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2月7日 2回目の慰霊祭

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/02/12 18:46 投稿番号: [342 / 2250]
板倉由明著 『本当はこうだった南京事件』 299〜302p

十三年二月七日の上海派遣軍慰霊祭 (十二月の慰霊祭の五十日祭にあたる)。
松井日記は次のように記す。

「嚢 (さき) ノモノハ   戦勝ノ誇ト気分ニテ   寧 (むし) ロ忠霊ニ対シ

悲哀ノ情少カリシモ、今日ハ只々悲哀其 (その) 物ニ   捉 (とら) ハレ

責任感ノ太ク胸中ニ   迫ルヲ覚エタリ。

蓋 (けだ) シ   南京占領後ノ軍ノ諸不始末ト   ソノ後地方自治、政権工作等ノ

進捗 (しんちょく) セサルニ起因スルモノナリ。

仍 (よっ) テ 式後参集諸隊長ヲ集メ   予ノコノ所感ヲ披露シテ

一般ノ戒飭 (かいちょく) ヲ促セリ。」


この訓示は相当のショックを朝香宮司令官を始めとする参列者に与えた。
国際委員会公文書、上村 (利通、上海派遣軍参謀副長・大佐)日記にも記されているが、

飯沼日記によればその内容は

「南京入城ノ時ハ誇ラシキ気持ニテ其翌日ノ慰霊祭又其気分ナリシモ

本日ハ悲シミノ気持ノミナリ。

其レハ此 (この) 五十日間ニ幾多ノ忌 (いま) ハシキ事件ヲ起シ、

戦没将兵ノ樹テタル功ヲ半減スルニ至リタレハナリ。

何ヲ以テ此英霊ニ見 (まみ) へンヤ」

という趣旨であった。


松本重治著 『上海時代・下』 248〜249p
・・・
私は、心に 「松井さん、よくやったなあ」 と叫び、深堀中佐を顧みて、

「日本軍の暴行、残虐は、今、世界に知らされているんだ。何とかして松井大将の
訓戒のニューズを世界に撒きたいのだ。ぜひとも報導部長の同意を得たい」 と頼むと、

深堀中佐は、「松本君、僕は大賛成だ。だが、今すぐ方面軍の参謀から
OKをとってくるから、ちょっと待っていてくれ」 という。

二十分ほどすると、深堀中佐が戻ってきて、「参謀は、あまり賛成しないといっている」
というので、私は、「深堀中佐、このニューズの打電を許可してくれれば、

報導部長として、日本のための最大の貢献になるのですよ。これを許可しない
というほうが報導部長の責任になるのだと考えられないですか」 と詰め寄る。


深掘中佐は、しばし考えていたが、

「松本君、君の考え方が正しい。参謀が何といおうとかまわない。
自分は報導部長の責任において、ニューズの発表、打電を許可する」

「すごい。ありがとう。虐殺、暴行の噂は、少なからず聞いてはいたが、松井大将の
話を聞いてみると、現実に、ずいぶんわるいことをやったらしいではありませんか。

日本軍の名誉回復の一助としたいのです。ぜひこの電報をやりましょうや」
「松本君、やってくれ」。私は、深掘中佐の手をとって、握手をした。


*   結局、松井大将も松本重治氏も善人であるため、
   中国人や外国人の宣伝に感化されてしまうようだ。
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