裸の王様
投稿者: nita2 投稿日時: 2005/07/06 20:54 投稿番号: [10951 / 17759]
荒木や真崎には天皇が裸の王様に見えていたんでしょうね。
まさに「勝者王」で、当初はかなりクデターの成功に自信を持っていたんだと思います。
しかし、真崎が青年将校の要望事項を伝えようとするんだけど天皇は全く耳を貸さずに鎮圧を
命じてしまう。
荒木と真崎は天皇を無視して、決起の趣旨は天皇に伝えたとか国体が乱れたているのは本当だ
とか青年将校の至情を認めるとかの陸軍大臣告示を出し、更に皇道派の香椎中将を司令官にして
戒厳令を敷きます。
まあ、ここまでは天皇が言うことを聞かなければ幽閉して秩父宮を担いで・・・と邪推されても
仕方がない流れですよね。
しかし、石原莞爾が強硬に鎮圧を要求し、伏見宮が海軍を動かし陸戦隊を上陸させるに至り、情
勢は一変します。
結局、円満に収めるべく動くしかなくなり、統制派の林と皇道派の荒木の両巨頭が揃って「皇軍
の相撃を避けるべし」と鎮圧にブレーキをかけようとしますが、石原に「部外者は口を出すな」
とピシャリと拒絶されます。
つまり、皇道派、統制派が派閥争いに明け暮れている間にもともと中核だった二葉会や一夕会の
石原なんかの実務メンバーはとっくに愛想を尽かして見限っていた訳で、結局、2.26事件の
頃は荒木や真崎の方が裸の王様だったというのがオチですね。
これは メッセージ 10948 (Ryojin_boku さん)への返信です.
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