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これは第三の敗戦だった

投稿者: evanstoneey 投稿日時: 2003/04/12 10:46 投稿番号: [1189 / 8733]
私は今回の米軍の圧倒的な勝利に際して、ある光景を思い浮かべた。

それは、太平洋戦争の終戦時、天皇の「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び・・・」というアナウンスを前にして、悄然と肩を落とし、頭をたれ、あるいは力無く地に這いつくばってすすり泣いている日本人達の姿だった。

あの時の敗戦が最初の対米戦争における敗戦とすれば、バブルの崩壊とその後の不況は第二の敗戦と言えるだろう。

そして今回、地表に蒔いた油に火を放ったかのように、一部異様な高まりを見せた反米世論が、またしてもアメリカの圧倒的な力と、周到な戦略、彼らの歴史に裏打ちされた強固な確信の前に、力無く打ち砕かれた。

これは日本の反米派にとって「第三の敗戦」と言えるのではないかと思う。

この圧倒的な現実を前にすれば、掲示板において飛び交う言論は、あまりにも、あまりにも無力であったように思う。

そして米英は、まさに地上の王者として、アジアの片隅の黄色人種が発する雑音にはさして耳を傾けず、彼らのパワフルでダイナミックな歴史を刻んでいくのだろう。

見えざる神の手は、やはり今後数百年、あるいは数千年にわたって続くアメリカによる新秩序の時代を望んでいるように思われる。

そして、この「時代の流れ」には何人も逆らえないのであろう。

敗北と悲劇は常に、この「時代の流れ」を読み誤り、神の手によって決定された大方針を、あたかも卑小な一個の人間に過ぎない自らの手によって変更しうると思い誤った者にもたらされる。

ともあれ天は、アメリカによるイラクの懲罰と解放という大方針に決済印を押された。

ひとたびその決済印が押されれば、あとはその大方針に従って意志し、行動するだけで、その目的は易々と達せられる。今回のアメリカがそうであったように。

逆に、天によって決定された大方針をも覆すほどの叫びを上げたいのであれば、その叫びは常に「純粋な心」から出たものでなければならないであろう。

しかし今回、反米派の叫びをついに天が省みなかったのは、その叫び自体に純粋さがなく、単に「アメリカ憎し」の心からのみ出たものであることを、天が見極めておられたからではないかと思う。

人はより謙虚になるべきだと思う。

そもそも何故に人がこの宇宙の、この地球に生まれ、それぞれの環境、それぞれの宿命を背負い、この戦争に関して言えば、なぜある者は死に、ある者は傷を負い、そしてある者は全く無傷でいられたのか、そもそも何故に彼らはこの時代に生まれ、しかもアメリカとイラクという宿敵同士の国に生まれたのか。

表面的なモノだけを見て些末な議論に終始するのではなく、この世界の現象をより深く、より広く捉えるべきではないだろうか。

私自身は、新秩序の指導者であり圧倒的な軍事力を持つ者が、アラブやアジア、アフリカ、ヨーロッパの国ではなく、アメリカであったことを率直に感謝したい。

我々は見えざる手によって大枠で既に決定されている「パックス・アメリカーナ」の時代を受け入れるしかないであろう。

イラク問題について言えば、もはや事態は戦後復興をどうするかという問題に移行している。

過ぎてしまったことを色々と言い合ってもどうしようもないのではないか。

まさに覆水盆に返らず、零れてしまった水を嘆くのは愚かではないか。

もはやこの現実をふまえて、イラクの復興と、それに対して日本がいかに関わっていくかを真剣に論じるべき時が来ているはずだ。
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