nita2 さんへ (1)
投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2005/12/02 02:03 投稿番号: [13513 / 17759]
> 具体的にパトスで守らなければならない民主主義制度ってなんですか?
> 私はそれは選挙制度だと言ったのですよ。
> なお、ルソーが一番大事だと思ったものは一般意志じゃないかな?
> そこらへんは、大田黒さんの方が詳しいと思います。
何度も申し上げてますが、民主主義を「選挙と多数決」に限定してしまうと、
セレモニー化した似非民主主義の思うつぼになると考えるのですよ。
「選挙と多数決」だけでは、民主主義のイメージが貧困過ぎるように思う。報
道や言論の自由、集会やデモの自由、情報公開といったものも必要だ。また、
民主主義と暴力とは必ずしも対立する概念ではない。「暴力」と言うと響きが
悪いが、圧政に対する人民の抵抗権なんかも(むやみやたらと振り回すべきも
のではないが)根底において認めていなければ、民主主義ではないと考える。
ルソーは、民主主義を機能させるためには「教育」も重要であると説いていた。
フランス革命では、カトリックと教育をめぐって激しい争いを繰り返している。
民主主義を実体的に担う人間は、自然のままでは生まれてこない。教育が必要
だというのだ。これは正しいと思う。
「一般意志」については、大田黒さんに譲ります。(笑)
> では、選挙制度に基づかずより、公明な政府を築くにはどうしたら良いんで
> すか?
> 結局、light_cavalrymanさんは公明な政府を築けない民主主義の効率の悪さ
> を嘆いているように思えますよ。
先の説明が、十分ではないかもしれないが、一応答えになっていると考える。
効率の悪さを嘆いているようにどうして思えるのか、ちょっと不思議。
> いや、社会主義の思想にケチつけている訳じゃなくて、民主的な手段に拠ら
> なければ、どんな素晴らしい思想でも、民主主義者とは対立するってことで
> す。
「民主主義的な手段」とは暴力的な場合もありますよ。こう言うと社会主義暴
力革命を想起されるかもしれませんが、東欧で民主化が起きたとき、それは合
法的な形をとりましたでしょうか? こちらの方は、「民主主義」だというな
ら、ダブルスタンダードだと思いますけれどね。
なんで、こんなところにこだわっているかというと、日本で暴力革命をすべき
だと言っているわけではなく、イラクなんかのことが念頭にあるわけですよ。
占領者は「民主主義」を名目に自己の正当化をはかり、「民主主義的」なセレ
モニーを行なって、人々を騙すと思うからですよ。
> ルソーの思想だって一般意志を体現する少数のエリートによる大衆の支配っ
> てなことになり、その後のファシズムやプロレタリアートの独裁を正当付け
> ちゃったんじゃないですかね。
確かに、「社会契約論」なんかを読んでいると、「全体主義」の産みの親は、
ルソーなんじゃないかと思うようなところがないでもない。そんな風に読めな
いでもない箇所があった。すぐに思い出せないが…。大田黒氏にちょっと意見
を聞いてみたい気もするけれどね。
> 私はそれは選挙制度だと言ったのですよ。
> なお、ルソーが一番大事だと思ったものは一般意志じゃないかな?
> そこらへんは、大田黒さんの方が詳しいと思います。
何度も申し上げてますが、民主主義を「選挙と多数決」に限定してしまうと、
セレモニー化した似非民主主義の思うつぼになると考えるのですよ。
「選挙と多数決」だけでは、民主主義のイメージが貧困過ぎるように思う。報
道や言論の自由、集会やデモの自由、情報公開といったものも必要だ。また、
民主主義と暴力とは必ずしも対立する概念ではない。「暴力」と言うと響きが
悪いが、圧政に対する人民の抵抗権なんかも(むやみやたらと振り回すべきも
のではないが)根底において認めていなければ、民主主義ではないと考える。
ルソーは、民主主義を機能させるためには「教育」も重要であると説いていた。
フランス革命では、カトリックと教育をめぐって激しい争いを繰り返している。
民主主義を実体的に担う人間は、自然のままでは生まれてこない。教育が必要
だというのだ。これは正しいと思う。
「一般意志」については、大田黒さんに譲ります。(笑)
> では、選挙制度に基づかずより、公明な政府を築くにはどうしたら良いんで
> すか?
> 結局、light_cavalrymanさんは公明な政府を築けない民主主義の効率の悪さ
> を嘆いているように思えますよ。
先の説明が、十分ではないかもしれないが、一応答えになっていると考える。
効率の悪さを嘆いているようにどうして思えるのか、ちょっと不思議。
> いや、社会主義の思想にケチつけている訳じゃなくて、民主的な手段に拠ら
> なければ、どんな素晴らしい思想でも、民主主義者とは対立するってことで
> す。
「民主主義的な手段」とは暴力的な場合もありますよ。こう言うと社会主義暴
力革命を想起されるかもしれませんが、東欧で民主化が起きたとき、それは合
法的な形をとりましたでしょうか? こちらの方は、「民主主義」だというな
ら、ダブルスタンダードだと思いますけれどね。
なんで、こんなところにこだわっているかというと、日本で暴力革命をすべき
だと言っているわけではなく、イラクなんかのことが念頭にあるわけですよ。
占領者は「民主主義」を名目に自己の正当化をはかり、「民主主義的」なセレ
モニーを行なって、人々を騙すと思うからですよ。
> ルソーの思想だって一般意志を体現する少数のエリートによる大衆の支配っ
> てなことになり、その後のファシズムやプロレタリアートの独裁を正当付け
> ちゃったんじゃないですかね。
確かに、「社会契約論」なんかを読んでいると、「全体主義」の産みの親は、
ルソーなんじゃないかと思うようなところがないでもない。そんな風に読めな
いでもない箇所があった。すぐに思い出せないが…。大田黒氏にちょっと意見
を聞いてみたい気もするけれどね。
これは メッセージ 13493 (nita2 さん)への返信です.
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