両全完全の理
投稿者: sawayakanikoniko 投稿日時: 2007/08/25 18:06 投稿番号: [83342 / 95793]
二宮尊徳はいいました、この世の中で法則とするべきものは天地の道と親子の
道と夫婦の道と農業の道の4つです。この道は本当に両方ともが満足するもの
です。すべての事この4つを手本にすれば誤りがありません。
わたしの歌に、
おのが子を恵む心を法(のり)とせば学ばずとても道に至らん
と詠んだのはこの心です。
天は生々の徳を下し、地はこれを受けて発生し、親は子を育てて損得を忘れて
ひたすら成長を楽しみ、子は育てられて父母を慕います。夫婦の関係もまた相
互に楽しんで子孫が続きます。農夫は働いて植物の繁栄を楽しみ、草木はまた
嬉々として繁茂します。みな互いに苦情が無く、悦びの情ばかりです。
さてこの道にのっとる時は、商法は、売って悦び買って悦ぶようにすべきです。
売って悦び買って喜ばないのは道ではありません。買って喜び売って悦ばない
のも道ではありません。貸借の道もまた同じです。借りて喜び貸して喜ぶよう
にするべきです。借りて喜び貸して悦ばないのは道ではありません。貸して悦
び借りて喜ばないのも道ではありません。全ての事が同じです。
さて、わたしの教えはこれを法とします。したがって天地生々の心を心とし、
親子と夫婦との情に基づいて経費を度外において、国民の生活の潤いと土地の
復興とを楽しむのです。そうでなければできないことです。無利息金貸付の道
は、元金の増加を徳とせず、貸付高の増加するのを徳とします。これが「利を
もって利益と考えず、義をもって利益と考える」という意味です。
元金の増加を喜ぶのは利心です。貸付高の増加を喜ぶのは善心です。元金は同
じ100円で増えはしませんが60年繰り返し繰り返し貸しだせば、その貸付
高は12850円になります。そして元金は元の100円のままで増減はなく、
国家人民に莫大な利益をもたらします。まさに太陽が万物を生育して何年でも
1つの太陽のままでいるようなものです。
これは メッセージ 83306 (sawayakanikoniko さん)への返信です.
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