中国から見た尖閣沖縄の軍事的重要性③
投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/01/21 22:27 投稿番号: [94674 / 95793]
今までの中国潜水艦は、漢級に代表される原子力潜水艦か、ロシアのキロ級に代表される通常動力型潜水艦であった。漢級は水中騒音が激しく、かなりの遠距離からでもその存在が把握できた。潜水艦は、現在の軍事技術では発見されたら万事休すというのが常識である。したがって、漢級はもはや使い物にならない。このため中国は漢級を発展させた原子力潜水艦の建造にやっきになっている。これに対しキロ級はかなり静穏であるから、一旦水中に潜れば、その発見には大掛かりな策敵体制・システムが要求される。
ところがキロ級はジーゼルエンジンであるからバッテリーの充電には大量の空気が必要だ。空気を得るには浮上またはスノーケルによる半浮上が必要となる。要するに潜行距離が短いことと浮上により発見されるリスクが伴うということである。
中国海軍は、北海・東海・南海の3つの艦隊から成っている。日本に最も関係ある艦隊は、北海・東海艦隊である。ここで中国沿岸から伸びる大陸棚にご注目いただきたい。この大陸棚は、沖縄に向って最短直線距離でも400キロ以上あるが、その水深は40〜150mと浅い。このような浅海では、ましてや暗礁がゴロゴロある海では、潜水艦の潜航行動は極端に制限される。おまけにジーゼル潜水艦の潜航距離はおおむね200キロであるから、沖縄海域を突破するには最低1〜2回の浮上が必要となる。
水上艦艇は容易に発見できるから、その撃破は比較的簡単であるが、潜行する潜水艦はかなり困難である。しかし、浮上すれば洋上艦艇と同じく発見が容易となる。ここで中国が注目したのは大陸棚の末端に位置する尖閣諸島である。ここに潜水艦基地を作れば、潜航したまま第一列島線突破が図れると踏んでいたようである。海中洞窟基地を作り、あらかじめ平時に出航すれば攻撃されることはないと踏んでいたようである。魚釣島は小さな島であるから、たとえ海中洞窟基地であっても攻撃されればひとたまりもないが、攻撃される前に出航すれば相手に脅威となる。中国海軍強硬派は、尖閣諸島の重要性をそう描いていたようである。これは、中国共産党の未来世界戦略であるから、海底資源に比較するどころの話ではないのである(苦笑)。
しかし今回、中国は尖閣問題の棚上げ論を復活させた。その真意は? これは、最も影響力のある米国が中国の傲慢さに反発する南シナ海周辺国の支持を得て、中国包囲網の形成に動き出したことが一つ。TPPという中国経済包囲網が二つ目の理由だな。そして、尖閣問題に至っては、それまで潜水艦18隻体制(内訓練艦2隻)を固執してきた日本が最新の潜水艦を含む24隻(内訓練艦2隻)に増強すると発表したのが三つ目。このたった6隻の増強で中国海軍はビビッてしまったようだ。九州南端から沖縄を経て台湾北端に至る第一列島線の防衛には、日本海上自衛隊の潜水艦6隻の増強が中国海軍に衝撃となったことは間違いない。
そして四つ目は、最近中国がAIP潜水艦の建造に成功したということにある。AIP潜水艦は、従来型のジーゼル潜水艦に比べ、大気を必要としない分、潜行距離が飛躍的に伸長されている。これにより、中国海軍は、潜行したまま第一列島線の突破が図れるようになった。ということは、魚釣島に潜水艦基地を設ける必要がなくなったということである。これが、今回の棚上げ論の背景にあると私は考えている。海底資源だけならば、なくなるわけではないから特に急ぐ必要はない、ということだな(苦笑)。
五つ目は?
ところがキロ級はジーゼルエンジンであるからバッテリーの充電には大量の空気が必要だ。空気を得るには浮上またはスノーケルによる半浮上が必要となる。要するに潜行距離が短いことと浮上により発見されるリスクが伴うということである。
中国海軍は、北海・東海・南海の3つの艦隊から成っている。日本に最も関係ある艦隊は、北海・東海艦隊である。ここで中国沿岸から伸びる大陸棚にご注目いただきたい。この大陸棚は、沖縄に向って最短直線距離でも400キロ以上あるが、その水深は40〜150mと浅い。このような浅海では、ましてや暗礁がゴロゴロある海では、潜水艦の潜航行動は極端に制限される。おまけにジーゼル潜水艦の潜航距離はおおむね200キロであるから、沖縄海域を突破するには最低1〜2回の浮上が必要となる。
水上艦艇は容易に発見できるから、その撃破は比較的簡単であるが、潜行する潜水艦はかなり困難である。しかし、浮上すれば洋上艦艇と同じく発見が容易となる。ここで中国が注目したのは大陸棚の末端に位置する尖閣諸島である。ここに潜水艦基地を作れば、潜航したまま第一列島線突破が図れると踏んでいたようである。海中洞窟基地を作り、あらかじめ平時に出航すれば攻撃されることはないと踏んでいたようである。魚釣島は小さな島であるから、たとえ海中洞窟基地であっても攻撃されればひとたまりもないが、攻撃される前に出航すれば相手に脅威となる。中国海軍強硬派は、尖閣諸島の重要性をそう描いていたようである。これは、中国共産党の未来世界戦略であるから、海底資源に比較するどころの話ではないのである(苦笑)。
しかし今回、中国は尖閣問題の棚上げ論を復活させた。その真意は? これは、最も影響力のある米国が中国の傲慢さに反発する南シナ海周辺国の支持を得て、中国包囲網の形成に動き出したことが一つ。TPPという中国経済包囲網が二つ目の理由だな。そして、尖閣問題に至っては、それまで潜水艦18隻体制(内訓練艦2隻)を固執してきた日本が最新の潜水艦を含む24隻(内訓練艦2隻)に増強すると発表したのが三つ目。このたった6隻の増強で中国海軍はビビッてしまったようだ。九州南端から沖縄を経て台湾北端に至る第一列島線の防衛には、日本海上自衛隊の潜水艦6隻の増強が中国海軍に衝撃となったことは間違いない。
そして四つ目は、最近中国がAIP潜水艦の建造に成功したということにある。AIP潜水艦は、従来型のジーゼル潜水艦に比べ、大気を必要としない分、潜行距離が飛躍的に伸長されている。これにより、中国海軍は、潜行したまま第一列島線の突破が図れるようになった。ということは、魚釣島に潜水艦基地を設ける必要がなくなったということである。これが、今回の棚上げ論の背景にあると私は考えている。海底資源だけならば、なくなるわけではないから特に急ぐ必要はない、ということだな(苦笑)。
五つ目は?
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