“平和ボケ”のお部屋

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

明治憲法における天皇の権力

投稿者: unhoo 投稿日時: 2005/07/13 00:14 投稿番号: [11031 / 17759]
わしは台湾人であって、二次大戦前は日本の法律によれば、日本の国籍を持つ者であった。そして日本以外の国の国籍は確かに持っていなかった。それだから明治憲法は一応読んだ。伊藤博文著「憲法義解」によって読んだのだから、伊藤博文の「義解」の部分も読んだ。

それを読んで受けた印象は、憲法本文や伊藤博文の義解は、天皇の尊厳を傷つけないように、非常に巧妙に言いまわしているが、実際は天皇の地位に在る人物には何の権限も与えていないということである。

明治憲法の第一条に「日本国は天皇が統治する」という意味のことが書いてあるけれども、それ以後の各条項を読めば、実際は「日本国は天皇の名において統治される」のであることがわかる。

このトピにおけるlatter-autumn殿のメッセージ11006、11007、11008では、昭和天皇は非常に大きな権力を一身に集めた人物だと主張しているが、昭和天皇が国務大臣を罷免した例があったのだろうか。ないんじゃないかな。総理大臣が国務大臣にしようとして選んだ人物を、不適当として反対した例なら、たしかに一つはある。「東條総理が××大臣として選んだ人物は、不適当と思ったから、その理由をを東條に話したところ、東條は聞き入れて、別の人をえらんだ」と晩年の天皇が語っている。緊急勅令は、天皇の名において発せられるが、次の議会で承認されなければ、政府はその勅令を廃止すべしという条項がついている。また勅令を以て法律を変更するを得ずという条項もある。

2.26で事件を起こした少壮軍人を、天皇が逮捕せよと命じたのは、そのとき総理大臣が襲われて死亡したことになっていて、国の方針を決定する権限のある人物がいなかったからである。このときに天皇が引っ込んでいたら、無責任である。そして彼らを逮捕せよという天皇の命令は、国の法治体制を維持する上からは、正しい命令であった。事件を起こした少壮軍人たちは、すでに殺人犯になったのである。彼らを逮捕して審判しなければ、殺人犯免罪の前例ができてしまう。

少壮軍人の思惑(わしの投稿10876)を見ると、彼らは天皇の地位にあった人物をでくの坊としか思っていない。じつはそれが明治の真義なのである。明治憲法では、国を統治し、神聖にして侵すべからざるものは「天皇の名」であって、天皇の地位にある人物は、でくの坊であるべきなのである。

戦後の日本憲法は、台湾人には関係がないから、わしは読んだことがない。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)