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トラウトマンの和平工作 つづき

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/07/08 18:41 投稿番号: [899 / 2250]
12月2日のトラウトマン ・ 蒋介石の話
を受けて、12月7日、ドイツが日本に和平仲介の話を持って来ました。


《 児島襄著   『日中戦争4』   189〜190p

12月7日、駐日ドイツ大使ディルクセンが広田外相に面会して、
外相ノイラートの指示による和平仲介の覚書を提出した。

大使ディルクセンは、すでに参謀本部の意向も承知している。
蒋介石側も交渉希望も明らかであり、戦況も講和に適していると判断されるので、

日本側の   「色良い」   返事を期待した。
だが、   広田外相の口から出たのは、予想に反する言葉であった。



「最近の偉大な軍事的成功により、一か月前に起草された基礎の上で交渉が
行えるかどうか疑問である。 陸海軍の意見も得て検討したのち返答する」

大使ディルクセンは、日本側の見解がいつかわったのか、と、質問した。

「ここ数週間の戦果が情勢を変化させた」

大使ディルクセンは、日本側は拡大した新要求を用意していると感得し、
広田外相に強調した。

「蒋介石と和平するのが、日本にとって最善の解決になる。 蒋介石の失脚、あるいは
過大な要求をして和平を拒否させるのは、かえって日本の不為になりましょう」

貴国ならびに貴大使の好意に深謝する、というのが広田外相の反応だった。》



*   参謀本部はすでに、12月1日に、和平交渉条件の改訂案を作成していたから、
   前のままでというわけにはいかないでしょう。

   即座に返答はできませんから、会議にかける事になります。



戦史叢書   『支那事変   陸軍作戦1』   460p

《 早速、首陸海外四相会議を開き、日本側のとるべき態度について検討した。》


つづく
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