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通商白書2002

投稿者: T_Ohtaguro 投稿日時: 2005/08/12 16:10 投稿番号: [11260 / 17759]
対外資産の収益率

http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2002/14TsuushohHP/html/14232230.html

  こうした対外投資の果実となるのが所得収支における投資収益である。主要国の対外投資収益率を比較すると、対外証券投資における日本の収益率は高い水準にあるが、対外直接投資においては収益率がそれほど高くない水準にとどまっている(第2-3-19表)。
  一方、最近の研究9によると、日本の対外投資は必ずしも効率的に運用されてこなかった可能性が指摘される。日本の対外純資産を日本国債及び米国債で運用したと仮定し、試算を行った結果が第2-3-20図である。これによれば、現実の対外純資産残高は、対外純資産をすべて米国債で運用した場合及び日本国債で運用した場合の仮想の対外純資産残高を約100兆円下回っている。この理由としては1)為替レート及び資産価格の変動により資本損失が生じたこと、2)対外投資の収益率が国債金利に比べ低いことが考えられるものの、為替差損だけで説明できない資本損失や金利だけで説明できない低収益が少なからず生じている可能性がある。
  将来にわたって安定的な所得収入を得るためには、以上のような対外資産の運用状況についてより精査することが必要であり、世界の諸産業の収益構造の変化や収益率の把握等を通し、対外資産の健全な運用や積極的な投資活動が今後とも求められよう。
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