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株主不満 資料3

投稿者: houkifuji 投稿日時: 2003/05/20 21:47 投稿番号: [1693 / 8733]
株主不満噴出
  【ニューヨーク=篠原洋一、チューリヒ=磯山友幸】カリスマ経営者の下で急成長したかつての優良企業が「負の遺産」に苦しんでいる。米AOLタイム・ワーナーとスイスABBが十六日に開いた株主総会では、二、三年前までの栄光から一転して株価低迷が続く現状に株主の不満が噴出した。株高を演出した欧米企業のトップダウン型経営は曲がり角に立っている。
今やお荷物に
  「インターネットで世界をつなぐ革命を成し遂げた」。AOLタイム・ワーナーがバージニア州で開いた株主総会。リチャード・パーソンズ最高経営責任者(CEO)がこの日で会長を退くスティーブ・ケース氏をたたえると、株主たちは拍手で応じた。だが「儀礼」はそこまでだった。
  ケース氏は会長退任後も取締役には残る。取締役再任の株主投票を開いてみると、ほとんどの候補が満票近くで再選を決める中、同氏への賛成票は七八%にとどまった。
  アメリカ・オンライン(AOL)創業から十六年目の二〇〇一年一月にタイム・ワーナーと合併。ネット時代のスター経営者になったケース氏だったが、今や株価は合併直後の高値から七割強も下げたままだ。
  問題はAOL部門の不振。世界最大の会員数を抱え高収益を誇ってきたゆえにブロードバンド(高速大容量)化の波に乗り遅れた。今年のオンライン広告売上高は昨年のほぼ半分の見通し。会計疑惑も浮上する。
  昨年、AOL部門の資産再評価やのれん代の償却などで九百八十七億ドルと空前の赤字を計上。株主資本は激減し、二百七十億ドル強の長期負債が収益を圧迫する。新旧メディアの融合を掲げたが、相乗効果を出せぬまま解体の危機にさらされる。
  「明るい未来に目を向けよう」。総会でケース氏はこう訴えた。だが、同氏が完全に求心力を失った今、お荷物のAOL部門がその未来に含まれない可能性もある。
巨額の退職金
  「なぜアスベスト(石綿)会社なんか買収したのか。正気のさたではない」。ABBがチューリヒで開いた株主総会。株主の質問にユルゲン・ドルマン会長兼CEOは気色ばんだ。「前経営者がやったことで、私に分かるはずがない」
  アスベスト訴訟では千四百億円もの和解金の支払いで合意したが、訴訟への引き当てなどで二〇〇二年は七億八千七百万ドルと二年連続の最終赤字を計上。借入金は今年三月末で八十一億ドルに膨らんだ。事業売却で懸命に資金繰りをつなぐ。
  「欧州最強の経営者」と称され、果敢なグローバル戦略でABBを急成長させたパーシー・バーネビック前会長。辞任後、巨額の退職金をお手盛りで決めていたことが発覚し、株主や従業員の信頼を完全に失った。
  やり場のない株主の怒りが噴き出したのがバーネビック氏の右腕だったセンタマン社長の辞任承認が議題になった時。七百三十七万スイスフラン(約六億円)もの報酬を得ての“円満退職”に株主は反発。ドルマン氏は「私が会長になる以前の契約だ」と苦い表情を見せたが、挙手採決では反対が予想以上に多く、投票用紙による採決にずれ込んだ。

  カリスマ経営の負の遺産に悩むのは両社だけではない。グローバル化や情報技術(IT)化といった市場の変化をいち早く先取りする経営者たちをかつては株式市場も高く評価。株価上昇が合併や買収を通じたさらなる拡張を支えるという好循環を演出した。だが、株価が下落に転じると、急成長の負の側面が一気に表面化。経営者と株主の関係にも不信の溝が広がっている。
【表】欧米のカリスマ経営者の転落の主な例
▼米AOLタイム・ワーナースティーブ・ケース前会長   
○    アメリカ・オンラインの創業者でタイム・ワーナーを実質的に買収、会長に就任。株価低迷の責任を取り5月退任
▼米フォード・モータージャック・ナッサー前社長   
○    積極的な買収で自動車業界の再編を主導し、伝統産業をサービス企業に生まれ変わらせる大胆な改革策で注目。性急な改革で社内にひずみが生まれ業績が低迷、2001年10月更迭
▼米ワールドコム(現MCI)バーナード・エバース前CEO   
○    相次ぐ買収により一代で米2位の長距離通信会社を育てた。会社から不明朗な巨額融資を受けていたことが発覚、2002年4月に更迭
▼スイスABBパーシー・バーネビック前会長   
○    1990年代の優良企業の代名詞。買収による拡大が負債を増大させ、事業部門への権限委譲の行き過ぎで経営が混乱。業績低迷で2002年3月に引責辞任
▼仏ビベンディ・ユニバーサルジャンマリ・メシエ前会長   
○    買収戦略で水道会社から巨大メディア企業に変身。情報・通信バブルの崩壊で巨額の負債抱える。株価急落で経営危機に陥り、2002年7月に引責辞任
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