしを経るなどして、決して平坦でない人生を歩んでいる。
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