韓日EEZ交渉、妥協点はあるのか
投稿者: deatherto 投稿日時: 2006/06/06 20:45 投稿番号: [7397 / 9207]
韓日EEZ交渉、妥協点はあるのか
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/06/20060606000015.html
韓国政府は5日、独島(日本名竹島)を韓日排他的経済水域(EEZ)の境界の基点と主張することを確定した。1996年の第1次EEZ交渉以来、10年ぶりに新たな立場を定めたものだ。これまでは鬱陵島と隠岐諸島の中間線を提示してきたが、専門家の間では韓国政府の方針の実効性をめぐって論争が起きていた。
◆韓国政府「独島は有人島だ」
韓国政府は国連海洋法条約を積極的に解釈した場合、独島を基点としたEEZの設定が可能だとする立場だ。独島が18万平方メートルの比較的大きな島で、西島(男島)には飲み水として利用できる水がわき出ており、キム・ソンドさん夫妻や独島警備隊員40人余りが居住しているという点を強調している。人間が居住できない尖閣諸島や沖ノ鳥島などとは比較にならないというものだ。このような韓国政府の主張に同意する学者も少なくない。
しかし一部の学者らは、韓国政府の方針は国際法上認められないのではないかとの疑問を投げかけている。霊山大のリュ・ビョンウン教授は「国連海洋法条約121条は民間人の居住または独自の経済活動が困難な岩礁はEEZや大陸棚を設定できないと規定している」と語った。つまり、独島で独自の経済活動ができるか否かという判断の問題が残っているというわけだ。
◆独島を基点とするのは韓国にとって損ではないか?
韓国側が独島を基点とする場合、日本側は南海(東シナ海)にある鳥島をEEZの基点にする可能性が言及されてきた。
しかし韓国政府は鳥島の場合、国際法上の島である独島と違い、岩礁に過ぎないと判断している。鳥島はわずか50平方メートルで、人間の居住は不可能だ。韓国外大の李長熙(イ・チャンヒ)教授は「鳥島はとうてい島とは呼べないものであり、独島と鳥島を比較することはできない」と語った。
だが一部の専門家らは、独島が国際法上、完全な有人島として認められることが困難な状況で「二重基準」を設けることは困難とみている。慶煕大の金燦奎(キム・チャンギュ)名誉教授は「独島を基点とした場合、韓国のEEZは約2万平方キロ拡大するが、中国領の海礁、東南礁がある西海(黄海)、日本領の鳥島、男女群島がある南海に影響が及ぶことを考慮しなければならない」という。韓国側に損となる可能性が大きいという指摘だ。
◆交渉がまとまる可能性はない
韓国側が独島と隠岐諸島の中間線をEEZの境界と提案した場合、日本側は独島と鬱陵島の中間線を提示することが明らかだ。日本は独島を自国領土と主張し、現在もその主張を曲げていない。
国際法や慣例ではEEZの基点となる島の大きさや経済活動人口などを比較して境界線を定めることになっている。隠岐諸島と独島は経済活動人口や面積などで著しい差がある(地図参照)。よって独島をEEZの基点とする韓国側の主張が国際法上認められるかどうかは難しい情勢とみられる。
このため、今月12、13の両日に日本で開かれる韓日EEZ交渉が妥結するかどうかについては懐疑的な見解が根強い。妥結が不可能だとの見通しもある。韓国も日本も独島問題で譲歩することはあり得ないためだ。実際、1996年以後4回にわたって行われたEEZ交渉も独島の領有権問題で壁にぶつかり中断している。
イ・ハウォン記者
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/06/20060606000015.html
韓国政府は5日、独島(日本名竹島)を韓日排他的経済水域(EEZ)の境界の基点と主張することを確定した。1996年の第1次EEZ交渉以来、10年ぶりに新たな立場を定めたものだ。これまでは鬱陵島と隠岐諸島の中間線を提示してきたが、専門家の間では韓国政府の方針の実効性をめぐって論争が起きていた。
◆韓国政府「独島は有人島だ」
韓国政府は国連海洋法条約を積極的に解釈した場合、独島を基点としたEEZの設定が可能だとする立場だ。独島が18万平方メートルの比較的大きな島で、西島(男島)には飲み水として利用できる水がわき出ており、キム・ソンドさん夫妻や独島警備隊員40人余りが居住しているという点を強調している。人間が居住できない尖閣諸島や沖ノ鳥島などとは比較にならないというものだ。このような韓国政府の主張に同意する学者も少なくない。
しかし一部の学者らは、韓国政府の方針は国際法上認められないのではないかとの疑問を投げかけている。霊山大のリュ・ビョンウン教授は「国連海洋法条約121条は民間人の居住または独自の経済活動が困難な岩礁はEEZや大陸棚を設定できないと規定している」と語った。つまり、独島で独自の経済活動ができるか否かという判断の問題が残っているというわけだ。
◆独島を基点とするのは韓国にとって損ではないか?
韓国側が独島を基点とする場合、日本側は南海(東シナ海)にある鳥島をEEZの基点にする可能性が言及されてきた。
しかし韓国政府は鳥島の場合、国際法上の島である独島と違い、岩礁に過ぎないと判断している。鳥島はわずか50平方メートルで、人間の居住は不可能だ。韓国外大の李長熙(イ・チャンヒ)教授は「鳥島はとうてい島とは呼べないものであり、独島と鳥島を比較することはできない」と語った。
だが一部の専門家らは、独島が国際法上、完全な有人島として認められることが困難な状況で「二重基準」を設けることは困難とみている。慶煕大の金燦奎(キム・チャンギュ)名誉教授は「独島を基点とした場合、韓国のEEZは約2万平方キロ拡大するが、中国領の海礁、東南礁がある西海(黄海)、日本領の鳥島、男女群島がある南海に影響が及ぶことを考慮しなければならない」という。韓国側に損となる可能性が大きいという指摘だ。
◆交渉がまとまる可能性はない
韓国側が独島と隠岐諸島の中間線をEEZの境界と提案した場合、日本側は独島と鬱陵島の中間線を提示することが明らかだ。日本は独島を自国領土と主張し、現在もその主張を曲げていない。
国際法や慣例ではEEZの基点となる島の大きさや経済活動人口などを比較して境界線を定めることになっている。隠岐諸島と独島は経済活動人口や面積などで著しい差がある(地図参照)。よって独島をEEZの基点とする韓国側の主張が国際法上認められるかどうかは難しい情勢とみられる。
このため、今月12、13の両日に日本で開かれる韓日EEZ交渉が妥結するかどうかについては懐疑的な見解が根強い。妥結が不可能だとの見通しもある。韓国も日本も独島問題で譲歩することはあり得ないためだ。実際、1996年以後4回にわたって行われたEEZ交渉も独島の領有権問題で壁にぶつかり中断している。
イ・ハウォン記者
朝鮮日報
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